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こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《小学生の水泳がぐんと伸びる!けのび指導のコツと練習メニュー》について紹介させて頂きます。
「うちの子、水泳教室に通ってるけど、なかなか泳げるようにならない…」
そう感じている保護者の方、多いのではないでしょうか?
実は、小学生の水泳上達には**「けのび」が大きなカギを握っています。けのびは、ただ水に浮かんで進むだけの動作ではありません。水泳のすべての泳ぎに共通する姿勢・バランス・力の使い方**を身につけるための、最重要の基本技術なのです。
けのびを正しくマスターすることで、水の中での感覚がぐっと良くなり、クロールや平泳ぎもスムーズに進めるようになります。逆に、けのびができていないと、どれだけ手足の動きを頑張っても前に進まなかったり、体が沈んでしまったりと、苦手意識が強まる原因になってしまうことも。
この記事では、小学生に向けたけのびの効果的な指導法や、家庭でもできる練習メニューを具体的に紹介します。水泳の土台となる「けのび」をしっかり身につけることで、お子さんの泳ぎがぐんと上達するお手伝いができれば嬉しいです。
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けのびとは、プールの壁を蹴って、手足をまっすぐ伸ばした状態で水中を進む動作のこと。体が「一直線」に整った姿勢で進むことで、水の抵抗を最小限に抑えられるようになります。
水泳ではどの泳ぎでも「姿勢」が重要視されますが、その最も基本となる形がけのびなのです。
けのびがしっかりできるようになると、次のような変化が期待できます:
特に小学生のうちは、体の感覚や運動能力がどんどん育つ時期。そんな時期にけのびを丁寧に練習しておくことで、後々の泳法習得が格段にスムーズになります。
「早くクロールを教えたい」「平泳ぎをさせたい」と焦る気持ちはよくわかりますが、水に慣れていない小学生ほど、けのびを重点的に練習することが最終的な上達への近道です。
泳げるようになるまでの道のりで、「水が怖くない」「沈まない」「体がまっすぐ保てる」という感覚を育てるには、けのびが最適。
また、けのびを習得することで、水の中での「安心感」も自然と身についていきます。

それでは、実際にけのびを教えるときに、どんな点に気をつければいいのでしょうか?ここでは、指導経験がなくても取り入れやすい、小学生向けのけのび指導のコツを5つご紹介します。
けのびでは、「体をまっすぐにする」ことがとても大切です。
でも、「まっすぐにして」と言っても、小学生にはなかなか伝わりにくいもの。
そこで、こんな声かけをしてみましょう:
「ロケットの形になってごらん」
「カッコいい飛行機になって進んでみよう」
「お腹と足が真っすぐ一本の線になるようにね」
ビジュアルイメージを使うことで、姿勢がぐっと良くなります。
けのびで顔を上げすぎると、お尻が沈みやすくなります。
逆に顔を水につけて、視線を斜め下に向けることで、体全体が浮かびやすくなります。
水に顔をつけるのが苦手なお子さんには、はじめは無理せず、少しずつ慣れさせましょう。まずは「ほっぺだけ水につけてみよう」など、段階的な声かけが効果的です。
けのびでは、「最初の蹴り出しの勢い」がとても重要です。
蹴りが弱いと、すぐに止まってしまって水中でのけのびの感覚がつかみにくくなります。
ポイントは:
両足をしっかり壁につける
ひざをしっかり曲げて、タイミングよく「ぐっ」と蹴る
蹴ったあとは、すぐに体をまっすぐに伸ばす
壁を蹴る練習は、1回で感覚をつかめるものではないので、何度も繰り返し練習することが大切です。
長くけのびをするよりも、最初の2〜3メートルでフォームをしっかり確認するほうが効果的です。
「遠くまで進むこと」ではなく、「正しい姿勢で2メートル進めること」を目標にすると、フォームが崩れにくくなります。
ビート板を使って補助したり、プールサイドからフォームをチェックしてあげると、お子さん自身も姿勢を意識しやすくなります。
どんなに小さな進歩でも、「今の姿勢すごく良かったね!」「前より遠くまでいけたね!」と声をかけてあげることが何より大事です。
けのびはシンプルな動作ですが、コツをつかむまでは時間がかかることもあります。上手くいかなくても、「チャレンジしてるね」「昨日より良くなってるよ」と努力を認める声かけが、モチベーションアップにつながります。

けのびはプールの中だけでなく、自宅でも練習できます。水に入らなくても、けのびの姿勢や動作の感覚をつかむためのトレーニングは意外とたくさんあります。以下の練習メニューを、日々の生活に取り入れてみましょう。
両腕を耳の横につけ、手のひらを合わせてまっすぐ上に伸ばします。
つま先を伸ばし、お腹・背中・足が一直線になるように立ちます。
鏡の前で全身をチェックして、「背中が丸まっていないか」「腕が左右に開いていないか」などを確認します。
この練習を日課にすることで、正しいけのびの姿勢が体にしみ込みます。
家の壁に背中をつけて立ち、腕を上げてロケットポーズをとります。
そのまま壁を蹴る動作(ジャンプではなく押し出すイメージ)をして、けのびの蹴り出し感覚を身につけます。
蹴った後に姿勢を保つように意識すると、実際のプールでのけのびがよりスムーズになります。
ビート板の端を両手で持ってけのびの姿勢を保ちます。
手を固定できるため、体のまっすぐさに意識を集中しやすく、初心者にもぴったりです。
ビート板に軽く顔を乗せるようにすると、沈むのが怖い子も安心して練習できます。
けのびでスタート → 浮き上がって立つ → またけのびを繰り返す
この練習を繰り返すことで、けのびと姿勢の切り替え、呼吸のコントロールが身につきます。
けのびから自然な浮き上がりにつなげられるようになると、後のクロールや平泳ぎへの移行がスムーズになります。

けのび練習でよく見られる「もったいない」ポイントを紹介しながら、その改善方法を具体的にお伝えします。
原因:水が怖くて顔を上げてしまう/視線が前を向いている
改善法:
視線を斜め下に向けるよう声かけをする
顔つけの段階練習を入れて、少しずつ水慣れを進める
ビート板を顔の下に添えることで安心感を与える
原因:耳の横で腕を閉じる意識が足りない
改善法:
両腕をぎゅっと耳にくっつける意識を持たせる
腕の間にスポンジや薄手のタオルを挟んで練習するのも効果的
原因:姿勢を保つ体幹の力が不足している
改善法:
けのびはシンプルな動作のようで、実は全身をバランスよく使います。上達には「感覚を育てる」時間が必要なので、焦らず繰り返すことが大切です。

保護者や指導者のちょっとした声かけで、けのびの練習がぐんと楽しくなります。ここでは、実際に使えるポジティブな声かけ例を紹介します。
「今日はロケットみたいに2メートル進むのが目標だよ」
「まっすぐな形を3秒キープしてみよう!」
「どうなったら成功か」がわかると、子どもも集中しやすくなります。
「今の姿勢すごくキレイだったよ」
「昨日よりスーッと遠くまで進んだね!」
「できた距離」や「形の美しさ」など、結果だけでなく過程も評価することが大切です。
「水の中のヒーローみたいだね!」
「カッコいい新幹線になってるよ!」
子どもはイメージで物事をとらえるのが得意です。楽しい世界観を作ることで、練習への抵抗感も減ります。
小学生の水泳上達には、「けのび」が欠かせません。
けのびを通して身につくのは、ただの水中姿勢だけではなく、体幹の感覚、水への慣れ、バランス感覚、そして泳ぐための自信です。
「まだ泳げないからけのびはムリ」と思う必要はありません。むしろ泳げない今こそ、けのびに取り組む絶好のタイミング。家庭やプールでできるシンプルな練習を続けることで、着実に力がついていきます。
水泳が楽しい!と思えるようになると、子どものやる気もどんどん高まります。正しいけのびを身につけて、楽しく、自信をもって泳げるようになる未来を、ぜひ応援してあげてくださいね。
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