
気づけば2025年ももう終盤。毎年同じことを言っている気もしますが、本当にあっという間でしたね。メシ通では、そんな忙しい読者のみなさんの“胃袋と生活”に寄り添うレシピ記事を毎週ご紹介してきました。
というわけで今年もお待ちかね、メシ通×フーディストノートのコラボ記事から、2025年にブックマークを集めたレシピ記事トップ10を発表します!
巳年の今年は、“するり”と身軽に動くヘビのように、キッチンでもムダなく手早く作れるレシピがいっそう注目を集めたように思います。年末年始の家メシでそのまま役立つラインナップなので、どうぞゆっくり見ていってください。


761ブクマで堂々の1位に輝いたのは「チキンビリヤニ風炊き込みご飯」のレシピを紹介したこちらの記事。専門店がオープンしたり、コンビニメシに登場したりと、日本でもすっかり定番になったビリヤニを、家でできる“ワンパン炊き込みご飯”に落とし込んだキー山本さんのアイデアが、大きな支持を集めました。
食欲をそそるスパイスの香りと、パラッとしたほぐれ感がたまらないバスマティライス……。ひと口でテンションが上がるあの感じを、フライパン1つで、しかも絶妙に引き算された手軽なレシピで味わえるのはまさに反則級。
2025年の頂点にふさわしいひと皿でした!


2位も700ブクマ超え! 料理と筋トレをこよなく愛する筋肉料理人さんの鶏むね肉レシピ「ストロガノフ風 鶏むね肉のトマト煮」がランクインです。
トマトの酸味、ヨーグルトと牛乳のまろみ、鶏むねのうま味のトリプルコンボで、ご飯をガッツリ食べられます! 安くて美味しい鶏むね肉でたんぱく質のチャージもばっちり。
「食べやすいので1人で一気に2人分食べ切ってしまうおそれもあり……。それほど美味しい自信作です」という筋肉料理人さんも太鼓判のレシピ。作って損なしですよ。


ちくわよ、お前こんなに化けるのか――。コスパ最強のちくわを“酒のつまみエリート”に変える魔法のレシピが3位に登場です。
料理ブロガーの山本リコピンさんが、1袋100円くらいのちくわに花椒の香りとにんにくのパンチをブースト。ビールがすすみすぎるピリ辛おつまみの誕生です。
衣にくぐらせたちくわをフライパンでサッと焼くだけなのに、食欲をわしづかみにする破壊力が支持されました。

熱い、辛い、ウマいがそろった「唐辛子塩で食べるにんにく豚鍋」は、キー山本さんが上海で食べたという煮込み料理をアレンジした、ガチ中華感ある一品なんです。
豚こま肉、キャベツをにんにく香るスープで煮て、塩や花椒を混ぜた「唐辛子塩」をつけて食べれば、素朴ながらインパクトは大!
ガツンと辛いだけでなく香りもいい唐辛子塩は、1人鍋の薬味の新スタンダードになりそうな予感です。

“頼れる相棒メシ”として支持を集めたのが、手軽にできてガツンと刺激的、ひと口食べれば、“あ、これ米足りなくなるやつだわ”と食欲メーターが振り切れそうな「鶏むね肉と豆腐のみそキムチ煮」です。
淡白な味わいの鶏むね肉と豆腐が、みそ×キムチの発酵コンビ、立ち上るニラの香りでご飯泥棒に変身!
ビールもどんどんすすんじゃいますよ。

焼いて、即席ホワイトソースで煮て、ご飯にドン! 豪快にかき込める丼ものなのに、洋食屋さんの定食みたいな満足感が味わえる“ご褒美1人メシ”が6位に。
鶏むね肉のパリッと焼けた香ばしさに、にんにく風味の濃厚ソースがからむ幸福感は唯一無二。肉を焼いてうま味を閉じ込めてから煮るひと手間が効きまくりで、お手軽レシピとは思えない深みがたまりません。
一度食べればリピート確定の美味しさです!

7位にランクインしたのは、“中近東メシを家の台所で”を叶えたワンパン料理。スパイシーなトマトソースに卵を落として煮るシャクシュカを、筋肉料理人さんが鶏むねひき肉で高たんぱく&安ウマアレンジしてくれました。
トマトでさっぱり感があるのに、スパイスとにんにくがガツンとくるメリハリが最高!
フライパン1つ、主な味付けはコンソメとカレー粉なので、身近なもので手軽に作れて失敗知らず。そのまま食べても、ご飯やパンにのっけても最高ですよ。

閉店間際のスーパーで、値引きシールの貼られたブリの刺身を発見。そのまま食べても美味しいんですが、ちょっと味が落ちていることも……。
老舗鮮魚店の店主、魚屋三代目さんが教えてくれたのが、そんなときにためしたい「花椒なめろう」です。
ブリの濃厚さと花椒の軽やかなシビれが相性抜群。大葉とねぎのさわやかな風味と食感、みそのうま味が合わさり、箸が止まらないどころか、本当に名前どおりにお皿までキレイにしたくなる勢いのウマさです。

鶏むね肉×豆腐×卵で、手軽に作れてたんぱく質がしっかり摂れる! 野菜も食べられる! 管理栄養士の北嶋佳奈さんおすすめ、栄養バランスと美味しさが同時に成立しちゃう1人鍋レシピもトップ10入りです。
うま味たっぷり、みそとしょうがの効いたスープが体をじんわり温めてくれます。その絶品スープをとじ込めたフワフワ卵が、鶏むね肉や豆腐、野菜にからんだところをハフハフと食べるのが最高なんです。
材料を切るところから約15分で完成の作りやすさも支持を集めました。まずはおためしを!

10位に入ったのは、高円寺メタルめしの店主ヤスナリオさんが暑い盛りに教えてくれた「洗い物ちょっぴり、ゴミもほぼ出ないレシピなので、忙しい日のランチや、サッと済ませたい夕食にもぴったりですよ」という3分で完成のスピードそうめんレシピ。
トマトジュースの酸味とカレーの香りで、さっぱり&ガツンの二刀流を実現! 隠し味のしょうゆのコクと、仕上げの粗びき黒こしょうに食欲をビシビシと刺激されちゃってください。
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2025年のランキングは、ワンパン調理、鶏むね肉、スパイスの使い方など、「なるべく手軽に、でも満足感はしっかりほしい」というニーズが例年以上に色濃く表れていたのが印象的でした。
忙しい毎日でも、料理に使える時間は短くても、「ウマいものを作る喜び」はちゃんと残したい。そんな読者のみなさんの気持ちが、数々のブックマークという形で伝わってきた一年でもありました。
来年はどんなレシピがみなさんの心と胃袋に刺さるか、今からワクワクしています。2026年、午年の『メシ通』もどうぞお楽しみに!

“暮らしを彩るレシピとアイデア”をコンセプトに、フーディスト®と共創するメディア&コミュニティ。毎日の食卓に大活躍の料理レシピ、食を楽しむアイデアやトレンド、キッチン収納や調理グッズのコラムなど料理・食と暮らしにまつわる情報が満載。
※2025年4月より「レシピブログ」から「フーディストノート」へリニューアルしました
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