2015年まで8年間Google日本法人に在籍し、Google在籍のうち5年間、アドセンス部門を担当した石田健介氏による、『元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense』が先日発売されました。その書評です。
『元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense』が先日発売されました。
元Google社員、しかもGoogle AdSense担当と聞けば、胸おどる方も多いと思います。しかし、サーチクオリティチームとアドセンスチームは、完全な別動隊であり、検索のアルゴリズムを担当するのは、あくまでサーチクオリティチーム。さらに、アルゴリズムの方針や秘密を握るのはあくまで米Googleであり、情報に限界があると考えていたからです。
しかし、結論から言えば、決して悪い書籍ではありませんでした。
以上が全60項目のうち、30項目(106ページ分)を読んだ感想です。すべてに触れると著作権も気になりますので、30項目分の書評としました。全体として、Google AdSenseに関する記述は、分かりやすく順序だてられており、具体例が適切なため、ある程度詳しい方でも参考になるでしょう。一方、PVを獲得するためのSEO論は、やや著者のスタイルに寄っていますので、やや普遍性に欠くと言えると思います。
『元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense』のもくじです。
このように、プロの技01から60まで、60項目に分かれています。Chapter1としてあげられる9項目は、上記のように完全に初心者向けです。
しかし、09にある、Google AdSenseチームと直接メールのやりとりができたり、専属担当者がついたりする条件のように、中級者にとって、どこかで読んだことがあるが詳細を忘れているようなことも再確認できます。また、初心者にとって注目は、08のGoogle AdSenseの審査基準です。多くのサイトが言及していますが、文字数や記事数の目安は、多くのサイトの見解とはかなり異なるものです。また、ほかの広告が掲載してあっても良いとのことです。今頃、訂正に追われているのではないでしょうか?
※もくじは、Amazon、楽天ブックスが掲載しています。なお、福岡在住の方は、下のリンクを使用せず、ALSAのAmazonリンクから申し込むと、著者によるセミナーの参加が可能です(先着順)。
全く期待していなかった『元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense』ですが、読み始めるとまず、Googleが掲げる10の真実が説明されていました。有名な、Do the Right Thing 悪事を働かなくてもお金は稼げるです。私が大好きな言葉です。私は、Googleのこの社是を全面的に支持しプロフィールにも盛り込んでいます。
それはさておき、まず大原則から入るノウハウ本は信用できます。世間受けするのは、意外で新しいテクニック集や、これだけでOK、オールインワンパック的な内容です。しかし、本当に成功したいなら、地味であっても、大原則から段階を踏んで説明し、無駄がない体系を読むべきです。学校の教科書がそれに当たります。
Chapter1 AdSenseの基本を押さえるの9項目の主な感想は、以下の通りです。
Chapter2 稼げるノウハウの30項目の主な感想は、以下の通りです。
このほか、Chapter3、4では、さらにGoogle AdSenseの裏側に触れられています。未読ですが、ざっと目次を見た限り、中級者に役立ちそうなネタが、多く含まれています。
構成は良いです。
※上級者の方でも、Googleのランクブレインの知識と、河井大志氏の担当と思われるプロの技24の記述内容をかけ合わせると、あっと驚いたりするかも。冒頭は初心者向けですが、結構深さもあります。
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以上、『元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense』書評でした。お粗末さまです。
筆者も、ブログ運営の教科書づくりに着手しました。ブログ運営は、最小限の原理原則をつかめば、要らない知識に翻弄されずに伸ばせます。
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