自民総裁選、想定超えた保守回帰 今夏の予兆、見誤った小泉陣営

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自民党総裁選で敗れ、記者の質問に答える小泉進次郎氏=2025年10月4日午後3時19分、東京・永田町の自民党本部、嶋田達也撮影
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 4日投開票された自民党総裁選。本命視されていた小泉進次郎農林水産相は、決選投票では先行していた国会議員票さえも高市氏に後れを取った。なぜ支持が離れたのか。背景には、当事者の想定を超えた地方発の保守回帰があった。

 投開票を控えた3日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎の一室。勝利を確信していた小泉氏の陣営メンバーによる「祝勝会」が開かれていた。騒ぎを聞きつけた他陣営幹部は眉をひそめた。

 総裁選を前に行われた報道各社による支持動向調査では、多くが小泉氏の優勢を示していた。だがふたを開けてみれば、決選投票では高市氏が強みとする党員・党友による「地方票」をてこに、議員票もさらった。

 予兆はあった。それは今夏の…

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