ハンツビルアラバマ州

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歴史遺産と国際色豊かな魅力のあるハイテク都市

アメリカ南東部で急成長中の都市の 1 つであるハンツビルは、予想外と言う表現がぴったりです。ハンツビルの豊かな南部のおもてなしの歴史と、革新的かつハイテクな試み、そして多様な文化が見事に融合しています。事実この街では、100 以上の言語や方言が話されています。好奇心と冒険心のルーツは、この街の成り立ちにあります。アメリカ初となる衛星は、1958 年にハンツビルから発射されました。「ロケット科学の父」の一人、ヴェルナー・フォン・ブラウンは 1950 年代から 60 年代にハンツビルに住み、航空宇宙産業を立ち上げました。この産業は今もなおこの街と深い関わりがあります。合衆国宇宙ロケットセンターなどの名所を巡ったり、ハンツビルの活気あるコミュニティや歴史地区の路地裏に足を踏み入れ、当時と同じわくわくするような好奇心を体験してください。

芸術と科学が出会う場所

ハンツビルの地平線を背景に立つ、36 階の高さのサターン V 月面着陸ロケット（Saturn V moon rocket）の姿には、思わず圧倒されることでしょう。しかしこれは NASA のマーシャル宇宙飛行センター（Marshall Space Flight Center）のビジターセンターである合衆国宇宙センター（U.S. Space and Rocket Center）に数多くある素晴らしい風景の 1 つにすぎません。宇宙飛行をテーマにした世界最大のこの博物館には、アメリカ初の人工衛星の試作機であるエクスプローラー 1 号（Explorer I）や、巨大なスペースシャトル、外部燃料タンク、ロケットブースター 2 基がすべて揃った珍しい「フルスタック」の展示など、1,500 点以上もの展示品があります。

芸術好きの方も疎外感を感じる必要はありません。ハンツビル美術館（The Huntsville Museum of Art）には、ここだけにしかないセラーズ・コレクション・オブ・アート・バイ・アメリカン・ウーマン（Sellars Collection of Art by American Women）をはじめとする、さまざまな常設展示や巡回展示があり、訪れる人を魅了しています。またハンツビルのダウンタウンでは、アートや音楽などをテーマにしたパノプリー・アート・フェスティバル（Panoply Arts Festival）が毎年開催されています。芸術に造詣が深い方なら、ロウ・ミル・アーツ＆エンターテインメント（Lowe Mill ARTS & Entertainment）が特におすすめです。かつての織物工場を公共のスタジオスペースとして、アーティストたちが利用できるようになっています。ギャラリーを回ったり、ライブパフォーマンスを鑑賞したりするだけでなく、絵画や彫刻、フラフープといったクリエイティブなレッスンを受けることもできます。

偉大なるアウトドア

広大なテネシーバレー（Tennessee Valley）に位置するハンツビルからは、日帰りで気軽に山のアドベンチャーに出掛けることができます。モンティサーノ州立公園（Monte Sano State Park）内の、モンティサーノ山（Monte Sano Mountain）の名で知られるラウンド・トップ・マウンテン（Round Top Mountain）まで足を伸ばし、静かな日本庭園を訪れてみましょう。もしくは、春はツツジ、秋は紅葉に染まるトレイルをハイキングするのもおすすめです。また近くのバリット・オン・ザ・マウンテン（Burritt on the Mountain）は、歴史ある邸宅や屋外展示、自然のトレイルなどがあり、アウトドア体験と歴史を同時に楽しむことができます。

街の周辺では、南北戦争前の歴史ある家や庭を見学したり、ハンツビル植物園（Huntsville Botanical Garden）に咲き誇る美しい花々の中を散策しましょう。ダウンタウンの湖畔にあるビッグ・スプリング・インターナショナル・パーク（Big Spring International Park）は、のんびりと散歩するのにも、ロマンチックなピクニックを楽しむのにもぴったりの素敵な場所です。

フード＆ドリンクの楽しみ

ハンツビルにはここだけでしか味わえないグルメ体験がたくさんあります。ハンツビルから車で 15 分のマディソンにある、復元された市庁舎と旧刑務所を利用したメイン・ストリート・カフェ（Main Street Café）の旧独房での食事はいかがでしょう。南部のソウルフードなら、G’s カントリーキッチン（G’s Country Kitchen）かブルー・プレート・カフェ（Blue Plate Cafe）へ。どちらも肉料理と 3 種のサイドディッシュが味わえるミート・アンド・スリーを提供しています。喉の渇きを潤したいときは、ハンツビルにある醸造所の 1 つ、ストレート・トゥ・エール（Straight to Ale）のモンキーノート IPA をどうぞ。もしくは、市内中心部にある醸造所兼レストラン、エンターテインメント複合施設のキャンパス No.805（Campus No.805）もチェックしてみてください。