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公益財団法人日本国際フォーラム

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今日、中国とロシアの「勢力圏」競争において、その影響を大きく受ける地域として、中央アジア、コーカサス、大洋州地域を挙げることができよう。これら地域は、中露と「心冷経湧」(心は冷え込んでも経済は湧く)ともいうべき関係が続いている。本来、この「勢力圏」については、歴史的な支配地域を基礎とし、国家や国際法あるいは現下の国際関係などが複雑に絡み合って成り立つものであり、その時代に応じて、適正に考察されるとともに、自国の外交政策に活かされるべき概念でなければならない。
 
 そこで、本研究会では、単にこれら地域動向を把握するというだけでなく、その過程において、中露接近がもたらす(潜在的なものを含め)リスクとオポチュニティの両面(主に政治、経済、軍事、文化等)を再評価する。そして、これら現状を踏まえた上で、日本の強み・弱みを把握しつつ、日本の強靭な総合力確保に向けた課題と展望を模索する。以上の目的を達成するべく、本研究会は、以下のメンバーを中心に、調査・研究活動を実施している。
 
 また、本研究会の運営においては、必要に応じて、当法人内部に設置されている「アフリカ政策パネル」も協働する。

メンバー構成

主  査

廣瀬 陽子
慶應義塾大学教授/日本国際フォーラム上席研究員

メンバー

宇山 智彦
北海道大学教授

遠藤 貢
東京大学教授

畝川 憲之
近畿大学教授

ダヴィド ゴギナシュヴィリ
慶応義塾大学SFC研究所上席所員

高畑 洋平
日本国際フォーラム常務理事・上席研究員

三船 恵美
駒澤大学教授/日本国際フォーラム上席研究員

(五十音順)

コメンタリー

【2025年度】

2025年11月18日

「存立危機事態」発言をめぐる中国の輿論戦・心理戦と日中関係

三船 恵美

駒澤大学法学部教授/日本国際フォーラム上席研究

2025年11月6日

日中首脳会談とFTAAPを射程に入れた中国のアジア太平洋戦略

三船 恵美

駒澤大学法学部教授/日本国際フォーラム上席研究員

2025年10月24日

令和からみた『新・戦争論』再考:多極時代における日本の外交・安全保障の羅針盤

  • コメンタリー

    コメンタリー

高畑 洋平

日本国際フォーラム上席研究員・常務理事/慶応義塾大学SFC研究所上席所員

【2024年度】

2025年3月27日

第2列島線上のパプアニューギニアをめぐる米豪・中国の勢力圏競争と日本外交

―PNGをOSAに新たに加えた日本外交の射程―

  • コメンタリー

    コメンタリー

三船 恵美

駒澤大学法学部教授/日本国際フォーラム上席研究員

2024年11月4日

アフリカとの「新時代における全天候型運命共同体」の構築を目指す中国 ―中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)2024北京サミットからの考察―

  • コメンタリー

    コメンタリー

三船 恵美

駒澤大学教授/日本国際フォーラム上席研究員

2024年7月9日

北東アジアの情勢変化と日中関係

  • コメンタリー

    コメンタリー

三船 恵美

駒澤大学教授/日本国際フォーラム上席研究員

2024年6月10日

変貌する北東アジアと次なる日中関係の構築に向けて

  • コメンタリー

    コメンタリー

高畑 洋平

日本国際フォーラム常務理事・上席研究員

2024年5月9日

中国・カンボジアの「ダイヤモンド・ヘキサゴン」協力枠組みと日本

  • コメンタリー

    コメンタリー

三船 恵美

駒澤大学法学部教授/日本国際フォーラム上席研究員

2024年4月17日

「複眼的視点」から見る国際政治: 中央アジア、コーカサス、大洋州及びグローバルサウスと日本

  • コメンタリー

    コメンタリー

高畑 洋平

日本国際フォーラム常務理事・上席研究員

【2023年度】

2024年3月26日

「青い太平洋」と米中対立

  • コメンタリー

    コメンタリー

小柏 葉子

広島大学教授

2024年3月17日

狭間の国家の光と影

  • コメンタリー

    コメンタリー

廣瀬 陽子

慶応義塾大学教授/日本国際フォーラム上席研究員

2024年2月14日

勢力圏競争における大洋州島嶼国の含意と中国リスク

―パラオ、キリバス、ソロモンについての考察―

  • コメンタリー

    コメンタリー

三船 恵美

JFIR上席研究員/駒澤大学法学部教授

2023年12月20日

弱まる覇権と分極化するアフリカ

  • コメンタリー

    コメンタリー

遠藤 貢

東京大学教授

2023年11月17日

オセアニアにおける地域秩序の変容と太平洋島嶼諸国の「内在論理」

  • コメンタリー

    コメンタリー

小柏 葉子

広島大学教授

2023年11月16日

太平洋島嶼地域にみるChina Opportunity

  • コメンタリー

    コメンタリー

畝川 憲之

近畿大学教授

2023年10月1日

ナゴルノ・カラバフにおける新展開(報告後の動き)

  • コメンタリー

    コメンタリー

廣瀬 陽子

慶応義塾大学教授・日本国際フォーラム上席研究員

活動日誌

【2025年度】

対談:廣瀬陽子主査と林芳正官房長官

2025年10月10日

対談:廣瀬陽子主査と林芳正官房長官

本研究会の廣瀬陽子主査と林芳正官房長官が、「狭間国家」について対談を行った。

第2回定例研究会合

2025年7月29日

第2回定例研究会合

当日は外部講師として、斎藤正道中東調査会主任研究員より「イラン・イスラエル戦争後のイラン外交」についての研究報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

第1回定例研究会合(提言起草委員会会合)

2025年4月17日

第1回定例研究会合(提言起草委員会会合)

当日は、本研究会の最終成果となる「政策提言」をどのように作成していくかなどについて、メンバー間で自由討論がなされた。

廣瀬陽子主査、アゼルバイジャンへ海外出張

2025年4月7日〜4月10日

廣瀬陽子主査、アゼルバイジャンへ海外出張

本出張の目的は、アゼルバイジャンのADA大学の国際政策フォーラム「The 7th ADA University Policy Forum “Facing the New World Order”」に参加するとともに、イルハム・アリエフ大統領を囲むハイレベル・ミーティング等を行うことであった。なお、同ミーティングについては、アゼルバイジャン大統領府のウェブサイトにおいて、全てのやり取りが掲載されている。

【2024年度】

公開シンポジウム「中央アジア+日本」対話・第13回東京対話

2025年3月14日

公開シンポジウム「中央アジア+日本」対話・第13回東京対話

さる2025年3月14日、本研究会の宇山智彦メンバーが、「中央アジア+日本」対話・第13回東京対話「中央アジア地域の地政学上の展望」にモデレーターとして参加した。当日は、本研究会から、高畑洋平メンバー、三船恵美メンバーおよびダヴィド・ゴギナシュヴィリメンバーなどが参加し、アイダル・クルマシェフ・カザフスタン大統領府付属戦略研究所国際研究課長、エディル・オスモンベトフ・キルギス外務省付属外交アカデミー国際関係分析センター長など中央アジア側5名を含む、総勢200名を超える参加者との間で活発な議論を交わした。

第7回定例研究会合

2025年2月21日

第7回定例研究会合

当日は外部報告者として、石塚恵外務省欧州局中央アジア・コーカサス室長より「中央アジア・コーカサスと日本外交」についての研究報告が行われた後、出席者との間で自由討論がなされた。

第6回定例研究会合

2024年12月26日

第6回定例研究会合

当日は外部報告者として、黒崎岳大・東海大学准教授より「太平洋諸島をめぐる国際秩序の変化と日本の役割」についての研究報告が行われた後、コメンテーターとしてサイモン・ピーター・バハウ城西国際大学国際教育センター所長がリードコメントを行い、最後に出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

第5回定例研究会合 | 北アフリカ諸国の政治情勢

2024年9月10日

第5回定例研究会合

北アフリカ諸国の政治情勢

当日は外部講師として、小林周日本エネルギー経済研究所主任研究員より「北アフリカ諸国の政治情勢」についての研究報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。
 また、本研究会合では、いわゆる、「グローバル・サウス」と呼ばれる国々のうち、その存在感を高めているアフリカ諸国の動向をより深く探るべく、当法人内部に設置されている、日本版アフリカセンターである「アフリカ政策パネル」との合同で開催した。

  • メモ

    メモ

第4回定例研究会合

2024年8月7日

第4回定例研究会合

当日は外部講師として、村上勇介京都大学教授より「ラテンアメリカにおける米中露の覇権争い」についての研究報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

第3回定例研究会合

2024年7月31日

第3回定例研究会合

当日は外部講師として、亀山康子東京大学大学院教授より「気候変動の現状と安全保障上の課題」についての研究報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

国際シンポジウム「変容する太平洋島嶼地域秩序 ―豪州、中国、およびインドの戦略から読み解く―」

2024年7月11日

国際シンポジウム「変容する太平洋島嶼地域秩序 ―豪州、中国、およびインドの戦略から読み解く―」

当日は、本研究会の三船恵美メンバー、畝川憲之メンバー、当フォーラム上席研究員のトーマス・ウィルキンズ氏、同客員研究員のプリメシャ・サハ氏より報告がなされた後、登壇者間のパネルディスカッション、出席者との質疑応答が行われた。

  • メモ

    メモ

日中対話「変貌する北東アジア国際秩序:今後の日中両国の役割」

2024年6月4日

日中対話「変貌する北東アジア国際秩序:今後の日中両国の役割」

本研究会メンバーの高畑洋平JFIR上席研究員(写真右端)は、上海国際問題研究院および早稲田大学現代中国研究所等との共催で実施された、日中対話「変貌する北東アジア国際秩序:今後の日中両国の役割」に日本側パネリストとして登壇した。当日は、李開盛・上海国際問題研究院副院長、青山瑠妙早稲田大学教授、高畑メンバー等が報告を行い、その後出席者との間で質疑応答、意見交換がなされた。

  • 報道ぶり

    報道ぶり

  • メモ

    メモ

第2回定例研究会合

2024年5月30日

第2回定例研究会合

当日は外部講師として、関根久雄筑波大学教授より「太平洋島嶼における地域主義の多層性と戦略的依存」についての研究報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

高畑洋平メンバー、佐渡へ出張

2024年5月21日

高畑洋平メンバー、佐渡へ出張

高畑メンバーは、 世界文化遺産登録を目指す「佐渡島の金山」で国内外の注目を集めている同島を訪れ、石田友紀・佐渡市市役所地域振興部部長らと意見交換を行った。当日は、佐渡市が推進する「多文化共生の島づくり」や「地域循環共生圏」をはじめ、世界遺産に関連した東アジア諸国間の対立などにおける課題や展望などについて縦横に議論を交わした。

第1回定例研究会合

2024年5月16日

第1回定例研究会合

当日は外部講師として、国際政治学者の堀本武功氏より「台頭するインドとその展望」についての研究報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

廣瀬陽子主査、アゼルバイジャンへ海外出張

2024年4月22日~26日

廣瀬陽子主査、アゼルバイジャンへ海外出張

本出張の目的は、アゼルバイジャンのADA大学の国際政策フォーラム「The 6th ADA University Policy Forum “Green Vision for Azerbaijan and Beyond”」に参加するとともに、イルハム・アリエフ大統領を囲むハイレベル・ミーティング等を行うことであった。なお、同ミーティングについては、アゼルバイジャン大統領府のウェブサイト(https://president.az/en/articles/view/65580)において、全てのやり取りが掲載されている。

【2023年度】

第7回定例研究会合

2024年3月26日

第7回定例研究会合

高畑洋平メンバーの司会のもと、本研究会における初年度成果と2年度目の研究計画等についてメンバー間で議論を行った。

  • メモ

    メモ

「中露の勢力圏構想の現状と揺らぐ国際秩序:『中央アジア・コーカサス・大洋州・グローバルサウス』から考える」 | 公開シンポジウム

2024年2月21日

「中露の勢力圏構想の現状と揺らぐ国際秩序:『中央アジア・コーカサス・大洋州・グローバルサウス』から考える」

公開シンポジウム

本研究会主査および各メンバーより、表題のテーマについて報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

第6回定例研究会合

2023年12月20日

第6回定例研究会合

遠藤貢メンバーより、「弱まる覇権と分極化するアフリカ」についての研究報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

デニス・ベルダコフ・キルギス大統領府付属国立戦略研究所(NISS)顧問による高畑洋平常務理事への表敬訪問

2023年12月5日

デニス・ベルダコフ・キルギス大統領府付属国立戦略研究所(NISS)顧問による高畑洋平常務理事への表敬訪問

さる12月5日、高畑常務理事は デニス・ベルダコフ・キルギス大統領府付属国立戦略研究所顧問による表敬訪問を受けました。会談では、日本とキルギスのシンクタンク交流の拡大をはじめ、日本の中央アジアを含めたユーラシア外交の現状や課題等について意見交換を行うとともに、今後も双方の交流を進めていくことを確認した。

国際ワークショップ

2023年11月20日

国際ワークショップ

本研究会は中央アジアのジョージアに拠点を置くシンクタンクである、ロンデリ基金(Rondeli Foundation)との共催で国際ワークショップを実施した。「Free and Open Indo-Pacific. Japanese views on the security and peace in the region」をテーマに、廣瀬陽子主査や宇山智彦メンバーが報告などを行い、その後出席者との間で質疑応答、意見交換がなされた。

  • メモ(英語版)

    メモ(英語版)

第5回定例研究会合(出張報告)

2023年11月8日

第5回定例研究会合(出張報告)

宇山智彦メンバーより、「アゼルバイジャン・ジョージア・アルメニアの出張を終えて」についての出張報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

第4回定例研究会合

2023年11月8日

第4回定例研究会合

小柏葉子メンバーより、「オセアニアにおける地域秩序の変容と太平洋島嶼諸国の『内在論理』」についての研究報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

第3回定例研究会合

2023年11月3日

第3回定例研究会合

畝川憲之メンバーより、「太平洋島嶼地域の地政学的変容:中国のプレゼンス拡大とその影響」についての研究報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

第2回定例研究会合

2023年9月1日

第2回定例研究会合

廣瀬陽子主査より、「アゼルバイジャンをめぐる最近の動き:狭間の政治学の変化の中で」についての研究報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

  • メモ

    メモ

第1回定例研究会合

2023年6月29日

第1回定例研究会合

廣瀬陽子主査より、研究会立ち上げにむけての挨拶と報告がなされ、次いで高畑洋平上席研究員より研究会の概要説明などが行われ、最後に出席者との間で意見交換がなされた。

    研究会
    シリーズ・セミナー
    パネル
    プログラム

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