たこ焼き1個80円→90円で「売り上げ9割減」苦境も... 信念曲げず「変わらぬ味」守る店、激安のイメージには反論
2025.04.04 17:00
「『変わらぬ価格』より『変わらぬ味』を選びます」──。
大阪・東淀川のたこ焼き店「たこ焼たこば」がXで2025年4月1日、物価高騰により商品を値上げしたところ客足が一気に遠のいたとしながら、店の「信念」を訴えている。詳しい状況を取材した。
値上げ初日に「買って下さったのは3人だけ」
同店は材料費や光熱費の高騰で4月1日から商品価格を変更するとし、「今まで通り、味は落とさず価格を値上げさせていただきます」などと予告していた。
そして値上げ初日の閉店後、「正直にお伝えします ほとんどのお客様に買っていただけませんでした」と告白。一方で下記のように考えを伝えた。
「ウチは創業以来、材料も味も一切変えておりません 仕入れ値が上がる度、売値も上げさせていただきました 『変わらぬ価格』より『変わらぬ味』を選びます それが信念であり、お客様との約束です」
続く投稿では「大阪のたこ焼き界だけに残る悪しき文化 "安い店が正義" 『駅前の方が安いで!』何回も言われました。正直悔しかった」とエピソードを明かし、「でも自分の信念は絶対に曲げません。 "変わらぬ味を子に孫に" 昔好きだった店に久しぶりに行ったら不味くなってる方が嫌だから」と重ねて訴えた。
一連の投稿はXで注目され、理解を示す声も広がっている。
たこ焼たこば代表は4日、J-CASTニュースの取材に、価格はたこ焼き1個80円(税込)から90円を変えたと答えた。値上げ初日の売り上げについて尋ねると、「何割減ったどころか、買って下さったのは3人だけでした。何割減か?と聞かれたら9割減ですね」と説明した。
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