新聞読書欄に、今年の三冊の掲載が始まったということは、北海道新聞
読書欄の一年に一度のお楽しみ豊崎社長「鮭児文学賞」の発表があると
いうことですね。
本日の朝、新聞に鮭児文学賞のことがでていたよと教えてくれる人がい
て、親切にもメールに豊崎社長の文章が添付されていました。これは、親愛
なる北海道民のつとめとして、そのことを知らせなくてはと思った次第です。
(こんなにユニークな賞なのに、他のメディアではなかなか目にすることが
できずでありますからね。)
まずは受賞作でありますが、いしいしんじさんの「チェロ湖」になりました。
(今年の日本メガノベルの傑作というのが、受賞の理由ですが、メガノベル
とははてさてです。)
豊崎社長によると、今年はメガノベルに収穫が多かった年となるのだそう
です。はてメガノベルとはなんぞやでありますが、大喰らいでいうところのメガ
盛りに同じくでありまして、長編小説の大盛りサイズでありますね。
当方は小説は長いほうが好きなのでありますが、豊崎社長があげている今
年のメガノベルは、どれも手にしたことがありませんでした。
ここにならんでいる翻訳小説は、いずれも二段組で400ページほどあるよう
で、読むのは気力体力と、それに最後の一冊などは財力も必要となるようです。
「625ページ二段組というメガ感と15400円という値段にたじろがざるを得な
い超話題作が『アントカインド』」とのことで、これを自分で買って読もうという
人は、無条件で尊敬することであります。(5千円くらいの小説でおじけていて
はいけないことで)
ちなみに豊崎社長は、この「アントカインド」を読み上げるのに二週間かかっ
たとのことです。すごいな豊崎さんは。
うまくはまれば、こうしたメガノベルは、年末年始の一冊として最適なものに
なりますが、このなかで市の図書館にはどれがあるのだろう。まずは検索してみる
ことにいたしましょう。
本日は、午後から雪になって、これまで何度か除雪をしています。眠る前には
あと一回除雪をしたほうがいいのかな。さらっとした雪ですが、あっという間に
積ります。

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