ページの先頭です
2024年(令和6年)10月22日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年4月より米田あゆ宇宙飛行士候補者、2023年7月より諏訪理宇宙飛行士候補者に、宇宙飛行士候補者基礎訓練を実施してきました。今般、2名の宇宙飛行士候補者は、国際宇宙ステーション(ISS)での活動をはじめ、月周回有人拠点「ゲートウェイ」や月面活動などの様々なミッションへ向けた全ての基礎訓練項目を修了し、審査委員会の審査を受け、2024年10月21日付けで宇宙飛行士として認定されました。
今後は、NASAジョンソン宇宙センターを拠点とし、宇宙飛行士としての知識・技能の向上をすべく、日本を含む各国で行われる訓練に参加します。
(参考)●基礎訓練とは、宇宙飛行士として必要となる基本的な知識や技量の修得を目的とし、候補者の所属国が実施するものである。基礎訓練は、ISS参加各国(日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ諸国、ロシア)の宇宙機関が合意した訓練要求にもとづいて実施される。●基礎訓練は大別して以下の4つの分野で構成される。
(1)宇宙飛行士として必要な工学や宇宙機の概要等に関する知識(イントロダクション)を修得する訓練(2)軌道上で実施する種々の宇宙実験に必要なサイエンス関連の知識を修得する訓練(3)ISS/「きぼう」日本実験棟のシステムの概要を修得する訓練(4)宇宙飛行士に必要なスキル(一般サバイバル技術、飛行機操縦、泳力、語学、体力等)の習得・維持向上を目的とした基礎能力訓練
1. 認定された宇宙飛行士
米田 あゆ (よねだ あゆ)
諏訪 理 (すわ まこと)
2. 宇宙飛行士略歴
<別添1>参照
3. 宇宙飛行士認定に係る宇宙飛行士グループ長からのメッセージ
<別添2>参照
<別添1>
宇宙飛行士略歴
経 歴:
経 歴:
<別添2>
宇宙飛行士認定に係る宇宙飛行士グループ長からのメッセージ
諏訪さん・米田さん、宇宙飛行士としての認定おめでとうございます!基礎訓練でのおふたりの努力を間近で見てきたので、本当に嬉しく思います。宇宙飛行士としてのキャリアは、ここからスタートです。身に着けた知識や技能をさらに磨き、さまざまな地上業務を経験したり新しい訓練を重ねたりすることで、自分だけの強みや個性を伸ばしてくださることを期待しています。一緒に新しい時代の有人宇宙開発を切り拓いていきましょう。
有人宇宙技術部門宇宙飛行士運用技術ユニット宇宙飛行士グループ長宇宙飛行士金井 宣茂