
こんにちは、グルメライターの松岡です。

皆さんは東京駅に立ち寄ったとき、「東京ラーメンストリート」や「東京ラーメン横丁」など、駅周辺の人気ラーメン店で食事をしようと思ったことはありませんか?
事前に下調べをしていると、毎回ひとつの壁にぶつかります。それが……

東京駅周辺のラーメン店
どこが本当に美味しいのか
わからない問題!!

東京駅周辺には有名なラーメン店が数多く集まっているというメリットがある一方で、どのお店に入ればよいのかわからず、つい、なんとなく空いているお店を選んでしまいがちというデメリットもあります。
そこで今回は東京駅周辺で食べることができる高評価のラーメン店を、ジモコロ編集部・バーグハンバーグバーグ班のメンバーが実際に食べて、「これは本当にオススメできる!」と感じたお店だけを厳選してご紹介!!
この記事を読めば東京駅に到着してすぐ、迷うことなく美味しいラーメン店へ向かうことができますよ!
松岡
【とんこつラーメンが好き】
・旭川ラーメン 番外地
・東京駅 斑鳩
・博多麺房 赤のれん 丸の内店
加藤
【家系ラーメンが好き】
・雷 東京本丸店
・東京煮干し らーめん玉 東京駅店
・津軽煮干 ひらこ屋
・芝蘭 担担麺
かんち
【醤油ラーメンが好き】
ギャラクシー
【つけ麺が好き】
・六厘舎 東京駅東京ラーメンストリート店
・孫鈴舎
・風雲児 東京ラーメン横丁店

1965年に東京駅 八重洲地下街が開業し、3年後の1968年10月に創業した旭川ラーメン店。
ラーメン激戦区・東京駅で50年以上の歴史を誇る一杯は、東京を訪れた思い出の味として、幅広い世代に支持され続けています。

物価高が続く昨今、「醤油ラーメン」「塩ラーメン」は780円、看板メニューの「味噌ラーメン」も800円という良心的な価格で楽しめる、東京駅では貴重な昔ながらの雰囲気を大切にしたお店。

半チャーハンと味噌ラーメン(980円)
注文したのは半チャーハンとラーメンのセットメニュー。この時点で、もう間違いない。

スープは魚介と豚骨・鶏ガラ・野菜を合わせたWスープ。臭みや雑味を出さないため、具材を煮込みすぎないことで、透明度の高い澄んだ味わいに仕上げています。
魚介だしには煮干しに加えてアジ節を使用するのが、旭川ラーメンの特徴だそう。また、味噌ラーメン用の味噌ダレには粉チーズを加え、コクと旨みをプラスするこだわりも!!

味噌ラーメンのスープを一口すすった瞬間、豚骨・鶏ガラ・野菜のやさしい旨みに、味噌とチーズのまろやかさがふんわりと重なります。
毎日でも食べたくなるような、飽きのこない一杯ですごく癒される。
東京駅にいることを忘れてしまうような、どこか懐かしい町中華の味わいを満喫できますね。

中細のちぢれ麺にスープの旨みがしっかりと絡み、コシのある食感を楽しんだあとに、やさしい小麦の風味がふわっと広がるのもたまりません。
大盛りにして食べたくなるほどの麺の旨さ!!

チャーシューは豚肉の脂身が少なく、あっさりとした味わいともちもちとした食感が印象に残ります。次はチャーシューメンにして味わってみたくなるような美味しさで、ひと口ごとにほっとする気持ちになる。

半チャーハンも十分なボリュームがあり、セットメニューとは思えないほどのクオリティの高さにびっくり!!

一口食べれば香ばしく炒められた米の旨みと、たまごやネギの風味がふんわりと広がり、ゴロッとしたチャーシューの食べ応えも相まって、おいしさと共にしあわせな時間を味わえます。
町中華の醍醐味が全てココで体感できるぞ!!

ちなみに、具材のボリュームも全体的にたっぷりで食べ応えのあるチャーハンなので、来店時にはラーメンとセットでぜひ味わってほしい。
ラーメン、チャーハンともに満足感の高い逸品で、東京駅でおいしくクラシカルな町中華を楽しみたい気分のときには、間違いなくオススメできるお店ですよ!!
▼旭川ラーメン 番外地
住所|東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街 北1号
営業時間|10:30~22:30

東京駅近くで楽しめるラーメンとしてぜひオススメしたいのが、東京ラーメンストリートに店を構える「東京駅 斑鳩(いかるが)」。
動物系と魚介系をブレンドしたWスープが特徴で、2011年のオープンから14年間にわたり東京ラーメンストリートで営業を続ける人気店。

かつての本店「九段 斑鳩 市ヶ谷本店」は、20年以上にわたり多くのファンに愛されてきましたが、立ち退きのため惜しまれつつ閉店。
現在、斑鳩の味を東京で楽しめるのは「東京駅 斑鳩(いかるが)」ただ一店舗のみ!!

食券機のメニューを見ると、好みに合わせてラーメンを選べる嬉しい仕組みになっています。

定番メニューで一番人気の「濃厚東京駅らー麺」を注文することにしました。
本当に写真のように大ぶりな具材が載ったラーメンが着丼するのでしょうか……!?

濃厚東京駅らー麺(1,250円)
写真とほぼ同じビジュアルのラーメンが、目の前に着丼!!器の雰囲気も良く、シンプルながらどこか贅沢な気分も味わえます。

動物系と魚介系をブレンドしたWスープは、まさに絶妙なバランスで、思わずレンゲを何度も口に運んでしまう美味しさ!!
とんこつのやさしい芳醇な香りに、魚介のあっさりしつつも濃密なコクが重なり合い、ひと口目から口いっぱいに普段はなかなか味わえない旨みが広がります。
一度食べたら忘れられない味わいで、リピーターが続出するのも納得できる。

濃厚ながらもあっさりとした旨みたっぷりのスープに、滑らかな中細麺がしっかり絡み、無限に麺を啜り続けたくなるほどの美味しさ。
この味わいは、都内の人気ラーメン店でもなかなか出会えないレベルだと感じました。

とろっとろで大きいチャーシュも美味しく、麺を食べるスピードがさらに加速し……

穂先メンマも分厚く大きく、こちらも食べ応えが十分ですごくうまい!!

煮玉子や海苔、ナルトなどの具材もそれぞれ丁寧に作られており、スープ・麺・具材のバランスも非常に良く、食後には心まで満たされる一杯。
1,250円という価格にも納得できる、完成度の高い味わいが楽しめるのでオススメですよ!!
▼東京駅 斑鳩
住所|東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 地下南通り 東京ラーメンストリート
営業時間|10:00~23:00(LO 22:30)

東京駅周辺でとんこつラーメンを味わうなら、ぜひオススメしたいのが「博多麺房 赤のれん 丸ビル店」。2002年に丸の内ビルディングに開業し、23年にわたり愛され続けている知る人ぞ知る名店。
本店の「博多麺房 赤のれん 西麻布本店」は、福岡出身の超大御所タレント・タモリさんが時折訪れるというエピソードでも知られています。

メニューを見てみると、「毎日一晩かけて五右衛門釜でとるとんこつスープはコクと旨みがあって後味さっぱり。秘伝の醤油ダレを加えたスープが極細平打麺に絡む絶妙の味です」との説明がありました。
大都会・東京のど真ん中でとんこつスープが炊き込まれていると聞くだけで、なんだかワクワクしてきますね!!

本格的なスープと同様に麺へのこだわりも強く、「細めん」と「極細麺」から選べるのが特徴。
ここで見落として欲しくない情報が1つ……

創業者が福岡で修行を積み、暖簾分けを受けた名店「赤のれん節ちゃんラーメン」の麺(極細麺)を選べるのが、「博多麺房 赤のれん」ならではの魅力なんです!!
メニューをしっかり確認しないと見落としてしまいがちですが、この麺を選択できる点は注目すべきポイント。
東京にいながら、とんこつラーメンの本場・福岡の味と麺を同時に楽しめる非常に貴重な一杯。

博多らあめん(950円)
注文したのは看板商品の「博多らあめん(極細麺)」。
シンプルながらも王道のオーラを放つ、とんこつラーメンの味は果たして……

ものすごく上品なとんこつスープで、豚骨の臭みは一切なく、驚くほどすっきりとした美しい味わいでうま!!
それでいてしっかりとコクのある旨みも感じられ、スープを一口飲むだけで、まるで温泉に浸かったかのような心地よさに包まれます。

中でも印象的なのが、極細平打麺を口にした瞬間に横へと広がる独特の食感と、小麦の甘みがふわっと立ち上る香り。普段食べるとんこつラーメンではなかなか味わえない、特別なひとときが流れます。
これは替玉をしてもう一度味わいたくなる!!

チャーシューもほどよい厚みがあり、噛むほどに旨みが広がって美味しく……

メンマもあっさりとした口に直してくれるので、ものすごくいい活躍をしてくれる!!

替玉も200円で可能なので、ここは迷わずに注文するのが吉!!

赤のれんオリジナルの「細めん」を替玉で味わってみると、真っ直ぐで四角い麺が印象的。パスタのアルデンテのように、中心にわずかに芯が残るコシのある食感が心地よくとても美味しい!!
他店ではなかなか出会えない個性的な麺の美味しさを堪能できるので、東京駅に立ち寄る機会があればぜひオススメしたいお店です!!
▼博多麺房 赤のれん 丸の内店
住所| 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング6F
営業時間|平日・土曜日 11:00~23:00 / 日曜日 11:00~22:00
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