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ハリポタ作者、ハーマイオニー役俳優を「無知」と批判 トランスの権利めぐり

 発信地:ロンドン/英国 [英国ヨーロッパ ]

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ハリポタ作者、ハーマイオニー役俳優を「無知」と批判 トランスの権利めぐり
ファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズで知られる英作家J・K・ローリング氏(2022年3月29日撮影)。(c)Tolga Akmen/AFP

【9月30日 AFP】ファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズで知られる英作家J・K・ローリング氏(60)が、「ハリー・ポッター」シリーズの映画版でハーマイオニー・グレンジャー役を務めた俳優エマ・ワトソン氏(35)のトランスジェンダーの権利に関する見解ついて「無知」だと批判した。

ローリング氏はX(旧ツイッター)への長文の投稿で、ワトソン氏と映画「ハリー・ポッター」シリーズで主演を務めた俳優ダニエル・ラドクリフ氏が「私が創造した世界の事実上の代弁者の役割を担い続けている」ことに憤りを表明した。

ラドクリフ氏とワトソン氏は共に、ローリング氏のジェンダー問題に関する姿勢に異議を唱えている。

これまでワトソン氏についてそれほど率直に発言してこなかったローリング氏は、ワトソン氏は幼いころから特権を享受しているため、問題を正しく認識できていないことを示唆した。

「私は(ワトソン氏のように)14歳で億万長者になったわけではない。エマを有名にした本を執筆しながら、貧困の中で暮らしていた」「だからこそ、エマが熱心に取り組んでいる女性の権利の破壊が、彼女のような特権を持たない女性や少女たちにどのような影響を与えるかを、私自身の人生経験から理解している」と述べた。

ローリング氏は長年、性自認に関する議論の最前線に立ち、トランスジェンダー運動を非難してきた。

トランスフォビア(トランスジェンダー嫌悪)だとの批判に対しては、女性の権利や、トイレや更衣室などの女性専用スペースへの影響を懸念しているにすぎないと説明している。

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