火球、日本周辺で最大規模 NASA分析、1.6キロトンの威力

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小勝周
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福岡空港のライブカメラに映った火球とみられる光(左上)=2025年8月19日午後11時8分ごろ、福岡市博多区、九州朝日放送提供
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 19日午後11時8分に九州などで目撃された火球について、米航空宇宙局(NASA)が火球の分析を公開しているサイトによると、日本周辺で確認された火球としては1988年の統計開始以来、最大規模だったことがわかった。

 同サイトによると、今回の火球は1.6キロトンのエネルギーを持っていたという。広島型原爆(16キロトン)の10分の1になる。同サイトが記録した地点は、鹿児島県大隅半島の南東約80キロの海上だった。

 これまでに日本付近で観測された火球では、2020年11月の東海・近畿地方の各地で観測されたものなどがあるが、20年11月の火球は0.073キロトンにとどまる。日本周辺をさらに広げてみた場合、10年に日本の東約1500キロの海上で9.7キロトンの火球が観測されている。

 同サイトで最大のものは、2…

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    藤井涼
    (UchuBiz編集長)
    2025年8月27日7時27分 投稿
    【視点】

    地球衝突による自然災害を防ぐ「地球防衛」(プラネタリーディフェンス)についての研究は30年以上前から続けられており、近年はその注目度も高まってきています。2022年には米国が宇宙機を意図的に衝突させて小惑星の軌道変更を試みるミッションに初成

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