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……しかし、見た目が完全に便器なあやしさから、筋肉もりもりのマッスル町長にボコられ、いちなり留置所にブチこまれてしまう。冒険開始そうそう、ゲリで留置所送りにされたシマらない主人公・ベンジョミン。だが、突然あたりにひびいた悲鳴が、事態をいっぺんさせるのだったーー。

「う、うんちに殺されるぅ……！」

だが、話を水に流そうとするセイメイにごまかされ、一行は、すさまじい臭気をはなつ、近くの町に向かうことに。そこで、目の前にあらわれた”とある人物”を目撃したとたん、セイメイの様子が、あきらかにおかしくなってーー？

「せ、せい君…！？また会いたかった、ずっとずっと……」

ベンジョミンは怒りに身を任せてクソファーに挑むも、その圧倒的なパワーを前に、なすすべもなくやられてしまう……。目を覚ましたベンジョミンは、クソファーによって壊された町を見て、おのれの無力感にうちひしがれる。そして、２年前に起きた”事件”を思い出すのだった……。

「クソファー！！お前にさらわれた両親を……すべての人を救いに来た！」

イタリア生まれの12歳男子。便魔を退治するクソシスト。幼いころ便魔にさらわれた両親を助けるべく、クソシストとして修行をつんだ。正義感の強い心やさしい青年なのだが、便器のくせにお腹がゆるく、かんじんな場面に限ってうんちをもよおす。よく使う武器は「デオドランドガン」。

ドイツ生まれの便魔。ベンジョミンの相棒のはずだが、本人はベンジョミンを殺したがっており、敵なのか味方なのかたまにわからなくなる。しかし、許可なく暴れると身体をしばる首かざりのせいで、ベンジョミンに逆らうことができずにいる。ひたすら暴力的な性格で、なにかと破壊しないと気がすまない。

京都生まれの22歳女子。陰陽師からはせいした東洋の「便師」。体内にためこんだ強力な臭気で、ド派手な攻撃をしかけたり空を飛ぶこともできる。さらに、陰陽師なので”占い”によって便魔の位置を特定することも可能。そんな「最強の便師」をめざす彼女だが、それにはある男との”過去の約束”が影響しているようで……？

日本生まれの式神（しきがみ）。セイメイによって、最高級の馬ふんと便魔の臭気をフンだんに組み合わせてつくられた。基本的になまけ者なのか、主であるセイメイの命令をほぼスルーする。そればかりか、空気が読めない行動が、だいたい裏目にでることばっかり。しかし、うちに秘める実力はすさまじいものがあるらしい。ちなみに、口もとにあるのはアメ。