急速な成長を続けるスポーツウェア市場において、伝説のブランドとして知られる adidas。同社は今、広告の限界を突破し、パフォーマンスの限界を超え、理想とする成功に至る道のりを継続的にテストできるパートナーシップを築き上げることに注力しています。
adidas のパフォーマンス・マーケティング・チームは、特に中東と北アフリカのオーディエンス基盤を拡大して、確固たるものにするためのパートナーを探していました。 そのためには、それまでキャンペーンを実施してきたソーシャルメディアと検索チャネル以外で、顧客の成長を強力に後押ししてくれるパートナーが必要でした。そんな同社が選んだのが、Criteo でした。adidas は Criteo と連携し、ターゲット顧客を対象としたトラフィック獲得と、収益基盤の構築に取り組みました。
adidas は、主要な3つのターゲット市場、中東・北アフリカ(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト)を対象に、見込み客の獲得を目的とした新規顧客獲得キャンペーンを展開。Criteoのプロスペクティング(潜在顧客発掘)ソリューションに搭載されたAIを駆使したオーディエンス・モデリング・テクノロジーを活用し、理想的な買い物客が購入意欲を示したタイミングに合わせて、大規模なターゲティングを行いました。
さらに、Criteo の目標ROAS自動最適化(ARO)入札エンジンで、リターゲティングを強化する顧客維持キャンペーンも実施しました。CriteoのARO入札エンジンは、アディダスが設定するROIの目標値に従ってキャンペーンのクリック単価を定義し、パフォーマンスを最大化して売上原価目標の達成をサポートしました。
Criteo の入札最適化エンジンを使用した同キャンペーンでは、訪問数ではなくWebでのコンバージョンを最適化。 さらに、Criteo 広告で利用可能なクーポン配信機能も活用し、セール期間中の売上増を達成しました。 こうして aiddas は、Criteo の入札最適化エンジンとクーポン配信機能を組み合わせることで、Webサイト上でのコンバージョンを増やし、売上獲得のチャンスを最大化することに成功したのです。
Criteo のソリューションを活用することで、新規顧客獲得と顧客維持の二つのキャンペーンを同時に実施し、「オールウェイズオン」で「フルファネル」なキャンペーンの全体最適化を実現することができました。さらに、グローバルのブランドセーフティ・ガイドラインも遵守しながら、パフォーマンスを継続的に改善することができました。
1月から5月末までの5カ月間で、Criteo を活用した adidasのロウワーファネルのキャンペーンのトータルROI(投資利益率)は1.25倍から2.08倍へと改善しました。また、同期間のミッドファネル・キャンペーンのROIも、0.68倍から1.23倍へと改善することができました。ROAS(費用対売上)については、ロウワーファネルのキャンペーンで66%、ミッドファネルのキャンペーンで81%の改善が見られました。
adidasは今後、新市場への広告展開の拡大に加え、既存市場のデータからの学習やアプリコンバージョンへのさらなる投資といったアッパーファネルのキャンペーンも展開していきたいと考えています。
「ミッドファネルのアトリビューションの状況を把握した上での最適化、規模の拡大など、Criteo は当社のマーケティングを効率化する重要なパートナーです」と Aleksandra Matveeva氏は述べています。
