スマートフォンで誰もが大量のデータを生み出す時代、その管理に頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。クラウドストレージも便利ですが、月額料金やプライバシーの懸念はつきまといます。そんな中、家庭内に設置するNAS(Network Attached Storage)が再び注目を集めています。
今回紹介するのは、中国深圳発のスタートアップであるZettlabの「Zettlab AI NAS」。その名の通りAI機能を統合した次世代のNASで、「CES 2026 Innovation Awards」や「Red Dot Winner 2025」を受賞しました。今回は4ベイモデル「D4」をテストします。
NASというと、セットアップが難解で専門知識が必要というイメージを持つ人も少なくありません。しかし、Zettlab AI NASは導入がかなり簡単でした。
まず驚いたのが、そのパッケージデザインです。重いNAS本体を取り出しやすく、運びやすいように内部のダンボールに取っ手が付いており、ユーザーへの配慮が感じられます。付属品も一式そろっているため、箱から出してすぐにセットアップを始められます。ほこり防止パネルまで付属しているのもうれしいポイントです。
本体前面には小型のディスプレイが搭載されており、起動するとプライベートIPアドレスが表示されます。ユーザーは、そのアドレスにPCのブラウザからアクセスするだけで、セットアップ画面に進むことができます。
この手軽さは、これまでいくつものNASを試してきた筆者にとっても驚きでした。NASというものがどういうものかを知っている人であれば、30分もかからずにセットアップを終え、ファイルのコピーを始められるでしょう。
外観と静音性についても触れておきたいと思います。デザインは洗練されており、卓上に置いて前面ディスプレイのステータスを見たくなるような魅力があります。
動作音も、それほどうるさいとは感じませんでした。スペースがある人は、ぜひ卓上でNASのステータスを見ながらニヤニヤしてほしいです。前面ディスプレイでリアルタイム情報が確認できる楽しさがあります。
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