本日の日中はプラス気温に転じました。脇道は先日に降った雪が一度
とけてそれから凍った状態でかなりガタガタでツルツルとなっています。
交通量の多い、大きな道路は路面がでていて、これは走りやすくていい具合
となっています。
先日に確保した中古のポータブルストーブは、そろそろ届くころと配達会
社からの連絡を待っているのですが、雪の影響と年末で荷物が多くなって
いますので、遅れが発生していると、いつもよりも日にちがかかっているよ
うです。
このストーブが使えれば、火の気のないところで作業ができるのにと思い
ながら、本日は調べものなどの作業は中止として、まちなかにある体育館
までトレーニングへと出かけることにです。近くにあるいつもの施設は年末
点検のため休館ですので、週に何度かは、ちょっと時間がかかりますが、こ
こを利用することにです。いつもの施設ではないので、マシンなどの使い
勝手も違って、本日はまずは環境に慣れるための80分でありました。
まちなかの体育館の隣は、大きな図書館がありまして、トレーニングに
合わせて図書館利用もできるのでありますが、本日は図書館を横目に見て
帰路につくことにしました。明日に返却期限をむかえる本もあるのですが、
これは正月期間に読む本の借り出しも含めて、次の機会にです。
トレーニングから戻ってからは、あとすこしで読み終えることになる石井
遊佳さんの「ティータイム」に収録の作品をのぞくことにです。
表題作は、日本の温泉地での仲居さんが主人公で、次の「奇遇」は、
お得意のインドものであります。
やっとこさで「誰もが知る外資系ホテルのフロントに採用された」あまり
出来のよろしくない主人公が、そこで宿泊客が忘れていった文庫本を読む
ことで、人生がかわっていくことになります。
「明良は何気なくその文庫本を休憩室に持ち込む。タイトルぐらいは聞いた
ことがあるインド旅行記だった。著者がインド、とりわけヴァラナシを旅した
さいに目にした風景が生々しい筆致で描かれていた。」
このようにあったあと、その文庫本の一部が引用されているのです。
「なんでもある。人間に関係するものしないもの。インドにはなんでもある。
インドに身をおいたことで、それまでの自分が御破算になった感覚があっ
た。」
結局のところ、主人公は、この本を読んで「自分もここに身を置いてみた
い」と思って、インドにわたることになり、話は展開していきます。
上の文章が文庫本からの引用であるとしたら、この文庫はだれが書い
たものでありましょうね。
当方が学生の頃といえば、インドものといえば堀田善衛の「インドで
考えたこと」でありますが、これは岩波新書ですし、ちょっと古すぎです。
そのあとにインドものでインパクトあったのは、藤原新也さん「インド放浪」
となりますが、こちらであれば写真つきでありますからね。
そういえば椎名誠さんにもインドものがありましたですね。
その昔はインドへでの生活を経験すると、日本でコツコツと仕事をする
のが嫌になるといわれていましたが、最近でもそうなのでありましょうか。
北海道は昨日から荒れ模様となるというのが天気予報でありましたが、
そのとおりでありまして、昨日午後から雪となりました。時間とともに水分の
多い雪となりで、深夜まで降り続くとのことでした。
これは結構な降雪量となりそうなので、すこしはやい目から除雪にとりか
かることにです。昨日は夕方に作業して(このときはサラサラ雪でした。)、寝る
前にやってです(このときは水分を含んでえらく重くなってました)。
雪は深夜までですので、明朝はすこし早く起きて、作業をしなくてはという
ことで、今朝は6時前に起き出して、外にでることにです。今朝は気温が上がっ
てほとんど雪混じりの雨みたいになっていたのですが、この時点までに累積
しますと28センチほどの降雪となったとのことです。
このくらい降りますと、道路には除雪車が入ることになると思っていました
ら、道路の角のところに除雪車両の姿が見えたことです。これは助け舟であ
りまして、除雪はそこそこにして、自宅に入ることにしました。

隣家の車庫の上に積もっている雪を見ましたら、28センチというのも納得で
きることです。
本日の日中は気温があがりまして、ほぼプラスで推移しましたので、除雪車が
入っただけの道路は、路面に残った雪が溶けてぐちゃぐちゃになり、ひどく厄介
なことになることにです。
それでは、早朝から除雪作業に励んでいた当方のところはといいますと、きれ
いに雪は姿を消して、めでたく路面が出ることとあいなりました。(だからどうした
という話でありますが。)

このまま暖気が続き、雨にでもなりますと、ほとんど雪は姿を消すことになり
ますが、さて今年はホワイトクリスマスとなりますか。
クリスマスまで10日ということで、本日はクリスマスギフトに使うシュトレンを
作ることとしました。一年にほぼ一度しか作らないシュトレンでありまして、
レシピもあるようなないようなで、あっちの作り方と、こっちの作り方の良いと
思われるところをつまんで作ることにです。中種には天然酵母種を使うのが、
当方の流儀となります。手順は概ね富沢のはじめてのシュトレンの方法に
したがっています。
スタートはバターを柔らかくすることで、それから焼き終えるまでに5時間くら
いもかけていたかもしれません。(ちょっとかかりすぎですが、合わせて4本です
し、同時に食パン一本も作ってましたので)
生地にドライフルーツのラム酒づけを混ぜ込んで、簡単に成形してから発酵
させて、それから焼くことになりです。

バターと粉とドライフルーツを混ぜ込んで成形です。これから焼きます。

焼き上がりましたら、熱いうちに溶かしバターをたっぷりと塗って、そのあと
グラニュー糖をまぶして、冷めるのを待つことになります。冷めたら、粉砂糖を
ふって真っ白に化粧をして、10日ほどラップで包んでいますと、食べ頃をむか
えます。(遠くに住む家族にもけっこう評判よろしです。)
ということで、これまでのところ本日は本はあまり読むことができておりません
です。図書館本の一冊は明日午後までに読んでしまおうと思っていますので、
それはこれから。
それとこれから読む本の確保として、どうも市内では確保が難しそうな本を
通販サイトに注文をだすことにです。やっとこさで、リンクに書影があがってきて
いまして、こんな装丁になったのかと思いました。これの発売は17日とのこと
です。
新聞読書欄に、今年の三冊の掲載が始まったということは、北海道新聞
読書欄の一年に一度のお楽しみ豊崎社長「鮭児文学賞」の発表があると
いうことですね。
本日の朝、新聞に鮭児文学賞のことがでていたよと教えてくれる人がい
て、親切にもメールに豊崎社長の文章が添付されていました。これは、親愛
なる北海道民のつとめとして、そのことを知らせなくてはと思った次第です。
(こんなにユニークな賞なのに、他のメディアではなかなか目にすることが
できずでありますからね。)
まずは受賞作でありますが、いしいしんじさんの「チェロ湖」になりました。
(今年の日本メガノベルの傑作というのが、受賞の理由ですが、メガノベル
とははてさてです。)
豊崎社長によると、今年はメガノベルに収穫が多かった年となるのだそう
です。はてメガノベルとはなんぞやでありますが、大喰らいでいうところのメガ
盛りに同じくでありまして、長編小説の大盛りサイズでありますね。
当方は小説は長いほうが好きなのでありますが、豊崎社長があげている今
年のメガノベルは、どれも手にしたことがありませんでした。
ここにならんでいる翻訳小説は、いずれも二段組で400ページほどあるよう
で、読むのは気力体力と、それに最後の一冊などは財力も必要となるようです。
「625ページ二段組というメガ感と15400円という値段にたじろがざるを得な
い超話題作が『アントカインド』」とのことで、これを自分で買って読もうという
人は、無条件で尊敬することであります。(5千円くらいの小説でおじけていて
はいけないことで)
ちなみに豊崎社長は、この「アントカインド」を読み上げるのに二週間かかっ
たとのことです。すごいな豊崎さんは。
うまくはまれば、こうしたメガノベルは、年末年始の一冊として最適なものに
なりますが、このなかで市の図書館にはどれがあるのだろう。まずは検索してみる
ことにいたしましょう。
本日は、午後から雪になって、これまで何度か除雪をしています。眠る前には
あと一回除雪をしたほうがいいのかな。さらっとした雪ですが、あっという間に
積ります。

明日からは大荒れの天気になるとの予報でありまして、その前にやることを
やってしまおうと、朝早くに出かけることにです。今朝は朝6時前に起きたので
すが、この時の気温は11.5度(もちろんマイナスです)でありました。
これは寒いことでありまして、ふとんからでるのがおっくうになりますが、えい
やっとでて、食事をして外出にむけての支度をすることにです。
7時40分くらいに、車で近くの駅まで移動しますが、途中のコンビニに立ち
寄り、毎日新聞を購入です。持参の本一冊とこの新聞の読書欄があれば、移動
の車中でも読むものには困らないことで。
朝の道路面は、ツルツルでほとんど氷の上を走っているようなものです。
こんな時に、車を運転したくないなという感じの女性ドライバーさんが思いっ
きりノロノロ運転で走っていました。こういうときは、車は滑るものと思って運転
しなくてはいけないのですが、滑るのは怖いですからね。
ということで、本日は気動車と電車を乗り継いで、道立図書館まで資料調査
のために行ってきました。今回は10時前には到着して、それから休憩もとらずに、
マイクロフィルムとなった昭和9年ほかの新聞をチェックすることにです。
紙面を見て3時間ほども経過した頃に、探していた記事が見つかりました。
記事は、すでに転記されたもので目にしていたのですが、これの初出を確認する
必要がありまして、先日と本日の二回にわたって、マイクロフィルムを見ておりま
した。
これでよろしで、その記事と関連のとこをプリントアウトすることとしました。
あわせて8枚で、一枚10円ですから、これはお安いことで。交通費のほうがずっ
とかかっているのですが、本当に資料調査というのは、苦労多くてです。
そんなのインターネットを使えば、なんとかなるでしょうといわれそうですが、
まったくそんなことはなくってです。
まずは、これでマイクロフィルムでの新聞調査は、一段落とします。(年内に
終えることができて、よかったことです。)
道立図書館への往復の電車の中で手にしていたのは、絲山秋子さんの
新作「細長い場所」でありました。
絲山さんは、作家としてはベテランでありまして、作品数も多いのですが、
これまで、このようなテイストの小説はあったでしょうかね。新聞かで目にし
た広告には、「新しい代表作」とあったように思いますが、小説でありなが
ら、ほとんど話に筋というものがありません。
この本のダストケースには、小説から取られた次の一文が刷り込まれてい
ます。
「夜明け前の跨線橋に、気配と残像が並んで腰を掛けている。『久しぶりだ
ね』残像は言った。」
この小説集の「第二章」のタイトルが「気配と残像」でありまして、その中に、
上のくだりがあるのですが、なんだなんだこれはという感じで、かなりシュール
でありますが、読ませます。筋を追っては、いけませんですよ。
本日の午前は、トレーニングへと行って、午後からは懸案となっている休眠
に近い口座解約のため銀行へ行く予定をしておりました。
午前のトレーニングは、道路が凍ってツルツルになっているなかを車で行く
ことになりです。こんなツルツルでありましたら、歩くのもたいへんでありますが、
自転車で移動している人を見かけて、あらまそれはいかがなものかです。
トレーニング施設は、プールに併設のものですが、来週から年内は設備点
検のためのお休みとなることから、年内、ここを利用できるのは、本日も入れ
て、三日となることです。
いい具合で運動をこなして、あとウェイトマシンをいくつかやっておしまいと
いうところで、施設内に放送が流れて、地震があって、津波の恐れがあるので、
運動を中止して、今後の放送に注意してというものでした。プールの天井の
部材が落ちたら、たいへんでありますからね。当方は二階で運動をしており
ましたが、何度か揺れを感じました。(震度3くらいであったようです)
結局のところ、しばし待機をして、その後利用してもいいということになった
のでありますが、ちょっと汗が引きかげんにもなっていたことから、打ち切りと
し、着替えをして帰路につくことにしました。
戻って一休みしてから、ふだん行くことのない銀行支店に通帳と印鑑を持参
していくことにです。いまから30年以上も前に付き合いで開設した口座で、も
う何年もほっておきましたら、銀行からこのままでは休眠となりますよと案内が
あって、まったくこれからも使うことはないのであるから、解約してすこしの残金
を有効に使おうと思って、数ヶ月が経過しています。
印鑑は紛失しているし、キャッシュカードの暗証番号は忘れているで、ちょっと
苦戦をしましたが、なんとか解約にこぎつけることができました。これで、すこし
年末に本を買うことができるかな。
銀行より戻ってきましたら、郵便で「本の雑誌」2026年1月号が届いておりま
した。一年で一番楽しみな号でありまして、特集は2025年度ベスト10となりま
す。
「本の雑誌」の全体ベスト10にあがっているのは、例年ほとんど読んではいな
いのですが、それでも、このような企画自体が好きでありますからね。
ベスト10には、残念ながら入っていませんでしたが、現在読んでいる石井遊佳
さんの「ティータイム」が話題にあがってきます。編集部員の鼎談では、次のよう
な発言がありです。
「この人、面白いよね。やっぱりオモロイ純文がいっぱいでてきてるんですよ。」とい
う編集員さんのコメントに対して、発行人さんが、次のようにつけています。
「これは短編集で全編、気味が悪い小説です。」
なるほど、オモロイ純文学で、気味が悪い小説であるのかです。
当方は巻頭に置かれている表題作を、やっとこさで半分くらい読んだところです
が、なんとなく語り手(主人公?)の同僚への視点にいらっとするものを感じて、
そのあたりが、気味が悪いにつながっていくのかなと思ったりです。
さて、本当のところはどうなのでありましょう。
図書館から借りている本は、返却日を迎えましたので、ネットのマイページ
で可能なものは借り出しの延長をかけることにです。すでにネットで一度延長
したものは、分館へと持参して手続きをしなくてはいけません。
本日は野暮用がありまして、午前に雪のなかを外出したのですが、そのつい
でに分館に立ち寄ることにして、図書館本を入れている袋から、対象となる本
二冊を抜き出すことにです。その時に、あれっこんな本借りていたかと思うもの
がまじっていました。
ということは、借りて二週間、一度も手にしていなかったことになりです。借り
たときは、これは読むことができそうと思って借りたのですが、ちょっと他の本を
優先していて、順番がまわってこなかったようです。
ちょっと気の毒な本は、これでした。
石井遊佳さんは、2018年上期の芥川賞作家ですね。このときは、石井さんの
ほかに「おらおらでひとりいぐも」の若竹さんが受賞となりました。どちらというと
若竹さんの人物と作品が話題になって、当方はめったにないこと掲載された
「文藝春秋」を購入して、それで両作品を読みました。
石井さんは、当時インドにお住まいであったこともあって、受賞当時は日本の
メディアで話題になることもあまりなかったように思います。
当方もその時に読んだっきりで、ほとんど記憶に残っておりません。
石井さんの小説集は、これが三冊目とのことで、作家としては作品数が少な
いようです。
ということで、このあとは今年にでた小説集「ティータイム」から表題作を読ん
で見ることにします。この作品は北関東の温泉旅館が舞台となって始まるよう
でありまして、石井さんは若い頃に草津温泉で仲居の仕事をされていたことが
あるということで、そんな体験も反映されているのでしょうか。
「この旅館は本館・新館ともに地上二階地下一階。・・・・大宴会場は本館地下の
<尾瀬>と一階の<白根>の二つ、中宴会場は本館二階<浅間><本白根>
の二つ、小宴会場は同じく二階<妙義><榛名><赤城><しゃくなげ>など
八つ。」
宴会場に、土地にちなんだ名称が使われていることは、よくあるのですが、この
うちの<妙義><榛名><赤城>というのは、上毛三山というのだということ
を先日にみた田中美佐子さんの「こころ旅」で知ることにです。
この上毛三山というのは、群馬の人にとってはふるさとの山になるのですが、
相撲ファンにとっては、これをしこ名にした力士のことが思い浮かぶことです。
特には、出身地も群馬であった栃赤城さんでありますね。
このところ寒い日が続くようになっています。朝起きたら、まずはストーブ
に点火することになります。このところは室温が10度以下でありますので、
室温があがるまではしっかりと着込んで過ごさなくてはいけません。
そうしてから台所へといって、朝食の支度などをすることにです。スムージー
コーヒーに、本日はベーコンエッグとパンですが、だいたい7時半くらいには
食事となりです。本日の朝食です。

パンは、昨日に焼いたフランスとライ麦、レーズンと山型パン。いずれも全粒粉
を混ぜて使っていますので、茶色になっています。チーズは十勝のモッツアレラと
カマンベールで、ベーコンはカール・レイモン。材料がよろしいので、見た目よりも
美味しくなっています。
とここまでが朝の一時間目となります。
二時間目は体力つくりのトレーニングで、これは行き帰りの時間を含めて2時
間ほどで、戻ってから一休みをしてから、すこし本を読むというのが三時間目で
あります。
本日も椅子に座って「ホブズボーム評伝」を読み続けることにです。今読んでい
るところは1942年となっていますので、主人公は25歳となっています。
ちょうどこの時期にNHKBS4Kで放送しています「刑事フォイル」という英国の
ドラマが、この1942年くらいの戦時下の英国を舞台にしています。
服装とか自動車など雰囲気が、よく作り込まれていて、ホブズボーム伝を読むに
参考になることです。
英国ドラマの「刑事フォイル」とか時代はちょっと後になりますが「刑事モース」、
それに現代フランスの「アストリッドとラファエル」など、海外の刑事ものは、日本
のドラマとは、ちょっと運び方が違っていて、集中して見なくては、まるで理解でき
なかったりです。(特には「アストリッドとラファエル」がわかりにくい。)
この時代において、ソビエト連邦はドイツとは不可侵条約を結んでいましたの
で、いまだ戦争には参戦していなかったのですが、ソ連をめぐっての駆け引きと
いうのが、英国内においても活発化していました。
「軍事および外交情勢は、1941年6月22日に変容した。ナチスとその同盟軍が
バルバロッサ作戦でソ連に侵攻し、独ソ不可侵条約を終わらせることになった
のである。エリックは、この知らせに大きく胸をなでおろした。」
この知らせで、ホブズボーム青年は、「ヒットラーがソ連を打ち負かすとは思え
ない」と「赤軍の勝利に楽観的であった。」とあります。
それまでドイツ軍は、英仏を軸とした連合国と戦っていたのですが、ソ連の参戦
によって、東部にも戦線が拡大することになって、これが独ソ戦となることです。
以前に読んだ「独ソ戦」でありますが、すこしは前よりも頭は整理できてきている
かなです。
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。