「KinKi Kids」の堂本光一(45)が作・構成・演出・主演のミュージカル「Endless SHOCK」が28日、福岡市の博多座公演昼の部で通算2100回を迎えた。今年5月9日に故森光子さんの「放浪記」を抜いて国内演劇の単独主演記録となる2018回を達成しており、自身が持つ記録をさらに更新。ラストイヤーのSHOCKに花を添えた。
光一は今年1月の製作発表の際、来年建て替え工事のため帝劇が休館するのに合わせ、SHOCKは「今年で幕を閉める」と宣言しており、2012年から始まった博多座公演も、通算214回目の29日昼がラストとなる。その前日に光一が新たな金字塔を打ち立てた。
カーテンコールの際、光一は「今日は2100回目の公演です」と自ら切り出し、観客から拍手が上がる中「しかし夜公演があるのでセレモニーはすぐ終わりたいと思います」と、進行役の「ふぉ~ゆ~」福田悠太(37)と辰巳雄大(37)に”巻き”を指示。すっかりSHOCK名物となった恒例のくす玉割りも、光一がフライング気味にひもを引くと、花火の映像をバックに「二千百回やったばい‼」と博多弁のお祝いメッセージが登場した。
福岡のご当地ゆるキャラ4体が、名産品の明太子や観光地の福岡タワーの装飾をあしらった特製ケーキを運んでお祝いに駆けつけ、SHOCKの博多座初演イヤーの2012年に生まれた地元の男女キッズが光一に花束を贈呈した。
続いてリポーターによる公開インタビューが行われた。まずはお祝いの言葉に対して光一は「はい、もうありがたいです。ありがとうございます」と回答。「つい最近2000回超えだったなとか、(国内演劇の単独主演記録となる)2018回だったなとか…。それを考えると、もうそれから100公演をやったんだなぁ」としみじみと語った。
現カンパニーでは最後の博多を楽しむため、休演日にライバル役の「timelesz」佐藤勝利(27)や福田、辰巳らとともに温泉に出かけたといい、福田は「ハカタでハダカの付き合いです」とギャグをぶっ放して笑わせた。
11月8日からは東京・帝国劇場でいよいよ見納めとなるショーが始まる。29日昼の大千秋楽で通算2128回となり、SHOCKの歴史に幕を下ろす。「日本一チケットが取れない演劇公演」と言われており、すでに11月分もソールドアウトになっているが、「何らかの形で少しでも多くの方に見ていただければ」という光一たっての希望で全国の映画館で千秋楽公演のライブビューイングを開催することが決定した。