「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
五月十九日(火曜日)
○
道端の 自然の声を聞き取ろう けいこ
やはり、毎日叱られてばかりの私です。
○
道端の 石ころの叫び聞けよいま みどり
道端の石ころ、無窮の時を生きてきたその深い知恵の声に耳を
傾けよう。「
クマを助けて、ハチを助けて、みんな困ってます!」
ときどきは、空や風や草や石ころの話を聞かなければいけない
と思います。聞こえてくるまで、じっと耳を澄まして待つ .....。
明日は「
テーブルに」 で一句、お願いします。
連載『ヴィマラキールティの教え』(267)第11章2節 (その3)
[シャーリプトラは]答えました。「良家の子よ、そのとおりです。」
[ヴィマラキールティは]言いました。「大徳シャーリプトラよ、あらゆる法が化作という本質を有するならば、『あなたはどこで没してここに生まれてこたのか』 と [どうして考えるのですか]。 大徳シャーリプトラよ、死というのは作為(作られたもの)の特相をもつ語であり、生というのは作為を引き継ぐことです。菩薩の場合には、死ぬときには善根のはたらきを断滅させないし、そしてまた、生まれるときに不善のはたらきを引き継ぐこともないです。」
(<現代語で読む『梵文・維摩経』> 明日につづく)