「安倍元首相の教え子」と期待 高市首相の初外遊にASEAN各国は
高市早苗首相の就任後初の外遊先となったマレーシアの首都クアラルンプールで26日、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が始まった。日本の新首相と新政権について、ASEAN各国はどう見るのか。
ASEANは東南アジア各国で構成。今回、東ティモールが正式加盟して全11カ国がそろった。総人口は約6億8千万人(2024年)で日本の5倍以上に上り、多くの国が経済成長を続けている。日本企業が多く進出するタイや、対中国を念頭に日本が安全保障協力を強めるフィリピンなどは、日本の新首相への関心も高い。
26日に開かれた日ASEAN首脳会議の冒頭、議長国マレーシアのアンワル首相は「男性たちを退けて首相に就任された。私の妻と娘も全面的に支持している。トランプ米大統領の訪日を控える中、日本がASEANを重視し、出席してくれたことに感謝する」と祝福した。
出席したタイのシハサック外相は会談後、報道陣に対し、「高市氏は意欲的で、印象は非常に良い。就任直後からASEAN各国との会合に熱心な姿勢を見せている」と述べた。
タイのある元外交顧問は、アジアに新たに女性のリーダーが誕生したことを歓迎し、「我々の地域にとって歴史的な前進。ASEANの信頼できるパートナーである日本が地域の安定、革新、協力を推進してくれると確信している」と話した。
東南アジアに広く取材網を持つシンガポールメディアのCNAも「(ASEAN域内の)政治評論家はおおむね好意的で、決断力があり、現実的で実行力のある人と評している」と報じた。
外国人政策に一部懸念も
各国の外交官らからは、安倍…
【30周年キャンペーン】今なら2カ月間無料で有料記事が読み放題!詳しくはこちら



































































