責任者が解説!「ABEMA」アニメチャンネルの魅力
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新しい未来のテレビ「ABEMA」の約25チャンネルのうち、現在6つを占める「アニメチャンネル」。最新作のみならず往年の人気作など様々なジャンルとテーマを揃えるほか、新作アニメの先行&独占放送の強化を進め「ABEMA」の視聴者数をけん引しています。
年末年始における最高視聴者数を記録した本チャンネルですが、その要因やアニメチャンネルの魅力を、㈱AbemaTV アニメ局 局長の山崎が解説します。
年末年始における3つの成功要因
「ABEMA」開局以来、一貫して高い人気を誇る「アニメチャンネル」ですが、年末年始での最高視聴者数を更新しました。その成功要因は、2023年秋の新作アニメ5作品の独占見放題などで視聴者数のベースを上げ、年末年始の特別番組など話題性の高いコンテンツを数多く放送したことにあります。
ー年末年始で手応えを感じた取り組みは?
大きく3つあります。
1つ目は、アニメ200作品以上を無料でお届けしたこと。
『進撃の巨人』、『【推しの子】』をはじめ『聖剣学院の魔剣使い』など、2023年を代表する人気作から最新の話題作まで全話一挙放送しました。
長期休暇のまとまった時間を使って多くの方にアニメ作品を楽しんでいただけたのだと思います。
2つ目は、特別番組が話題を呼んだこと。
「ABEMA」オリジナルの声優番組『声優と夜あそび』の忘年会特番や、今話題の「にじさんじ」さん、「ホロライブ」さんの音楽ライブや独自コンテンツなどを無料放送しました。各番組の関連ワードが幾つもトレンド入りするなど大きな話題となりました。
『声優と夜あそび』は業界初の声優によるレギュラー生放送番組として、2018年にスタートしたオリジナル番組です。制作陣と出演者が近い距離で作りあげるからこそできる自由な表現と、それでいて、テレビバラエティレベルのクオリティが保たれる唯一無二の番組として、現在はアニメチャンネルを代表する人気番組に。他の番組などにはなかなか出演されない人気声優さんに出演いただける機会も増え、業界内での認知に手応えを感じています。
3つ目は、多くのアニメ作品の企画・製作を手掛けるアニプレックス社の作品を特集する「アニプレックスチャンネル」を開設したこと。
これは、アニプレックス設立20周年を記念したもので『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』、『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram』など、アニプレックスの人気作全60作品を無料で一挙放送しました。
世界初・「ABEMA」独占の作品もあり、多くの視聴を集めました。

アニメファンの裾野を広げるための挑戦
ーその豪華なラインナップは、様々なステークホルダーとの良好な関係が築けているからこそ実現するものですね。
「ABEMA」の無料という特性、そしてマーケティング力の高さから、新作アニメの先行・独占配信先として選んでいただけるようになってきました。
アニメの配信サービスは様々ありますが、その多くはサブスクリプション方式。作品が届くのは限定的になりやすい傾向があります。その点、無料で見ることのできる「ABEMA」は人が集まりやすい。
そして「ABEMA」にはスポーツ中継や恋愛番組など様々な専門チャンネルがあるので、コアなアニメファンだけでなく、それほどアニメに興味のなかった方も含め、世代や性別を問わず多くの視聴者との接点が生まれます。この環境は、新たなファンを獲得するチャンスです。
また、長年インターネット領域で幅広くビジネスを展開してきた当社の知見を生かしたマーケティング、話題性の最大化が、高い広告効果に繋がるとも評価いただいています。

ーそういった評価はいつ頃から得られたのでしょうか?
「ABEMA」の開局から7年、時間をかけて積み上げてきました。とりわけ「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の全64試合無料生中継は、各方面との関係性を加速させました。
そのほかに印象的なターニングポイントを挙げるなら、2020年3月に新型コロナウイルスの影響で「AnimeJapan 2020」が開催中止となったことを受けて、各社様と共に配信による代替番組を放送したことです。
このイベントでは多くの作品が最新情報を解禁する予定でしたし、それを楽しみにしている方々が大勢いました。急遽の特番制作となり現場の負担はありましたが、アニメ業界だけでなく社会全体が大きな打撃を受けていた中で、コンテンツや作品の魅力を伝える場を提供することができました。
結果的にこれが業界内で「アニメに寄り添ってくれる」「ABEMAと組むとこんな番組が作れる」というイメージを持っていただき、業界内での信頼と期待を高めるきっかけとなったかと思っています。
ーここまでお話ありがとうございました。最後に展望を教えてください。
「アニメチャンネル」を通じて、アニメファンのすそ野を広げていきたいと考えています。
現在、アニメファンの多くの方に「ABEMAアニメ」を知っていただけているようになったと感じています。次のステップとしては、日常的にアニメを見ない方々にどう届けていくか。現在、日本のアニメ市場は拡大し、ライトなアニメファンも増えています。この追い風にのり「ABEMA」の作品を広める力を大きな武器として、アニメの魅力を沢山の方々に広めていけるよう、全力を尽くしていきます。

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