第3回戦場へ送られる恐怖から、1キロ泳いで国外へ 脱走や徴兵逃れ問題化
毎月3千人――。ウクライナでは、それだけの人数が動員されている。
ロシアによる全面侵攻が続くなか、兵士がいなくなれば、さらに領土が奪われ、ウクライナという国家が存在しなくなるおそれがある。
それは、国民の多くが理解している。ただ、自分や家族が死ぬのは避けたい。その感情もまた、多くが共有している。
2022年11月、ペトロさん(42歳、姓は非公表)はウクライナ軍に徴兵された。同年2月の全面侵攻開始の直後に志願し、当時は断られていたのに。
東部戦線で戦い、負傷した。治療を受けてまた戦場に戻り、再度負傷した。背骨に2カ所。心身が、もう限界だった。
不満が募っていた。軍備品は…








































































