Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


Wayback Machine
20 captures
09 Jun 2013 - 23 Jan 2025
MayJUNJul
Previous capture09Next capture
201220132015
success
fail
COLLECTED BY
Organization:Alexa Crawls
Starting in 1996,Alexa Internet has been donating their crawl data to the Internet Archive. Flowing in every day, these data are added to theWayback Machine after an embargo period.
Collection:Alexa Crawls
Starting in 1996,Alexa Internet has been donating their crawl data to the Internet Archive. Flowing in every day, these data are added to theWayback Machine after an embargo period.
TIMESTAMPS
loading
The Wayback Machine - https://web.archive.org/web/20130609174136/http://allabout.co.jp:80/gm/gc/413643/2/

【マーケティング】2つの爽健美茶!新製品戦略もA/Bスプリットの時代?

All About オールアバウト
ビジネス・学習

マーケティング/マーケティング事例

2つの爽健美茶!新製品戦略もA/Bスプリットの時代?

ブレンド茶で圧倒的な支持を集める爽健美茶の新たなチャレンジが話題となっています。それは、新旧爽健美茶の投票によって次世代の爽健美茶を決定するという『爽健美茶。国民投票』。これまであまりなかった消費者が新製品を決めるという企画の背景にはどのような狙いがあるのか? 環境によって変化するマーケティング戦略の裏側に迫ります!

執筆者:安部 徹也

更新日:2013年03月26日

この記事の担当ガイド

この記事の担当ガイド
MBA Solution代表。講演や書籍執筆、メディア出演など多方面で活躍。主宰する『1日3分MBA講座』は7万人以上のビジネスパーソンが学ぶ。

コカ・コーラ社が新製品戦略にA/Bスプリットテストを利用したワケとは?


A/Bスプリットテスト

日本コカ・コーラ社はなぜ新製品開発戦略にA/Bスプリットテストを取り入れたのか?

一般的にはプロモーション戦略で活用されるA/Bスプリットテストを、なぜコカ・コーラ社は新製品戦略に取り入れたのでしょうか?

一つはAKB48の国民総選挙が実施するたびに話題となるように、メジャーブランドのリニューアルにあたって、消費者を巻き込んで注目を高めるためにイベントマーケティングとして導入したということもあるでしょう。

ただ、他にも大きな理由が考えられます。

それは、ブレンド茶市場で圧倒的な支持を集める爽健美茶だけに、リニューアルによって顧客が新たな味に失望し、他のブランドに流れるリスクを最大限予防するということです。

もし、消費者に新しい味が受け入れられなければ、ライバル他社の攻勢も激しい市場だけに大きくマーケットシェアを落とすことも考えられます。

やはり、圧倒的な人気を誇るメジャーブランドだけに、大胆なリニューアルには大きなリスクが伴うのです。


メジャーブランドのリニューアルでの大きな失敗

コカ・コーラ社には、かつてメジャーブランドの味のリニューアルに際して、大きな失敗を犯した経験があります。

それは、1970年代のアメリカ。

コカ・コーラとペプシコーラのブランドを隠したまま消費者に飲み比べてもらい、おいしい方を指摘してもらうというブラインドテストを実施したところ、大半の消費者がペプシコーラの方がおいしいという評価を下したのです。

このテスト結果に危機感を抱いたコカ・コーラ社は、『カンザス計画』という名のもとに、味覚の大改革に挑みます。消費者テストを繰り返しながらペプシコーラを上回る味を追求して、1985年、遂に『ニューコーク』というネーミングで大々的に販売を開始するまでに至りました。

ところが、この新しいフレーバーは消費者に受け入れらることはありませんでした。

コカ・コーラ社としては、自信を持って投入した新製品だけに、旧製品の販売を止めてまで臨んだ大きなチャレンジが完全に裏目に出てしまいました。結果として、コカ・コーラのシェアは急落し、ライバルのペプシコーラに追い抜かれてしまったのです。

そして、消費者の予想外の大きな反発に、新製品発売からわずか3か月後、コカ・コーラ社は昔の味を復活させて『コカ・コーラ・クラシック』として販売せざるを得ない状況にまで追い込まれたのです。


消費者の嗜好が多様化した時代に求められる難しい舵取り

今や消費者の嗜好は多様化し、企業側が完全に把握することはますます難しくなってきています。

特に飲料業界に限っていえば、毎年各社が数多くの新製品を市場に投入してきますが、消費者から一定の評価を得て、商品棚に残り続ける製品は“千に三つ”といわれています。

つまり、ほとんどの製品が短期間のうちに消え去る運命にあるのです。

現在では主要な流通網はコンビニエンスストアであり、スペースに限りのある売り場では、POSデータを分析して、短いものであれば1週間程度で棚から撤去されます。

売れなければ、プロダクトライフサイクルがわずか1週間という厳しい現実を突きつけられているのです。

ただ、飲料メーカーにとっては莫大なコストをかけて新製品を開発しているのですから、大きな失敗は避けたいものです。

そこで、企業側から「この製品であれば売れるだろう」というプロダクトアウト的な視点から新製品を開発して投入するのではなく、消費者に「どの製品がいいですか?」と直接訊ね、実際に評判のいい方を残すマーケットイン的な手法を導入すれば、失敗する確率は低くなることにつながるでしょう。

やはり、ビジネスのリスクを低くするためには、いきなり仮説に基づいて大規模なマーケティングを展開するのではなく、小規模なテストで数値を検証したうえで本番を実施するという慎重なマーケティングが効果的なのです。

今や消費者はインターネットを通じて、いつでも、どこでも、いくらでも情報が入手できる時代となりました。このような環境の中では、消費者の変化は非常に激しく、企業側にとってはマーケティングの舵取りがますます難しくなる状況が続いています。

そこで、日本コカ・コーラ社が実施する『爽健美茶。国民投票』のように、少しでも消費者に近づき、望むものを提供できるマーケティングを実践していくことが、今の企業に求められていることだといえるのではないでしょうか。

ビジネス・学習関連ユーザ投稿

All About Good Answers

斬新すぎるレシピ11選

うまい棒でつくったコロッケからプリンを入れた即席クリームパンまで

小物で始める「ステキ」生活

すぐにでも真似したくなる簡単テク

    新着・人気記事

    All Aboutをフォローしよう!
    • Google+

    メルマガ登録

    【ビジネスメルマガ】転職・起業・ビジネス実務・スキルアップに関連する、厳選お役立ち情報をお届けします。

    tips+ 毎日そそるヒラメキを

    スポンサードサイト

    Copyright(c) All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます

    [8]ページ先頭

    ©2009-2025 Movatter.jp