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ごみ収集作業員、パリ五輪期間中のスト警告

 発信地:パリ/フランス [フランスヨーロッパ ]

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ごみ収集作業員、パリ五輪期間中のスト警告
ごみ収集作業員によるストライキ中、仏パリ市内に積み上がったごみ(2023年3月17日撮影)。(c)Bertrand GUAY / AFP

【5月3日 AFP】フランスの大手労働組合は2日、パリ五輪が行われる今夏、パリ市のごみ収集作業員がストライキを行う可能性があると発表した。

 フランスの左派系労組「労働総同盟(CGT)」の廃棄物処理部門FTDNEEAは、ストライキを5月に開始し、7月1日~9月8日まで続行する可能性があると警告した。この期間中、7月26日~8月11日にはパリ五輪が開催される。

 パリのごみ収集作業員は五輪期間中の勤務する場合、月額400ユーロ(約6万6000円)の上乗せと、ボーナス1900ユーロ(約32万円)を要求している。

 CGT-FTDNEEAの組合員ナビル・ラトレシュ氏はAFPに対し「われわれは全力を尽くすつもりだ」と述べ、「パリ警視庁はボーナスをもらっているが、われわれも雇用主は同じだ。(五輪期間中の)観光客は1500万人と予想されており、われわれも過剰な仕事量を抱えることになるだろう」と語った。

 同氏によると、パリ市当局はごみ収集作業員に対して、1200ユーロ(約20万円)を上限とするボーナスの支給を検討していた。

 パリ市長室はAFPに対し、五輪に貢献した労働者に対する600~1900ユーロ(約10万~32万円)のボーナス支給を4月に発表したが、これはごみ収集作業員にも適用されると述べた。だが、CGT側は支給額が時間外労働に左右されることを知った段階で、交渉から離脱したという。

 パリ副市長とCGTの労使協議は来週予定されている。

 ラトレシュ氏によれば、ごみ収集作業員の追加採用がないため、休日返上となる作業員もいるという。すでに先月24日にストライキを行ったが、市側の譲歩は一切引き出せていないという。(c)AFP

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