【詳報】「日本国民に教育を受けさせる気があるのか」丸山知事「出禁」覚悟で高校無償化を痛烈批判(島根)
島根県の丸山知事は3月14日オンラインで開かれた全国知事会の常任委員会で、国の「高校無償化」の方針について「地方の公立高校の衰退を招き、地方創生に逆行するもの」だと厳しく批判しました。
島根県・丸山知事:
「出禁になったら出禁になったで、皆さんにちゃんと報告します」
14日オンラインで開かれた全国知事会の文教・スポーツ常任委員会で、島根県の丸山知事は「出入り禁止」を覚悟の上だとして、「高校無償化」の方針について次のように持論を展開、文部科学省の方針を痛烈に批判しました。
島根県・丸山知事:
「日本の子どもが教育が受けられなくなるような制度改正をいつまで続ける気なのかとそれを言っているんですよ。だから『国賊』だと言っているんだ。何が高校無償化ですか。日本国民に教育を受けさせる気があるのかということを大臣にお伝えいただきたい」
丸山知事は国が2026年度の導入を打ち出している高校無償化について「地方の公立高校の衰退を招き少子化に拍車をかけ、日本を滅ぼしてしまう」などと持論を述べ、出席した文科省の審議官に対し自身の意見を大臣に伝えるよう求めました。
これに対して、審議官は大臣に伝えるとした上で、デジタル教育の導入など文科省が推進する教育環境の充実策にも目を向けて欲しいと応えました。
全国知事会は、今後も定期的に議論の場を設け、地方の声を国に届けたいとしています。

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