昔話題になったWinnyと言うソフトの話で、その開発者が逮捕される話になっている。ストーリーは実話を元にしていて、カメラワークもドキュメンタリーとかドラマの感じね。
Winnyの開発者と弁護士集団とで話が進んでいく。開発者は基本的につかみどころがないんだけれども、支援者の2ちゃんねらーから寄せられた通帳のメッセージを見て、だんだんと心を開いていく。「ガンガレ」とか通帳に書いてあったわ。好きなことに対する集中力が強いが、社会性は持ち合わせていないと言う典型的なマニアック気質。
今回の問題は、著作権違反幇助という「幇助」の概念。申告罪なのに、原告が警察になっていると言うのも変な話。この話と並行して警察の領収書を何か偽造?してるみたいな不正の実態もが横行してて、それに対する告発も行われている。そんな中でWinnyで本件の情報流出が行われる。警察にとって都合悪いからWinnyが目の敵にされてたのね。
Winnyの開発意図や、危険なのはウイルスであってWinnyではないと主張展開してきたものの結局裁判では有罪で罰金1,500,000円を言い渡されてしまう。開発者は最終まで戦って無罪を勝ち取ったものの、その約半年後に亡くなってしまうと言う壮絶な人生を遂げるのよね。ちなみに、最終で無罪になると罰金が戻ってくるようだ。
ソフトウェア開発と言う観点で見ると、ものすごく大事な裁判だったんだなということがわかって、ドキュメンタリーとしてものすごく価値がある。ソフトウェアを作るだけで捕まることがなくなった社会を作ったわけね。
しかし、娯楽作品として見たときには、やはりまぁドラマですなと言う感じであって、何かメリハリをつけようとかではなくストーリーを追いかけていく。それが2時間きれいに収まっていると言う印象。ストーリーは見て良かったと思えるが、普通の映画かなあ。ごきげんよう〜
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