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プーチン大統領、反同性愛法批判に「エルトン・ジョンは好き」

 発信地:モスクワ/ロシア [ロシア・CISロシア ]

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プーチン大統領、反同性愛法批判に「エルトン・ジョンは好き」
露ソチ(Sochi)で国内外の報道陣の取材に応じるウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(2014年1月19日撮影)。(c)AFP/Aleksey Nikolsky

【1月20日 AFP】ロシアの反同性愛法制定をめぐってソチ冬季五輪のボイコットを呼び掛ける声が上がっていることについて、鎮静化を図るウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領は19日、多くのロシア人は英歌手エルトン・ジョン(Elton John)氏の「指向にもかかわらず」同氏のファンだと述べ、ロシアは同性愛者を差別していないと強調した。 

 五輪開幕を3週間後に控え、プーチン大統領は開催地のロシア南部ソチ(Sochi)で外国報道陣とのインタビューに応じ、ロシアは性的指向に関係なくあらゆる選手・観客を歓迎すると繰り返し述べた。

「人には、さまざまな性的指向がある。わが国は五輪にやって来る全てのアスリートと全ての観客を歓迎する」とプーチン大統領は発言。例として、同性愛者であることを公言しているエルトン・ジョン氏の名を挙げ「人としても音楽家としても傑出した人物だ」「わが国の何百万という国民が、彼の性的指向にかかわらず、心から彼を慕っている」と語った。

 エルトン・ジョン氏はロシアの「同性愛プロパガンダ禁止法」制定後の昨年12月、チケットが完売したモスクワ(Moscow)でのコンサートで「深く悲しみ、衝撃を受けている。非人間的で隔離的な法律だ」と批判している。

「同性愛プロパガンダ禁止法」は未成年への同性愛プロパガンダ(宣伝)行為を禁止した法律だが、内容が明確性に欠け同性愛者の弾圧にも繋がると批判されている。

 プーチン大統領は17日にも、ソチで五輪運営ボランティアとの会合で、同性愛者がソチ五輪での迫害を恐れる必要はないと述べ、「わが国は、伝統的でない性的関係を禁じているわけではない。同性愛や小児性愛の宣伝を禁じたまでだ。誰かを逮捕することなどないので、落ち着いてくつろいでほしい」と語っている。

 しかし、同時に「ただ、子どもたちのことは放っておいてほしい」と言い添え、同法の正当性を改めて擁護している。(c)AFP

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