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ベトナム、「二人っ子政策」廃止 出生率低下に歯止めかからず

 発信地:ハノイ/ベトナム [ベトナムアジア・オセアニア ]

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【6月4日 AFP】出生率の反転を目指すベトナムの共産党政権は、長年続いてきた「二人っ子政策」を廃止した。国営ベトナム通信が4日、報じた。

ベトナムでは1988年に夫婦が3人以上の子どもを持つことが禁止されたが、子どもの数は今後、夫婦の判断に委ねられることになる。

ベトナム保健省によれば、合計特殊出生率は2021年の2.11から、2022年は2.01、2023年は1.96と低下し続けている。昨年は1.91にまで低下し、人口を維持するのに必要な2.1を割り込んだ。

この傾向は、生活費が高騰している経済的に発展した地域、特にハノイやホーチミン市などの大都市で顕著だ。

22歳の会社員、トラン・ミン・フオンさんはAFPに対し、子どもを持つつもりはないため、政府の規制はほとんど影響がないと語った。

「女性は結婚して子どもを産むべきだという社会規範はあるが、子どもを育てるには費用がかかり過ぎる」と訴えた。(c)AFP

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