最終日間近の三省堂を訪れる
神保町の三省堂が建て替えのため取り壊されると聞いて、最後の姿を見届けに行った。
30年以上、神保町ぶらぶら歩きの相棒だった旧友と二人で、聖橋で落ち合った。
日大脇の街路の樹木も新緑に萌えていて美しかった。エゴノキの花が満開だった。

古書の街はスポーツ用品店と飲食店に座を奪われた感じでさびしい限り。
靖国通りの植え込みのバラがきれいに咲いていた。
「年年歳歳花相似たり」か。
靖国通りをちょっと入ったところにこんな騙し絵があって、老女二人大いに遊ぶ。
三省堂はいつものように立っていた。5月8日まで、残りわずかのいのち…
(この写真はネットから借用)
店内の雑貨や文房具は70%引きのプライスダウンで、ほとんど売り切れ。
わずかに商品棚に残っていたちょっと高級な万華鏡を記念に買った。
帰りに湯島聖堂まで足をのばした。
孔子さまは40年前と変わりなく、若葉の下、静かに立っておられた。