東京・板橋区の住宅街で止めていた車のドライブレコーダーが捉えたのは、車に思いきり前蹴りを入れる男。

しかもその数、何と4回。
なぜ男は執拗に車を蹴り続けたのでしょうか。

2月22日の深夜、車の前方から現れた人影。
“前蹴り男”がそのまま車の脇へと入っていきます。

近くの防犯カメラ映像には、男が車の脇を歩いていく姿が映っています。

ところが次の瞬間、通りすがりに車をキック。
そのまま何事もなかったかのように歩き去ります。

そして、車の後方のドライブレコーダーには、その後の男の動きが記録されていました。

路地へ消えたかと思うと、なぜか引き返してきたではありませんか。

そして、車の目の前まで迫ると、今度はトランクめがけて前蹴り。

その後も、引き返してはキック、また引き返してはキック。
合わせて4回も車を蹴り、ようやく立ち去っていきました。

しかも前日に洗車したばかりでピカピカだったという愛車には、靴跡がべったりとつき、トランクはへこんでしまっています。

ここまで執拗に蹴られた訳について、被害者は「人が通れる状態で止めていたが、その人からしたら邪魔だってことで蹴られた可能性は高い」と推測します。

警視庁によると、ここは駐車が認められているスペース。
被害者も路肩に寄せて駐車していたといいます。

被害者は「ふざけんじゃないよって気持ち。自分が好きな車を傷つけられ、弁償してもらわないと気が収まらない」と話しました。

被害者は被害届を提出。
警視庁は器物損壊事件として男の行方を追っています。