暑熱下での競技においては、近年熱中症による事故が多く発生しており、対策が必要です。
大会や試合を開催しようとする場合はWGBTの数値によってスケジュールを設定することが重要で、必要に応じて早朝や夜間に試合を行う、ピッチ数を増やす、大会期間を長くするなどの対策を講じてください。
記録的な猛暑が続く中、熱中症による健康被害が数多く報告されております。山形県では、部活動からの帰宅途中に女子中学生が倒れて死亡するという痛ましい事故がありました。埼玉県のシニアサッカー(O-40)では公式戦後に40代の選手が倒れ、亡くなる事故が報告されています。
サッカーファミリー一人一人の安全確保のために、予防の啓発・注意喚起を周知徹底し、厳重な熱中症対策を講じることで万全を期したいと考えております。
今一度、「熱中症対策ガイドライン」をお読みいただきき、大会・リーグ戦等の試合時のみならず、日常のトレーニング等における対策・予防いただきたくお願いします。周知にあたっては、本ページにある各種情報をご活用ください。
「熱中症対策の徹底について周知依頼 2023年8月4日」はこちらをご覧ください。


熱中症は命の危険も伴います。初期症状を見逃さず、適切な対応をとりましょう。意識がない、意識がはっきりしない場合は早急に救急車を呼びます。現場での応急処置が症状の悪化を防ぎます。

スポーツ現場に医療関係者がいて直腸温を測定できる場合は、必ず直腸を測定して、その後の熱中症のケアを行います。
運動時は、直腸温以外の体温(例:わきの下、額、口腔など)は不正確であるため、スポーツ現場では直腸温測定が推奨されています。
重症の熱中症(直腸温40℃以上)を早期に発見して効果的に冷却するためにも、できれば全てのスポーツ関係者が直腸温を現場で正しく測定できることが強く推奨されています。
「新しい生活様式」では、症状が無くてもマスク着用が基本的な感染対策の一つとなります。しかしながら、気温が上昇する季節では、熱中症にも十分気を付けなければなりません。

