コンパイル時間を短縮し、性能を向上。

AMD Vivado™ は、AMD アダプティブ SoC および FPGA 向けの設計ソフトウェアです。このソフトウェアには、デザイン入力、合成、配置配線、検証/シミュレーション ツールが含まれています。Vivado デザイン ソフトウェアの高度な機能を利用することで、コンパイル時間やデザインの反復作業を削減でき、また AMD アダプティブ SoC/FPGA の消費電力をより正確に見積もることができます。

新機能

AMD Vivado 2025.1 ソフトウェア リリースのハイライト

AMD Versal™ アダプティブ SoC デザイン フローの改善点 

AMD Vivado™ 2025.1 ソフトウェアには、AMD Spartan™ UltraScale+™ FPGA、AMD Versal™ AI エッジ シリーズ Gen 2、および Versal プライム シリーズ Gen 2 アダプティブ SoC を含む、新しいデバイスのサポートが追加されています。 

すべての Versal デバイス対応のデバイス選択式インストーラー
  • Vivado ソフトウェアのダウンロード サイズを大幅に削減
  • シリーズ全体ではなく、必要なデバイス (1 つまたは複数) を選択してインストール可能 
Versal の QoR 強化機能
  • Versal SSIT デバイス専用の機能で、ローカルおよびグローバルのスキューを最小化するためのオプション
  • NoC のマルチフェーズ機能により、QoS と帯域要件を時間軸で分割して制御可能 
Versal デバイスにおけるプロセッシング システムの柔軟な起動
  • 最初にプロセッシング システムを起動し、その後プログラマブル ロジック (PL) を動的にロードする
  • すべての量産対応 Versal デバイスで利用可能

長所

3D server room/ data center

FMAX の目標を達成

高速設計で FMAX ターゲットを達成することは、ハードウェア設計サイクルで最も困難なフェーズの一つです。Vivado では、QoR (結果の品質) 評価レポート (RQA)、QoR 推奨項目レポート (RQS)、および IDR (インテリジェント デザイン run) などの独自機能を提供し、タイミングの達成をサポートします。これらのツールを利用することで、通常数週間かかるパフォーマンス目標の達成を数日で実現でき、生産性が飛躍的に向上します。

Abstract glowing 3D computer chip lines

反復設計の迅速化

デザインに新機能を追加してデバッグするプロセスには反復作業が不可欠です。これらの反復作業のほとんどは、インクリメンタルな変更であり、その変更はデザインの一部分に限定されます。Vivado Design Suite には、設計イテレーション時間を大幅に短縮する 2 つの重要なテクノロジが用意されています。インクリメンタル コンパイルと抽象化シェルです。

Circuit board with power icons illustration

高精度の消費電力見積もり

アダプティブ SoC や FPGA の設計初期段階で正確に電力を見積もることは、効率的な設計プロセスの一部として非常に重要です。Power Design Manager は、Versal や UltraScale+™ ファミリなどの大規模かつ複雑なデバイスに対応し、初期段階で正確に電力を計算できる最先端の消費電力見積もりツールです。複雑なハード IP ブロックを多数統合しているデバイスの消費電力を正確に予測できるように特別に設計されています。

デザイン フロー

CPU and brain illustration

デザイン入力 & インプリメンテーション

Vivado では、従来の VHDL や Verilog に加え、IP ブロックを直感的に統合できるグラフィカル ツール「IP インテグレーター」を利用できます。​

また、クラス最高レベルの設計品質を実現するために、機械学習を活用した高度な合成および配置配線 (P&R) 機能も統合されています。

Gears illustration

機能検証

デザインの機能性と信頼性を確保するために、検証は非常に重要です。Vivado では、最新の HDL に対応したフル機能のシミュレーターと、標準インターフェイスの検証に有効な検証用 IP が提供されています。

Circuit board illustration

ChipScope によるハードウェア デバッグ

Vivado ChipScope では、システム動作中のデバッグ時にプログラマブル ロジックの動作を詳細に可視化できるため、効率的なハードウェア検証が可能になります。

Male programmer with code reflection

Dynamic Function eXchange

Dynamic Function eXchange (DFX) 機能を使用して、デザインの一部をリアルタイムで変更できるようになります。つまり、その他のロジックが動作中にパーシャル ビットストリームを AMD のデバイスにダウンロードできるようになるため、必要に応じて柔軟にデザインに変更を加え、パフォーマンスを向上させることができます。Dynamic Function eXchange 機能により、デバイス数を削減したり、小規模デバイスへ移行して省電力化を実現できます。また、いつでもシステムをアップグレードできます。

プラットフォーム エディション

AMD Vivado

AMD Vivado Design Suite: スタンダード & エンタープライズ エディション 

Vivado Design Suite スタンダード エディションは、デバイス制限がある無償版です。スタンダード エディション (無償)

Vivado Design Suite エンタープライズ エディションでは、すべての AMD デバイスがサポートされています。エンタープライズ エディション ライセンスを購入

お客様の声

Keysight white logo
抽象化シェル

「DFX 機能により、サービスを中断することなく、アプリケーションのパフォーマンスを最適化できました。抽象化シェルを使用することで、Vivado でのコンパイル時間が平均 3 分の 2 に短縮できました。」

Keysight white logo
ブロック デザイン コンテナー

「ブロック デザイン コンテナーを使用することで、以前の Vivado バージョンよりもはるかに効率的に IP インテグレーター デザインを再利用できるようになりました。これにより、設計時間の短縮と手入力によるデザイン エラーを削減できました。」

Abaco Systems | Ametek
抽象化シェル

「DFX と抽象化シェルを使用することで、当社の IP を保護できると同時に、当社の顧客が独自のダイナミック IP を作成できるようになりました。DFX は、システムを稼働させたまま機能を入れ替えることができるため、ミッション クリティカルな業務には特に有効です」。

NI
インテリジェント デザイン run

「IDR は、プッシュボタン操作でタイミング結果を簡単に改善できるゲームチェンジャーになりました。IDR で生成される QoR (結果の品質) 推奨項目レポート (RQS) が、専門家レベルの高品質な結果を導いてくれるため、複雑なデザインではユーザーによる解析時間を大幅に減らすことができます。」