デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む国内企業は増えつつあります。多くの企業がDXを重要なビジネス戦略に位置付けています。IDCが実施したDXの成熟度調査によると、DXに取り組む企業は多いものの、その取り組みは短期的で足踏み状態になっています。そうした企業はPoC(概念実証)の域から抜け出すことができず、DXの成熟度が上がらないという課題を抱えています。また、DXへの取り組みを始めようとしている企業からは、DXの必要性は理解したが、DXの実現に向けて具体的にどのようなITの変革を行っていけばいいのか分からないという声も多く上がっています。
経済産業省が発表した報告書『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』においても、多くの企業で既存ITシステムが複雑化・ブラックボックス化され、データ活用ができていないことから、DXを実現できない状況にあると指摘されています。ここままでは、2025年以降最大で年間12兆円の経済損失が生じるということが試算されています(2025年の崖)。DXを実現するためには既存システムのブラックボックス状態を解消し、共通プラットフォームを構築してデータをフル活用することで本格的なDXを実行することの必要性がDXレポートにおいて提言されています。
IDCではDXを実行するために「DX Platform」の構築を提唱しています。DX Platformはデータ主導型のアプリケーションを開発・提供するためのアーキテクチャーであり、DXによるビジネスを支援するための新たなデータ&アプリケーションプラットフォームになります。これはDXレポートでその必要性が説かれていたデータをフル活用する共通プラットフォームの概念と合致します。IDCではDXの実現にはDX Platformが不可欠であると考えています。
今回が初開催となる IDC DX Platform Vision Japan 2019は「AI・データ活用とアプリケーション変革で2025年の崖を乗り越えよ」をテーマに、IDC JapanのIT専門アナリストとIT業界のリーディングベンダーによる講演を通し、企業がDX Platformを構築し2025年の崖を乗り越え、DX勝者になるためにはどのように最新の技術とソリューションを活用し、DXを成功させていくべきかを提案します。企業でDXに取り組んでいて課題を抱えている経営者やご担当者の方々、DX向けITシステムの戦略立案や企画を担当している方々は、是非、本イベントにお越しいただき、最新情報や課題解決のヒントを取得する場としてご利用ください。
2019年10月8日(火)9:20-17:25 (受付開始 9:00)
IDC Japan株式会社
企業の情報システム部門意思決定者、ビジネス戦略/企画担当部門、DX/デジタルビジネス推進部門の方々など
一般の方: 30,000円(消費税別)、昼食付
招待コードをお持ちの方: 無料、昼食付
300名
お申し込み受け付けは終了いたしました。
招待コードをお持ちの方: 2019年10月4日(金)
(但し、定員に達し次第、締め切らせていただきます)
E-mail:jp-event@idcjapan.co.jp
※メールによるお問い合わせの際は、お名前、貴社名、連絡方法を明記してください。
※同業民間調査機関の方のお申し込みはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。
Time | Event & Speakers |
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09:00 | 受付開始 |
09:20 | |
IDC DX Platform Visionへようこそ。開会にあたり、まず国内企業がDX実現に向けて直面する課題を明らかにいたします。加えて、その課題の対処に関して「DX先進企業」と「DX苦闘中企業」の姿勢の違いを、IDCの調査結果から紹介してまいります。 | |
09:30 | |
IDCではDXの実現において、あらゆるデータを活用するための統合化されたプラットフォーム「DX Platform」の必要性を提唱しています。経済産業省が発表したDXレポートにおいても統合プラットフォームの重要性が述べられています。本講演ではDX Platformのアーキテクチャーと構成されるテクノロジーを解説します。さらに、DX Platformがこれからのアプリケーションにどのような変革を起こすのかについて考察し、企業が取り組むべき方策を提言します。 | |
10:00 | |
DXの取り組みにおいては、クラウドを活用した2 Speed IT化によるエンゲージメントが必要になります。従来のデータ活用では俊敏性も乏しく、データ層の見直しを含めた戦略的な「DXプラットフォーム」が急がれますが、企業内外、ハイブリッド・クラウド、マルチクラウド環境に散在したデータベースの見直しが大きな課題となり、膨大な調査とデータの整理が必要となります。複雑化するマルチクラウド 環境においてエンゲージメントを実現するデータの整理と実現方法をご紹介いたします。 | |
10:40 | コーヒーブレイク・展示見学 |
10:55 | |
世界的にDX(デジタルトランスフォーメーション)への関心が高まっており、様々な企業がデータやAIなどのデジタル技術を活用した取り組みを開始しています。しかし、多くの企業はその段階を進めることができていません。DXで何を目指すのか、そのためにどうデジタル技術を活用するのか。DXを取り巻く潮流の本質に立ち返り、お客様と共にDXを実現するData×AI利活用の方向性について、長年業種/業務システムに携わってきた富士通が考える実践の観点から、事例を交えながら解説します。 | |
11:35 | コーヒーブレイク・展示見学 |
11:50 | |
企業の持続的な成長に向けてデジタル技術を活用した新規サービスの創出や柔軟な改変が重要である一方、多くの企業が既存のIT資産(レガシー)のブラックボックスを解消できない課題を抱えているのが実情です。Traditionalな領域に強みを持つNTTデータでは、お客様に寄り添い、現状のレガシーを有効活用してデジタルへ繋げるためのLegacy Digital Integrationに取り組んでいます。本講演では、Legacy Digital Integrationを実現するためのアプローチとプロジェクトの事例を皆様に共有いたします。 | |
12:30 | 昼食、展示見学 |
13:15 | |
2025年に向けたIT業界の人材不足が叫ばれていますが、データ活用領域での人材不足とそれによる低生産性は、2025年を待つまでもなく今日現在の深刻な企業の課題となっています。一方で、予測分析やAIによる自動化の進展は、データ活用の生産性が企業のビジネスに与えるインパクトを大きくしています。本セッションでは、DX Platformがデータ活用の生産性にどのように改善するのかを示します。 | |
13:55 | |
IT人材不足や既存システムの老朽化に悩まされる「2025年の崖」に立ち向かうには、AI、機械学習、RPAなどの活用が必要であると言われています。SAPが提唱するインテリジェントエンタープライズとは、このような最新テクノロジーを含有する「自ら学習し、進化し続けるデジタル業務基盤」です。本セッションでは、インテリジェントエンタープライズの中核を担う基幹システム「デジタルコア」に焦点をあて、環境の変化に柔軟に俊敏に対応できるデータ主導型の筋肉体質経営に向け、取り組むべき指針をご紹介します。 | |
14:35 | コーヒーブレイク・展示見学 |
14:50 | |
当社では、早くから開発環境のクラウド化と、開発ツールのプラットフォーム化に取り組み、現在では常時1万機近い仮想サーバが稼働する社内最大の開発用クラウドを保有しています。外部クラウドに頼ることなく自社リソースのみで運用するこのクラウドには、ITシステム開発過程で生じるあらゆるデータが眠っているのに、これまで手付かずでした。この埋蔵金とも呼べる開発メトリクスを、品質評価のためだけでなく顧客価値創出につなげるにはどうすれば良いのか、これら開発メトリクス活用に対する様々な反対意見にどう向き合えば良いのか。当社の取り組み事例をもとに、顧客のための開発データ活用について提案します。 | |
15:30 | コーヒーブレイク・展示見学 |
15:45 | |
GitHubは世界4,000万人もの開発者に利用されている開発プラットフォームです。かつてない変化にさらされて いる自動車業界における競争力強化の一環として、カルソニックカンセイは2019年5月に自動車部品子会社のマニエッティ・マレリを統合し、世界共通ブランドとして「マレリ(MARELLI)」を採用。グローバル化を加速しています。マレリはソフトウェア開発環境の改善のためGitHub Enterpriseを採用し、インダストリースタンダードから10年以上遅れていた古い体質のITチームの組織や人のマインドセットを改革しました。本セミナーでは、マレリがデジタルトランスフォーメーションを推進するためにGitHubを採用した背景と、改革の軌跡について紹介します。 【事例紹介】 マレリ株式会社 グローバル業務改革本部 常務執行役員 近安 理夫 氏 マレリ株式会社 アプリケーション開発部 リードデベロッパー クドウ クニアキ 氏 | |
16:25 | コーヒーブレイク・展示見学 |
16:40 | |
昨年9月に経済産業省が発表したDXレポートにおいて、多くの企業において現状のITシステムではDXを実現することが難しく国内の大きな経済損失につながるという「2025年の崖」問題が指摘され、業界関係者の関心が高まっています。この問題に対するユーザー企業の悩みや本音に対し、IDCのアナリストが議論を交わし、解決策を探っていきます。 【モデレーター】 IDC Japan株式会社 ソフトウェア&セキュリティ/ITスペンディング グループディレクター 眞鍋 敬 【パネリスト】 IDC Japan株式会社 ITサービス グループマネージャー 植村 卓弥 IDC Japan株式会社 ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャー 登坂 恒夫 IDC Japan株式会社 ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャー 飯坂 暢子 IDC Japan株式会社 ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャー 入谷 光浩 | |
17:25 | (終了) |
東京コンファレンスセンター・品川
住所:
〒108-0075
東京都港区港南1-9-36 アレア品川
アクセス:
JR品川駅中央改札港南口(東口)より徒歩2分
URL:
https://www.tokyo-cc.co.jp/shinagawa/index.html
IBMは、世界170カ国以上でソフトウェアやハードウェアやの研究、開発・製造、販売・保守、情報システム関連のサービスやコンサルティングなど幅広い事業を展開しています。「お客様の成功に全力を尽くす」「私たち、そして世界に価値あるイノベーション」「あらゆる関係における信頼と一人ひとりの責任」を企業理念として、お客様のビジネス成功だけでなく、社会や環境への貢献に向けても取り組んでいます。
URL:https://www.ibm.com/cloud/jp-ja/yourcloud/
さまざまな課題に直面している世界はいま、第4次産業革命時代を迎え、AI、データ利活用、5Gなどの技術革新によって暮らしも社会も大きく変化しています。富士通は、Digital Technologyを開発し、ご提供するだけではなく、IT企業の枠を超えてデジタル・トランスフォーメーション(DX)企業としてテクノロジーを駆使しながら様々な社会課題を解決し、豊かな未来を実現します。
URL:https://www.fujitsu.com/jp/solutions/business-technology/ai/ai-zinrai/index.html
NTTデータは、「激しい環境変化に直面しているお客様の競争力のコアとなるシステムやサービスを早期かつ柔軟に提供できるよう、これまで開発してきた生産技術とデジタル社会に対応する新しい生産技術を組み合わせた、生産技術のさらなる革新を推進しています。デジタル化では、デジタルアプリケーションを開発するだけでなく、既存のIT資産である基幹システム内のデータを活用すること等も求められます。NTTデータの豊富なシステム開発経験と研究開発で培った技術ノウハウを用いて、既存IT資産も活用しつつデジタル化対応を実現する技術として「レガシーデジタルインテグレーション」を提供します。
URL:https://www.nttdata.com/jp/ja/
SAPはITが主導する現代のビジネス革命を牽引する存在です。ビジネスソフトウェア市場のリーダーであるSAPは、企業や組織が複雑さのもたらす悪影響と闘い、イノベーションと成長の新たなチャンスを生み出し、競合他社の先を行くための取り組みをご支援しています。インテリジェントな次世代クラウド ERP ビジネススイートである SAP S/4HANA Cloud を活用することにより、あらゆるビジネスプロセスを統合し、リアルタイムデータから次の一手を導き出し、従業員の生産性を改善し、さらに、SAP ならではのセキュリティ機能も備えながら、イノベーションおよび変革の実現を支援します。
URL:https://www.sap.com/japan/index.html
2019年6月、開発環境とシームレスに連携可能な商用環境「SmartCloud®Duo」の提供を開始しました。「SmartCloud®Duo」は、レッドハット社との協業のもと、Webポータルに必要最小限の情報を入力することでRed Hat OpenShiftを自動的に展開することを可能としました。これにより、お客さまはコンテナ化されたアプリケーションのレプリケーションやオートスケール、リソースクォータといったコンテナ運用に必要なコンテナオーケストレーション機能を即時に利用できます。お客さまは、クラウドネイティブなアプリケーション運用基盤として、「SmartCloud®Duo」を活用することでDevOpsをさらに推進させ、企業競争力の向上を図ることが可能となります。
URL:https://sc.nttcom.co.jp/duo/
GitHubが運営するGitHub.comは、世界最大規模のオープンリソースコミュニティであり、大きな影響力を持つテクノロジーが数多く開発・管理されています。ギットハブ・ジャパンは、2015年6月にGitHub, Inc.の日本支社として設立されました。日本におけるGitHubの普及と情報提供に努めるとともに、ソフトウェア開発にGitHubを導入する企業に向けて強力なサポートを展開しています。GitHubはソフトウェア開発のための最適なコラボレーションプラットフォームで、オープンソースかプロジェクトからビジネスユースまで幅広い分野で活用されています。
URL:https://github.co.jp/
日経 xTECHは、IT、自動車、電子・機械、建築などさまざまな産業に携わる全ての技術者とビジネスリーダーに向けた技術系デジタルメディアです。AIやIoTなどの最先端の動向に加えて、自動運転、フィンテック、デジタルものづくりといった技術とビジネスのクロス領域で起きている変革の最前線をお伝えします。業務支援サービスやイベント開催など多彩なメニューも用意します。
URL:https://tech.nikkeibp.co.jp/top/it/index.html
ZDNet Japanは、ビジネスにテクノロジーを必要とするすべての企業に対し、課題解決や価値創造のヒントにつながるテーマを徹底的に深掘りし、発信しています。編集部が提供するIT動向のタイムリーな解説記事に加え、著名企業のIT部門トップへの単独インタビューなどをコンスタントに掲載。さらに調査データや有識者による分析、ベンダーから提供される最新の事例資料を日々集約し続けています。ZDNet Japanには「他では見られない」独自情報が満載です。
URL:https://japan.zdnet.com/
本イベント資料のダウンロードは終了致しました。
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1) 参加費のお支払いについて
2) キャンセルについて