こんにちは。バーグハンバーグバーグ編集部の加藤です。
急に腹が空くことがある。夜中、飯が食べたい。コンビニ飯とかではなく、あたたかい作った飯を。しかし、その欲望に応えてくれる店少ない。コロナが流行る前であれば、24時間の店も多かったのに。結局、深夜営業とかやりたくなかったのかなぁ。
そういう貴重な「深夜にやっている店」を社内で聞いて、行ってきてもらった。孤独と向き合う夜中、人間の余白が感じたくなった時にご活用ください。
★みんなの深夜に行けるおススメ飲食店
加藤
ギャラクシー
ダ・ヴィンチ・恐山
みくのしん
かまど
マンスーン

・公式HP
名古屋に住んでいたころ、友だちと車を走らせて、真夜中のラーメン屋へよく行っていた。深夜のラーメン屋は光っている。ネオンに集まる虫のように、無言で車を停め、店に吸い込まれていく男たち。名古屋にあったラーメン屋は都心にはないが、深夜営業の店はいくつかある。
今回訪れたのは、ニューともちんラーメン。いわゆるちゃん系と呼ばれ、「○○ちゃん」という名前がつく中華そば専門店。酔ってる者も、しらふの者も、みんな立ち食いで黙々とラーメンをすすっていた。行列ができていたが、立ち食いスタイルのおかけで、列は思ったよりもずずずっと進んでいく。

敬礼する豚のイラスト。自信満々な表場がかわいい。

チャーシュー麺(980円)、メンマトッピング(100円)、ライス小(無料)
ぼくが頼んだのはチャーシュー麺にメンマトッピング、そして無料の小ライス。出てきた丼には、整然と並んだチャーシューがびっしり敷き詰められていて、その下から平たい麺がのぞいている。ライスが無料、というのもいい。食わせようとしている。タダならいただかない手はない。大まで無料で行けるが、今日は小にしておいた。しょうがねぇなぁ。もう。

スープをひとくち。透明感があるが、脂の膜が舌をぬるっと撫でていく豚清湯スープ。しょっぱい。この塩味が深夜の体に染みこんでちょうどいい。以前寄った際は酒を飲んだ後だったので、余計に染みた気がする。スっと入って行くのに重いパンチ。この塩味、ライスがギリギリ行けてしまう。

チャーシューの屋根からずいっと顔を出したのは、ツルモチで太めの多加水麺。あっついスープが絡む。

チャーシューはしっとりとやわらかく、濃いめの味付け。メンマは太く、黒々としておりこちらも味が濃い。ライスを支える戦力として申し分ない。
大量のスープ、そしてライス。食べ終えると、時間が経ったはずなのに暗い街並みが少し明るく見える。満足度とともに血糖値が上がっている。このまま帰って寝よう。寝落ちよう。一日の最後を締めくくるのに、こいつは最適なラーメンかもしれない。また食いたくなっている。

・公式HP
夜中に肉が食べたい。欲求として、肉、というのが突如として体の中に現れる日が存在する。真夜中なのに。
そんな時、ココスの存在がありがたい。ココスは夜中までやっている店舗が多い。コロナ以降、11時には閉まってしまうファミレスが多い中、24時間とか午前5時までとかやっているのがココスだ。頼もしいぜ。時計が一周した後なのに、ハンバーグが、ステーキが、食べれてしまう。恐ろしいことですよ。でもありがたい。ぼくの心はその感情の間をピッピッとシャトルランしている。

ココスの世界一かわいい配膳ロボット。キャラクターのもこもこちゃんが運転していて、ご注文の品をお取りください、お願いしまーす、と丁寧に声がけをしてくれる。みんなこんなけかわいければいいのに、というほどかわいい。お届けありがとう。

ビーフハンバーグステーキ&カットステーキ(1,529円)
もこもこちゃんが届けてくれた、ビーフハンバーグステーキとカットステーキのコンボメニュー。肉々しいハンバーグと、ジューシーなステーキ。夜中にこれを運んでくれるもこもこちゃんには頭が上がらない。にちぃ、じゅわ、と肉の旨味。皆が寝静まった街で欲望が満たされていく。

ココスのハンバーグボロネーゼ(1,199円)
ぼくがココスで一番好きなボロネーゼ。どやっという反則的な見た目だ。ミートソース、ハンバーグ、半熟ゆで卵、チーズと、大人のお子様プレートである。コクの強いソースをチーズが際立たせる。細くて固いパスタも良い。

店員さんに頼むことで、別途手に入れられる味変、レッドペッパーソース。

こいつをパスタに絡めることで、辛みとオイリーさが増してさらにうまくなる。ぬとっとからい。最高。

ミニ! カリカリポテト(319円)
その名のとおりカリッカリ。ゼンショーグループの揚げ物には、絶対の信頼を置いている。はま寿司もお世話になってます。

ミニ! 宇治金時(539円)
さらに、ココスは深夜にかき氷が食べられる。これぞ幸福。シャグっときめが細かい氷。寝苦しい夜をこいつで芯まで冷やす。
食べたい時に来たら食べられる。ココスは、その誠実なわがままに応えてくれる数少ない場所のひとつ。生活の中で生じてしまう、もう何もかもうるせぇよ、という夜にぜひ活用してみてはいかがだろうか。なんかバカになれるぞ。
・営業時間|24時間
・公式HP
よく見ているバイク系YouTuberが山岡家ばっかり食べてるのを見て、「へ~24時間なんだ……じゃあ深夜のサイクリングのついでに行ってみるか」という感じで行ってみたら、味もめっちゃめちゃ好みだったので通うようになりました。バイク系YouTuberの人が特製味噌ラーメンしか食べないって言ってたのでとりあえず特製味噌を食べてみた結果、あまりにもおいしかったので僕もそれ以外を食べたことないです。

スープのベースは丸3日煮込んだ豚骨で、とにかく味が濃い!しかも濃い=塩辛いってわけじゃなくて、豚骨の味がいかついくらいするのが最高。もちもちの太麺なのも嬉しい。

おなかがへってる時は餃子をつけるのもよいです。皮パリパリで中はジューシー! 満足度高いのでこれからも深夜に通い続けます。ちなみに僕がよく行くのは千葉鎌ケ谷店と松戸北小金店ですが、他の店舗もほぼ24時間営業なのでみなさんもお近くの山岡家にぜひ行ってみてくださいね

・営業時間|24時間
・住所|〒135-0016 東京都江東区東陽5丁目24−10
・公式HP
24時間営業の、工場直販のパン屋さん。ほぼデニッシュ食パン専門。

デニッシュ食パン プレーン(2斤)1000円
ふわっふわのもちもちで超おいしい! 生クリームとバターが入ってて、そのままでもほんのり甘い。少しトーストして耳をサクサクにしたのち、あんバターとか乗せて食べると最高。夫婦で2斤は食べ切れないので、1斤分は切って冷凍していますが、切ってる最中に絶対つまみ食いしてしまう。

・公式HP
深夜1時ごろまでオープンしているクレープ屋さんです。新宿は眠らない町とか言ってるくせに夜中は普通にほとんどの店が閉まっているので、新宿のレイトショーで映画を観たあととかに助かります。

しかもクレープとしてうまい! クレープはサクサク派とモチモチ派がいると思いますが、ジラフクレープは歯ざわりはサクサクしているのに噛むとモチモチしている不思議なハイブリッド触感なのが好きです。どういう技で作ってるんだろう? と厨房を覗き込んだらロボットが自動で作ってました。

そばは食べても太らない
昔、富士そばのショーウィンドウの中にそれが書いてあったのを見て、衝撃を受けました。マジで。そうなの? 言い切った。ディオがエリナに思っきりのキッスをかました時の取り巻きの気持ち。
そこから富士そばにはよく通っていて、今では行く頻度も減りましたが、今でも大好きです。好きなのに口に出さずにお店にも行かずにってこと、結構あるな。ダブルの意味でいっていかなきゃ。

カレーかつ丼そばセット1050円
富士そばの中でも一番好きなメニューはこちらの『カレーかつ丼』。
これは、太る。
「そばは食べても太らない」と聞いて好きになったお店のはずが、一番好きなメニューは『カレーかつ丼』。入口。そばはあくまで入口だったのかよ。

今は知る人ぞ知る。というメニューではないのかな? 僕もそんなにわからないんですけど、店舗限定でそれがどんどん人気で拡大していってるメニューなんですよね? どうですか? あってますか?
カツカレーとカツ丼のいいとこ取り。味が多いし濃いし、ゴチャつかない? みたいな心配はもう、食べれば一瞬でどうでもよくなるほどの『カレーかつ丼』の味。想像の味、ままそう。
あのカレーとあのカツ丼を一緒に食べてる! カレーと卵とじのめんつゆのカツ煮がごはんにごつんと合う! 噛みたくない! 飲ませてくれ! 喉で! 食べさせてくれ!
昨晩の俺、慌てて富士そばのカツ丼カレーセットの写真撮ってんじゃん。
落ち着けよな。pic.twitter.com/4yy5zh7Hoa— みくのしん (@no_inngurissyu)November 14, 2017
思い出
はじめて食べた時は衝撃でした。こんなもの食べていいのか。お母さんに怒られませんか? 大丈夫ですか? と背後の気配が気になって集中できなかった程です。
だからといっておバカな味。というようなことは言いたくありません。ミラクルな組み合わせであることは確か、本当にその味が好きです。普段自炊をするので、自宅で作れないものを外で食べることがあるのですが、これは焼き鳥の串打ちすらを凌駕する。そう思っています。なぜなら『カレーかつ丼』を作る精神を持ち合わせている人間はこの世には、いない。
カツカレーよりカツ丼より、こっちのほうが好きだ。好きだぜ。と胸を張ってい言えるほど好きです。是非、ピザとコーラでは味わえないジャンク感を楽し見たい方は富士そばで『カレーかつ丼』を頼んでみてください。

・営業時間|23時から3時 月曜・日曜定休 22時45分まではナポレオン軒が営業し、23時からは名前が変わります。(変更となる場合があるので、ご来店前に店舗にご確認ください)
・住所|東京都目黒区中根1-5-1
夜23時〜深夜3時という狂った営業時間でやっている超深夜型のお店です(オープン当初は23時〜5時営業だったので、これでもやや正気になっていると言えるでしょう)。店舗の目の前にコンビニがあるんですが、そこすら閉店しているような時間と場所で営業しています。惚れ惚れするほどのストロングスタイル。かっけぇ〜。
このお店は、日中「ナポレオン軒」という名前で、釜玉中華そばを提供しています。これも間違いなく美味しいのでぜひ食べてほしいんですが、23時を過ぎると「ナポ二郎」と名前を変え、二郎系と化した釜玉中華そばを提供し始めるんです。イメージは「汁なし二郎ラーメン」みたいな感じでしょうか。 これがめっちゃ美味いです。「おぉ、背徳感……」とためらう気持ちを殴りつけるようなパンチのある味。かと思えば、釜玉がマイルドさを保っていて、二郎系の満足感がありながら、クドくなりすぎてもいない。最高に美味い! 正直、日中も同じメニューを頼むことはできます。ただ味わうだけなら、わざわざ深夜営業じゃなくてもいいかもしれません。

ただ、深夜になると「野菜多め、アブラ多め、味濃いめ」など、お好みのオーダーができるので、もしチャンスがあればド深夜にお越しください。
・営業時間|午前9時半~午前3時 水曜定休(変更となる場合があるので、ご来店前に店舗にご確認ください)
・住所|東京都品川区南品川3-1-10 MGグレート 1F
深夜3時まで営業しているので、店の前を通ると香る匂いについつい誘われてしまいます。鶏油がバチッと決まったスープは他店では味わえない唯一無二の味わいで一度食べたら病みつきになってしまいました。

ラーメン(ほうれん草トッピング)
この店はノーマルのラーメンだと、麺の量もさほど多くなくて具もチャーシューと海苔と少量のネギのみという少し寂しいビジュアルなんですが、逆に夜遅くに食べるには丁度いい量なので少しだけ罪悪感を減らすことができます。あとは近くの自販機で黒烏龍茶を買えばプラマイ0です。
働く大人たちの頼れるヒーローである深夜飲食店の数々。食べに行くのは諦めて開店時間を待ったり、仕事が終わるのが遅かったりする方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
みなさんのおススメの深夜飲食店も教えてくださいね。
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