札幌国際大教授の懲戒解雇「無効」の判決 学長の告発会見同席めぐり
札幌国際大学人文学部教授だった大月隆寛さん(63)が在職時に、当時の学長が開いた大学運営を問題視する記者会見に同席したことなどを理由に懲戒解雇されたのは不当だとして、大月さんが同大を相手取り教授としての地位の確認などを求めた訴訟の判決が16日、札幌地裁であった。中野琢郎裁判長は「解雇は合理的な理由を欠き、社会通念上相当でない」として、大月さんの請求を全面的に認めた。
判決によると、当時の学長は退任直前の2020年3月、記者会見を開き、同大が受け入れている外国人留学生の日本語能力が留学資格の水準を満たしていないと主張。同席した大月さんは同年6月、同大から大学の名誉や信用を傷つけたなどとして懲戒解雇された。
判決は「原告は会見で学長の後ろに座っていただけで、意見などを主体的に述べていない。仮に会見で話された内容の一部が事実と異なっていたとしても、原告は大学の名誉や信用の毀損(きそん)を助長していない」と指摘。懲戒事由はなく、解雇は無効と結論づけ、これまでの賃金などの支払いを命じた。
同大は「判決文を精査し検討する」との談話を出した。
































































