タイトル/ワード名
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物語の書き方を指南する本は,古今東西,これまでにも数多く出版されてきた。その多くは著者自身の経験談や,数々の良書を演繹して導き出されたノウハウをまとめたものだが,今回紹介する「ストーリーテリングの科学」は一味違う。脳科学の分野から,作劇や物語構造の本質に迫る一冊である。
[2026/02/05 21:00]
“リミナルスペース(識閾空間)”というインターネットミームがある。どこかしら不安を煽る奇妙な風景を指すこの言葉は,日本でも急速にその存在感を高め,「8番出口」など数多くのフォロワー作品を産み出してきた。今回はそんな新しい恐怖の概念を解説した一冊「リミナルスペース 新しい恐怖の美学」を紹介する。
[2026/01/22 22:30]
最近,中華風の後宮ものが元気だ。毎月2〜3冊の新作が書店の棚に並び,さらには中華風ファンタジーの書き下ろしアンソロジーまで登場するなど,ジャンルとしての盛り上がりが感じられる。しかし“後宮”とは一体,どういうものだったのだろうか。今回はそんな人に向けた入門書「後宮 殷から唐・五代十国まで」「宋から清末まで」を紹介する。
[2026/01/08 20:00]
海戦の花形はまずもって戦艦の主砲,そして空から襲来する空母艦載機だ。けれども海面下で息を潜めて,チャンスの到来を待ち受ける艦種もある。そう,潜水艦だ。今回は,そうした潜水艦の知られざる活躍を描いた一冊,「アメリカ潜水艦隊の戦い」を紹介してみたい。
[2025/12/18 12:00]
ゲームの攻略本は数あれど,一つのタイトルではなくジャンル全体を俯瞰したものは珍しい。しかし共通する考え方というのは確かにあるはずだ。今回はそんな一冊,マジックの世界で最高峰に登り詰めた著者によるTCGの理論書「カードゲームで本当に強くなる考え方」を紹介する。
[2025/12/04 23:58]
この世界の文化には,「声」に由来するものと「文字」に由来するものがあるという。日常的に文字を書いている我々は当然後者だろうが,では「声の文化」とはどういったものなのだろうか。今回紹介するのはそんな疑問に答えを出してくれる一冊,ウォルター・J・オングの「声の文化と文字の文化」だ。
[2025/11/20 20:00]
妖怪を扱ったアニメが今,世界で大人気だ。ここは我々日本人としても,妖怪の知識を少し増やしておくタイミングではないだろうか。今回紹介する「本朝妖怪年代紀」は,そんな知識で武装するのに最適の一冊。一家に一冊そなえておきたい妖怪のバイブルである。
[2025/11/06 15:00]
戦争における正義と葛藤は,多くのフィクションで中心をなしてきた普遍的なテーマだ。では現実の戦争では,現場の人々はどんな思いでその都度の決断を下してきたのだろうか。今回はそんな実像に迫るノンフィクション,デイヴィッド・ハルバースタムの「ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争」を紹介する。
[2025/10/23 17:00]
アーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」といえば,ファンタジー文学を代表する傑作として,今なお世界中で読み継がれている名作シリーズだ。今回紹介する「いまファンタジーにできること」は,そんなル=グウィンによる比較的近年のエッセイや講演録をまとめた一冊である。
[2025/10/09 12:00]
ジャンルとしてのサイバーパンクの嚆矢とされる《スプロール》三部作。その第一作「ニューロマンサー」の新装版が,早川書房から2025年8月に発売された。1984年に世に送り出されたウィリアム・ギブスンの代表作である。今回はハードボイルド文学の文脈から,その足跡を辿ってみたい。
[2025/09/11 19:30]
一つのライトノベルが完結を迎えた。将棋をテーマに,全20巻におよぶ熱戦を描ききった「りゅうおうのおしごと!」の話である。いかにもライトノベル的なハーレム設定のラブコメ作品なのは間違いないが,そのうえで,非常に真摯に将棋と向き合った傑作であった。今回は,そんな同作を改めて紹介してみたい。
[2025/08/28 13:10]
1980年代末,ファミコンブームと共に数々のゲームメディアが勃興したあの時代の熱気を覚えているだろうか。今回紹介する「198Xのファミコン狂騒曲」は,ファミコン通信2代目編集長・東府屋ファミ坊こと塩崎剛三氏の筆になる初の自伝である。今は遠いあの時代を追体験するにはもってこいの一冊となっている。
[2025/08/14 18:30]
「進化」という言葉は,とくにゲームの文脈において,いいように使われすぎている。進化とは,決して個人の成長や変化を意味するものではないからだ。今回は,そんな進化の秘密に迫る一冊「遺伝子は不滅である」を紹介する。「利己的な遺伝子」で一世を風靡したリチャード・ドーキンス氏の最新作だ。
[2025/07/31 15:00]
街中で「脱出」や「謎解き」という文言が踊るポスターを見かけるのは,もはや珍しくなくなった。その人気の秘密は「没入」と「体験」にあると説くのが,今回紹介する一冊「あなたも脱出できる 脱出ゲームのすべて」だ。世界各地に広がった,この遊びの歴史を遡りながら,その原点と発展を紐解いていく。
[2025/07/17 15:00]
幻想生物やモンスターについて調べると,必ずその名前を聞くのがアタナシウス・キルヒャーなる人物である。イエズス会の司祭であり,にもかかわらず数々の奇怪な図像を残した彼は,いったいどんな人物だったのか。今回はそんなキルヒャーの実像に迫る入門書「キルヒャーの世界図鑑」を紹介する。
[2025/07/03 15:30]
ローカルな羊飼いの民族が,なぜユダヤ人と呼ばれるようになったのか。あるいは田舎の少女がなぜフランスを救うことになったのか。今回は,そうした“歴史の謎”に迫る解説書「世界史のリテラシー」シリーズを紹介する。150ページほどのシンプルな装丁に,最新の資料と研究が詰め込まれたシリーズだ。
[2025/06/19 22:09]
ルリタニアン・ロマンスという言葉をご存知だろうか。とある小国の陰謀劇に主人公が巻き込まれ,これを打ち砕いて美しい姫と結ばれる――そんなステレオタイプの物語を指す用語である。今回はそんなルリタニアン・ロマンスから,先頃復刊が叶ったE・R・バローズの「ルータ王国の危機」を紹介する。
[2025/06/05 17:00]
あるライトノベルシリーズが今,軍事戦記ジャンルの最先端を走っている。印象的なキャラクターたちが織りなすドラマ,重厚な群像劇,ドラマチックな展開。今回は,そんな樽見京一郎氏による「オルクセン王国史 〜野蛮なオークの国は,如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか〜」を紹介する。
[2025/05/22 12:00]
歴史上の魔術師で,ファイアーボールを撃とうと思った人物を,筆者は寡聞にして知らない。せいぜいファウスト博士が,錬金術の実験を失敗して爆死した程度である。では彼らは魔術に何を求めたのか? 今回紹介する「アグリッパ 儀礼魔術」を紐解けば,その辺が少し見えてくる。
[2025/05/08 21:30]
このところ,中国のSF小説がブームである。これらの作品は,アメリカや日本のSF小説や映画の影響を強くうかがわせながらも,ゲームとも密接に関わっているのが特徴といえる。今回紹介する韓松氏の「無限病院」もまた,そんな中国SFの流儀に則った一冊となっている。
[2025/04/24 12:00]
怪奇幻想譚は短編がいい。キャラクターや物語にどっぷり没入する長編より,印象的な場面をエピソードとして切り取った短篇のほうが,フォーマット的に向いているように思うからだ。そんなわけで,今回は18世紀末から19世紀初頭の怪異譚を集成した「ドイツロマン派怪奇幻想傑作集」を紹介してみよう。
[2025/04/10 19:40]
ゲームクリエイターのインタビューは数多くあれど,一つのタイトルの制作過程に密着したものはあまりない。今回はそんな稀有な一冊を紹介しよう。アトラスの「メタファー:リファンタジオ」の開発現場に,7年にわたって密着したインタビュー集「RPGのつくりかた 橋野桂と『メタファー:リファンタジオ』」だ。
[2025/03/27 12:00]
古臭くて退屈な古典文学の中にも,最新ゲームに通ずる広がりがあるかもしれない。今回はそんな新しい気づきを与えてくれる山本貴光氏の文芸評論「文学のエコロジー」を紹介しよう。“文芸作品をゲームクリエイターの目で眺める”という,ありそうでなかったアプローチが楽しい一冊だ。
[2025/03/13 12:00]
ガウェイン卿といえば,円卓の騎士のなかでも,湖のランスロットに次ぐ誉れを誇る“アーサー王物語”の重要人物だ。にもかかわらず,原典での扱いはあまりよろしくなかったりする。そこで今回は,ガウェイン卿の名誉を復興すべく「アーサーの甥ガウェインの成長記 中世ラテン騎士物語」を紹介する。
[2025/02/27 12:00]
ゲームとは切っても切れない存在であるモンスターについて,その歴史的な背景や造形・作画のテクニックを解説したものは多いが,シナリオ中でどう描写するかをまとめた本はあまりない。今回はそんなクリエイターのためのノウハウ本「モンスターを書く 創作者のための怪物創造マニュアル」を紹介する。
[2025/02/13 12:00]
グラハム・ハンコック氏と言えば「神々の指紋」で知られるジャーナリストだ。徹底的な調査から先史文明の勃興を探る同著は,その大胆な内容から1995年のベストセラーとなった。そんな氏の最新の調査をまとめたのが,今回取り上げる「人類前史」だ。2024年に文庫化も果たした同書の魅力を紐解いていこう。
[2025/01/30 12:00]
今なお多くの人に愛され続ける落ち物パズルの代名詞「テトリス」。今回はその黎明期を扱った「テトリス・エフェクト 世界を惑わせたゲーム」を紹介する。生みの親であるアレクセイ・パジトノフ氏と,それを日本に持ち込んだヘンク・ロジャース氏の二人の視点から,ゲームの歴史を綴った迫真のドキュメントだ。
[2025/01/16 12:00]
中国からすごい小説がやってきた。KADOKAWAから2か月連続で刊行された現代伝奇アクション小説「盗墓筆記」が,実に面白いのだ。今回は中国独特の文化である“盗墓”をテーマに,地下迷宮に挑む若者達を描いた同作の魅力を,筆者なりに紹介してみたい。
[2024/12/26 12:00]
ほかの民族と仲良くするには,根本的な思考を理解しなくては難しい。そのための一番の近道は,国の成立過程を教えてくれる神話的な古典を読むことだ。今回は,そんな中からイスラエルのソロモン王の時代を描いた「ケブラ・ナガスト 聖櫃の将来とエチオピアの栄光」を紹介する。
[2024/12/12 12:00]
ファンタジーと聞いて中世ヨーロッパ風の世界を思い浮かべるのは,もはや“お約束”のようなものとなっている。それらはもちろん厳格な形で史実に即しているわけではないわけだが,では実際どうだったのか。それを考えるときに役立つのが,今回紹介する「中世ヨーロッパ ファクトとフィクション」だ。
[2024/11/28 12:00]
駄犬という名前の作家がいる。44歳で「小説家になろう」に小説を発表し始め,2作目の「誰が勇者を殺したか」が話題を呼んで商業デビュー。それから1年で続編にあたる「預言の章」を始めとした,8冊もの本を世に送り出している。今回は,そんな駄犬氏の作品の魅力を深掘りしていこう。
[2024/11/14 12:00]
北欧神話を出典とし,刃物で刻みつけたことから直線のみで構成された不思議な文字,ルーン。さまざまなゲームに登場し,ときに魔力の源泉として扱われるこの文字を,理解したいと思ったことはないだろうか。そんなあなたにピッタリの本がある。それが今回紹介する「ルーン文字研究序説」だ。
[2024/10/31 12:00]
ゲームにもしばしば登場する剣闘士という職業のルーツを遡れば,古代ローマに辿りつく。奴隷を死ぬまで戦わせ,それを見世物にしていたと聞けばいかにもグロテスクだが,その実情はどうだったのか。本村凌二氏の手になる研究書「剣闘士 血と汗のローマ社会史」から,最新の剣闘士像に迫ってみよう。
[2024/10/17 12:00]
シャーロック・ホームズが操る武術“バリツ”をご存じだろうか。ボクシングのようでもあり,柔術のようでもあり,ときに杖を振るって戦う,この謎の武術は,シャーロキアンの間でも長らく議論の的であった。それをついに解き明かしたのが,今回紹介する書籍「シャーロック・ホームズの護身術 バリツ」である。
[2024/10/03 12:00]
日進月歩で進化し続けるAI技術。良きにつけ悪しきにつけ,我々はAIとのうまい付き合い方を考えていかなくてはならない節目にある。そんな時代を生き抜くために,我々は何を読み,何を考えればいいのだろうか。本稿ではそんなあなたに贈りたい,早川書房の国産SF短編アンソロジー「AIとSF」を紹介する。
[2024/09/19 12:00]
ジャンルとしてもすっかり定着した感があるホラーゲーム。実況動画の隆盛と相まって,ますます人気を博する同ジャンルだが,その面白さの秘訣はどこにあるのか。それを分析した書籍「ホラーの哲学 フィクションと感情をめぐるパラドックス」を,今回は紹介してみたい。
[2024/09/05 12:00]
ここ最近,いわゆるハイ・ファンタジーの元気が良いようだ。そんな中,いわゆる“剣と魔法のファンタジー”を切り拓いた作品が,新紀元社から復刻を遂げた。2024年8月2日に「覇王篇」が発売され,無事完結を迎えた「愛蔵版 英雄コナン全集」全4巻がそれである。本稿では,この記念碑的な作品を取り上げる。
[2024/08/22 12:00]
今回の「ゲーマーのためのブックガイド」のテーマは「デモンズ・クレスト」。「ソードアート・オンライン」シリーズの著者として知られる,川原 礫氏が贈る新シリーズだ。本作はウェブトゥーン(縦に読むデジタルコミック)の原作という位置づけだが,小説単体として完成度の高い作品となっている。
[2024/08/08 12:00]
魔術師と言われてすぐに思い浮かぶのは誰だろう? ハリー・ポッター? 「指輪物語」のガンダルフ? だが,そんな面々の原型となった英国のマーリンを忘れてはならない。そんなマーリンの実態に手軽に迫ることができる一冊「西洋中世奇譚集成 魔術師マーリン」を,今回は紹介してみたい。
[2024/07/25 12:00]
料理にまつわる本というのは,たいていが美しい。そうでなければ美味しそうに見えないのだから当たり前だが,今回はその道具のほう――包丁について掘り下げた本を紹介したい。ティム・ヘイワード著の「世界で一番美しい包丁の図鑑」には,コレクターである著者の愛情と哲学が詰め込まれている。
[2023/03/23 12:00]
「ゲーマーのためのブックガイド」第15回で紹介するのは,恩田 陸さんのパニックコメディ小説「ドミノin上海」。25人の主要人物とアウトローなパンダなどの不可思議な3匹の動物たちによる複数の出来事がドミノ倒しのように連鎖していく,スピーディな展開が魅力の一冊だ。
[2023/03/09 12:00]
大巨編の歴史×空想小説「地図と拳」が大きな話題となっている小川 哲さんは,“ジャンルにとらわれない作風”が魅力のSF作家だ。そんな小川さんの作品世界に飛び込むのにオススメしたいのが「嘘と正典」。時間を共通のテーマとした6編の中短編を収録した作品集だ。
[2023/02/23 12:00]
「ゲーマーのためのブックガイド」第13回で取り上げるのは,J・K・ローリングさんの小説「ハリー・ポッター」シリーズから生まれた魔法ワールドの関連書籍。発売前からSNSなどで大きな話題となっている「ホグワーツ・レガシー」をより深く知るための書籍をいくつか紹介しよう。
[2023/02/09 12:00]
歴史小説にもいろいろあるが,アツいのはやはり戦国時代と幕末だ。今回はそんな戦国ものの歴史小説「城をひとつ―戦国北条奇略伝―」を紹介したい。後北条氏に仕えた武将・大藤信基とその子孫が主人公の本作だが,テーマとなるのは戦ではなく城攻めに至るまでの潜入調略。つまりスパイものの歴史小説なのだ。
[2023/01/26 12:00]
「ゲーマーのためのブックガイド」第11回は,本坊元児さんの「脱・東京芸人 都会を捨てて見えてきたもの」。見知らぬ土地で農作業や家畜の世話をし,近隣の町や村の人々と交流しながらカントリーライフを体験する――近年,一つのジャンルと言える広がりを見せている農業/牧場生活SLGだが,そんなカントリーライフの現実(?)を,ちょっと変わった視点で描いた一冊だ。
[2023/01/12 12:02]
新作「DEATH STRANDING 2」(仮称)の発表で盛り上がる今だからこそ紹介したい一冊が,安部公房の短編集「無関係な死・時の崖」だ。DEATH STRANDINGのベースとなる部分に影響を与えたという「なわ」を含む10編を収録した一冊で,(安部公房の作品としては)比較的読みやすい作品が揃っている。
[2022/12/15 12:00]
「サイバーパンク2077」がリリースされたことで,改めて注目を集めるサイバーパンクジャンルだが,その発祥は1980年代に遡る。コンピュータ・テクノロジーの発展と共に歩んできたフィクションとしてのサイバーパンクだが,ときに現実の側にも影響を与えてきた。今回は,そんな作品の代表作ともいえる1992年の小説「スノウ・クラッシュ」を紹介する。
[2022/12/01 12:00]
「ゲーマーのためのブックガイド」第8回は,ゲームで競馬に興味を持った人に,今オススメしたい競馬小説。史実とはまた違った面白さや楽しみ方がある,馬産地を舞台に1頭の競走馬に夢を託した人々を描いた「黄金旅程」と,G1制覇を目指す馬主の物語を独特の視点で描く「ザ・ロイヤルファミリー」を紹介しよう。
[2022/11/17 12:15]本サイト「4Gamer.net」の内容は,すべて無断転載を禁止します。ただし商用利用を除き,リンクについてはその限りではありません。
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