「中道」に傾斜する立憲、公明へ急接近 「ギリギリのライン」を判断
「リベラル」の代表格だった立憲民主党をはじめ、野党がこぞって「中道」の旗を掲げている。保守色の強い高市早苗政権や参政党とは距離を置く穏健保守層への支持の広がりを目指すとともに、新たな野党の結集軸にしたい考えだ。リベラルが訴えてきた政策や価値観は薄れてしまうのか。
気温2度に冷え込んだ8日午前7時。立憲の野田佳彦代表が、千葉県習志野市のJR津田沼駅前でビラを配っていた。
部活着の女子高校生、リュックを背負ったサラリーマン。50枚のビラの束は瞬く間に消え、秘書があわてて補充した。
地元の駅頭に立ち続けて40年。「間違いない世論調査」と位置づける有権者の反応に、10月から変化が生じた。足を止めてくれる人が1割増えた。公明党の支持者ではないかと直感的に思った。公明が長きにわたる自民党との連立関係を解消した時期と重なる。
野田氏は公明との間合いを詰…



































































