このレビューはネタバレを含みます▼4巻目まで読んだので、感想を書き書き。
前世社蓄だった記憶を持つ公爵末っ子令息・ヴァン。社会人知識を生かして神童と呼ばれるまでになるも、「あれ、これ家督争いに巻き込まれて命ヤバいのでは!?」と方向転換して凡人に努めたらスキル適性がまさかの不遇な生産職!存在を消されそうになるが辛くも生き延びて、姉のようなメイド・忠誠を誓う従者・ヴァンに未来の展望を見たロマンスグレー執事&騎士団長を仲間にいざ行かん自由の地へ!と辺境の領主に飛ばされたけど、物質構造を知ってるからか新しい素材をスキルで構築して家建てたりご立派な城壁建てたり貫通力や切れ味がバカ高い武器作ったり一から自分の思うようにシムシティ出来るのサイコー!とひゃっほいしてたら護衛だった冒険者と仲良くなったり、幻の種族がなし崩しに住み着いたり、神童の真偽を確かめるために他の貴族から視察が来たり無双しまくっていたけど、ドラゴン討伐の経緯で立ち上げる事になった商会を期に爵位を得る話まで飛躍しちゃって思った以上に功績あげちゃって自由気ままな生活に一抹の不安が、え、まずいかも?…な4巻まで。王道な生産職不遇パターン。4巻の時点で他の陰謀とかに巻き込まれる事なく、魔獣の脅威に晒されるけど、村人含め周りの人たちが主人公に好意的協力的で、かつ主人公も前世社会人とは思えぬほど性格もほんわか可愛らしくでも領主らしく采配を奮っていて頼りになるので、今のところノーストレスで楽しく読める。ただ、社会人が素材の構造をそんな詳細に知っているのかと疑問には思うんだが、まあ無双するために必要なファクターで予定調和ではあるので些細な事よ。実家からの邪魔もないので物事が順調に進みすぎな気がしなくもない。公式で連載を読んだらこの後王様が視察に来て有能さにあわや強制連行されそうになったけど、事なきを得たようで。今後実家がでばってくるんかな?続きが楽しみです。