世界的なフランスの漫画祭、異例の中止決定 運営会社への不信高まり
世界的なフランスの漫画イベント「アングレーム国際漫画祭」の運営会社は1日、来年1月に予定していた漫画祭を「中止する」と弁護士を通じて発表した。地元ラジオ局などが報じた。運営会社への不信感から、漫画家らによる不参加表明が相次いでいた。
アングレーム国際漫画祭は1974年に始まり、例年20万人以上を集める欧州最大級の漫画イベント。世界的に権威のある漫画賞のひとつを授ける場としても知られ、日本からは2015年に大友克洋さん、19年に高橋留美子さんが最高賞のグランプリを受賞。13年には鳥山明さんが「40周年特別賞」を受けるなど、日本との関わりも深い。
第53回となる2026年の漫画祭は1月28日~2月1日、仏南西部のアングレームで開催する予定だった。公共放送ラジオフランスによると、イベントの運営会社は「適切な条件のもとで開催することが物理的に不可能になった」と声明で述べたという。
400人の漫画家、運営会社の変更要請
漫画祭をめぐっては今年に入…


































































