『ちいかわ』初の映画化決定 2026年夏に公開、人気長編「セイレーン編」描く

イラストレーター・ナガノが描くX(旧Twitter)発の漫画作品「ちいかわ」が、初めて映画化されることが決定した。タイトルは『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』で、シリーズの中でも異色かつ人気の長編エピソード「セイレーン編」を映像化する。監督は、「ウマ娘 プリティダービー」シリーズなどの及川啓。映画は東宝の配給で、2026年夏に劇場公開を予定している。
「ちいかわ」は、ちいかわ、ハチワレ、うさぎといった【なんか小さくてかわいいやつ】(通称:ちいかわ)が繰り広げる、楽しくて切ない、少しハードな日々の物語。2020年の連載開始以降、急速に人気を拡大し、多数のグッズやコラボ展開が行われるなど日本中に浸透した。その人気は留まることなく、「日本キャラクター大賞グランプリ」を3度受賞したほか、2022年に放送開始したショートアニメのYouTube見逃し配信の総再生回数は4億回を突破するなど、今や全世界から愛される人気コンテンツとなっている。
映画で描かれるのは、ナガノが今作のために執筆した“セイレーン編”と呼ばれる長編ストーリー。話数を追うごとにSNSのトレンドを賑わせていた屈指の人気エピソードが待望の映像化を果たす。制作は、劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』のアクションシーンなどを手がけたCygamesPicuturesが担当。原作者・ナガノの完全監修のもと、ちいかわたちの冒険が壮大な音楽と迫力の映像で描かれる。あわせてビジュアルには、ボートに乗ったちいかわ・ハチワレ・うさぎの姿が描かれており、花冠と腰みのを巻いた今までになかったスタイルのちいかわたちが、満月と美しい夜空を見上げている。

映画化にあたり、ナガノは「ちいかわ映画化決定しました!! タイトルは『人魚の島のひみつ』。2023年3月~11月にXに投稿していた、島へ行く話です。はじめての大きなスクリーンでのちいかわたちの旅。楽しみにお待ちいただけたら嬉しいで!!」とコメントしている。(編集部・倉本拓弥)
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』ストーリー
ある日、ちいかわとハチワレが広場でくつろいでいると、突如として顔にチラシを貼り付けたうさぎがやって来る。ハチワレがそのチラシを確認すると、それは「特別な島へご招待」と書かれた招待状であった。「島でのカンタンな討伐で100倍の報酬をもらおう」「限定島ラーメンに限定スイーツ、甘いもの辛いもの全部実質無料」といった言葉に釣られ、島合宿に行くことを決めたちいかわたち。チラシの内容を怪しがるラッコ先生とともに乗船し、島に上陸したちいかわ一同を待ち受けていたものとは……!?







