大天使ガブリエルに会ったぜ!俺も今日から
預言者だ!
しかし神の子孫であることは否定したわけではない。何故、
天皇家の人間しか
天皇になれないのか?
黄泉の国から生還した
イザナギが身を清めるために禊をしました。その時に生まれた太陽神、穢れなきアマテラスの子孫が
天皇だからです。
なんと!そしてアマテラスは天地
垂迹説によると
大日如来の化身です。
そんなこと信じられますか?しかし、これが日本の宗教観であり、
天皇が永遠に
天皇でいられる理由です。軍事力と経済力で大和を平定した人間に過ぎないと思うのですけれど・・・
黄泉の国から戻って、禊から生まれた清らかな汚れのない神なのです。その子孫だから
天皇は
尊いということなです。
本当かよ!神、仏を殺したら穢れるから?だから誰も手にかけなかった?殺せなかった?死は穢れです。武力は穢れです。
私も好きな作家の一人です。まあ、あれだけ多くの著作を発表していますので、当然全部読んでいません。しかし、自身の著書『日本史真髄』で自身の
歴史観を明確にしている。
この六つの項目で日本の歴史を読み解くことができる。と、言っています。このテーマを押さえれば、日本史の大きな流れを知っていれば、井沢氏の著作はわかりやすく、楽しく読めます。このわかりやすさが井沢氏の魅力だと思っています。
井沢氏の説だと、呪われるから天皇家は滅亡させてはいけない 天皇家の権力を奪っても、何故弓を引いてはいけないのか?
藤原氏にしても、平家、源氏にしても、もっと時代が下って徳川家にしても何故
天皇家を滅ぼさなかったのか?ずっと疑問でした。結果論ですけれど、
承久の乱で、幕府は
後鳥羽上皇を倒しますけれど、朝廷は残します。
それは穢れるから!怨霊になったら、呪われるから!余計たちが悪い!
崇徳院という事例があります!
後醍醐天皇を生かしておいたから、結果的には不満に思う
御家人が
武装蜂起して
鎌倉幕府は滅んでしまいます。中国なら徳のない皇帝を倒してもそれは「義」です。民を助けたことになります。
新田義貞は
後醍醐天皇に向かって「徳」がないとはっきり言います。しかし、倒さない。呪われるから!冗談ではない。原始信仰では本気だ!
さらには最終的には
江戸幕府も倒れます。みんな結果的に
天皇家を残してしまったから。
遂に、
崇徳院の呪いが晴れたのです。いや、ちゃんと京都にお戻しています。
しかし大きな目で見れば、
天皇に政権が戻ったわけではない。
以前、友人と話していたのですけれど、「朝廷の武力は外注。決して自ら手を汚すことはなかった。徳川家だって大きな目で見れば
天皇の家来ということになる」
「だって、朝廷を倒したら、穢れるから!」
その回答が井沢氏の説だと「死は穢れ」という日本人独自の宗教感のせいだということになります。
そういえば、日本には「仏教的な輪廻」という思想があまり、定着していないようだ。
「生まれ変わっても、一緒になろう」人として輪廻転生する前提だ!(´⊙ω⊙`)
帝から君子に
明治政府は
天皇を西洋の君主のように実在の存在として国民の前に姿を示さなければならないと考えた。御簾から出したことは前回述べました。さらに「現人神」として、
天皇は神格化され、政府に利用された。
日本の政治家で「
神の国」などどいまだに恥ずかしい発言をする人がいますけれど、そういうことです。
GHQは再び、
軍国主義に走る恐れがあるから、神話の教育を禁じた。教義のない宗教、経典のない宗教、
八百万の神など
キリスト教を信仰している彼らからにとってみれば原始宗教に等しい。仏教は中国から渡ったもの。さらに、
キリスト教と民主主義を信仰している
アメリカ人にとってみれば、
国家神道なんて、異教である。異教は大罪である。
いや、私はそうとは思わない。
国民主権の日本では国民の総意として「象徴」になったのである。日本国民の二度と戦争はしたくない。
恒久平和を願う象徴なのである。昭仁
天皇の鎮魂の旅は利用されている姿とは思えない。
昭仁
天皇はその姿で
恒久平和の尊さを示したのです。これは利用された人間のとる姿ではないと信じたい。
だからこそ、
憲法を改正して戦争をできる国にしようとする連中にもう一度この言葉を送る。
「天皇陛下」万歳を大声で叫びはするが、天皇陛下ご自身の個人的な意見には一片の関心もない。
戦争は日本人が嫌う穢れです。そう思いませんか?
だいぶ、本論から離れてしまったけれど、見事にリンクしてしまいました。
聞いた話ですが、
井沢元彦氏は
梅原猛氏の考えに傾倒しているらしい。友人からも「
梅原猛の焼き直しだよ」と言われたことがあります。でも読みやすいよ。わかりやすいよ(笑)
『逆説の日本史』は一体何巻出ているかわかりません。ひょっとしたら本人も知らない可能性もあります😅
ですが、大変わかりやすいので、ぜひ一度手に
井沢元彦を読んでみてください。エンターティメントとしても楽しめます。
本の選び方ですか(笑)好きな時代やドラマで興味を持ったところから手にとってみましょう。
まだ、何冊かありますよ(笑)