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闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No184

2016年 02月 22日

「脳卒中発症後の医師の説明の善し悪しが予後を決める?」と思いますよ。   感覚麻痺での感覚復活中の辛いこと、困っていることね。   関節可動域を確保の意味。「筋力=脳の命令力×筋肉の量×筋肉の質」の意味。   視床出血で見られるような感覚麻痺では、はじめは「ともかく楽な力で動かせるようになる。」ですが、・・・   「感覚麻痺での四肢のリハビリで関節可動域優先を断続的に投稿している思い」ね。   先週、またまた、ロボットリハビリで投稿されていた方がおられたので、また、投稿ね。   脳卒中で筋力がなくなる原因。セラピストさんの中にも理解できていない方がいるみたいです。当然、医師の中にも理解できていないのがね。

 2月15日(月)、「脳卒中発症後の医師の説明の善し悪しが予後を決める?」と思いますよ。普通は「一生車椅子かも」とかの可能性だけでもリハビリへの主体的取り組みができないでしょうね。藪医者は「・・は諦めてください」とか歩行リハビリをしているのに「歩けません」とかの大馬鹿者もいるのですよ。脳卒中だけの場合は脳以外は異常はないのですよ。実際、私もそうでしたよ。ただ、脳からの命令が出なくなったので麻痺状態ね。もっとも、感覚系で大切な視床だったので脳に感覚情報が届かなくなりました。ですから、脳卒中発症後は「脳からの命令がない」ということで命令が来れば直ぐに反応できるように保つのがリハビリですよ。感覚系は適切適度な刺激で神経細胞間のつなぎ替えを即すのがリハビリね。ネズミの実験例もこのことを傍証しただけですよ。ですから、医師は「動きません」とかいうのではなく、「脳での障害部位に応じて麻痺が出ています。その部分での神経細胞間のつなぎ替えが完了するまでは感覚や動作等で不都合が出ます。また、完了までに拘縮等にしてしまうとつなぎ替えは起こりません。適切適度に動作等のリハビリを続ける必要があります。リハビリをしないで諦めると廃用症候群で使えなくなります。ロボットリハビリも脳の再生医療等も適切適度なリハビリで楽な力で関節可動域が確保できているとか必要です。ただ、回復はいつ頃になるかは脳の損傷状況、脳の再生力(つなぎ替え力)等に依存するのでいえません。遅ければ寿命の方が早いし、意外と早く動いたとかです。動いたとしても適切適度なリハビリに取り組むほかはないのです。」とかね。「動かない」とか断言する医師は藪医者です。脳卒中は永遠の寿命(火の鳥の生き血を飲むとか)さえあれば、神経幹細胞もあるし、適切適度なリハビリで必ず回復します。だから、「隠れ梗塞」とかがあるのです。「いつ頃までに回復すのか」なんては判らないですよ。開頭手術をしてもね。そうそう、下手に「回復しますよ」なんていおうものなら、何もしないのやら、張り切りすぎるのもでますよね。そこで適切適度なリハビリに打ち込ませるのが良医ですよ。
 2月16日(火)、感覚麻痺での感覚復活中の辛いこと、困っていることね。この右間脳視床出血による感覚麻痺は左半身全体の体性感覚ほぼすべてに及びます。手足のみならず内臓までもね。尿道や直腸もですね。で、なにが鬱陶しいか理解できますよね。だから、オムツが必需品の時期があるのですよ。その時期を乗り越えたとしても感度の状況による違和感というか・・による不快感が強くなったり弱くなったりね。最近は強くなってきたみたいで困っています。グスン。瞼のハードコンタクトレンズをずらせて浮き上がらせる違和感は健在です。馬鹿医者が白内障と間違いよりましたよ。既往症をしっかり聞いていないからですよ。「目の中を蚊が飛んでいるので定期的に眼科に行っています」といったら黙りましたが記録はしていないようでした。飛蚊症では眼底を診察することになるので多くの病気が判ります。糖尿姓網膜症、白内障(こっちは水晶体ですけどね)もろもろをついでに検査しているみたいなものです。感覚異常で部位によっては汗が出ているみたいです。が、それを異常に感じて・・ね。部位によってはお・・・とかか感じているので、今までも確認していたのですが、お・・・の形跡なしだったのです。悪くてもこのような感じで収まってくれればと思います。でないと、オムツですからね。オムツは出費を伴うので臨時福祉給付金受給の貧乏人には辛いです、はい。書き綴るとキリがないので今日はここでおしまいにします。
 2月17日(水)、関節可動域を確保の意味。脳卒中発症だけでは関節可動域はその直前の状態でありますよね。体がグニャグニャとかいうのは関節が楽な力で動いてしまうからですよ。拘縮状態ならグニャグニャにならないですよ。だから、元々関節の可動域等を保つようにしましょうというだけですよ。維持するだけね。それを不適切リハビリや放置で可動域を失ってしまうだけですよ。だから「関節の可動域」か「筋力」かなんてはないはずですよ。脳卒中発症前から関節の可動域等が失われていた方は別ですけどね。筋肉の病気等で筋力が低下してしまった人も別ですけどね。この二通り以外の人は発症前にはそれなりに関節可動域も筋力もあったのですよ。その筋力は脳の回復に応じて回復しますよ。脳が収縮命令を出せなくなって筋力がゼロになっただけですよ。「筋力=脳の命令力×筋肉の量×筋肉の質」てな感じです。脳卒中で筋力低下に最初に影響するのが脳の命令力が低下したり、なくなることね。次が神経筋接合部での神経終末当たりの筋繊維動員力かな。私の感じではこれらから、派手に遅れて筋肉量とかの感じです。ごそごそ適切適度のリハビリ動作でも筋肉量維持に案外役立っていた感じでした。だから、「動画と静止画」カテゴリーにあるような動作もできるのですよ。健常者風階段昇降とかもね。筋力での筋肉の質には「速筋」と「遅筋」というのもありますよ。脳卒中になると「遅筋」が多い人ほど有利かもね。せいぜい、不確かな知識に従って筋緊張亢進→痙縮→拘縮の手順を踏んで回復が遅れるように頑張ってね。
 2月18日(木)、視床出血で見られるような感覚麻痺では、はじめは「ともかく楽な力で動かせるようになる。」ですが、生活動作等への使い勝手は悪いよ。次に「脳の回復に応じて徐々に使い勝手が向上するように地道にリハビリを続ける」ね。脳卒中の障害の状況により、結構早く回復する場合から数十年必要な婆間や寿命の方が早いし場合とかいろいろですが、地道に適切適度なリハビリをね。「ともかく動かせる」から「精度の高い生活動作」への道のりは普通遠いと思います。私も遠いですよ。焦らない、焦らない。次のステップに年単位と感じています。それまでにせめて関節可動域を維持確保したままで生きていたいですよ。筋トレでは生活動作の種類は増やせないと思います。生活動作の種類を増やすにはラジオ体操的動作や手や指の楽な動作の方がリハビリ効果が高いと感じています。そうそう、どうして「お箸の使い方が悪いのが治らないのか」ね。これは特定の動作ばかりしていたことによる手続き記憶の賜です。健常者は脳での配線ができあがっていても起こることです。脳卒中経験者は、この脳での配線をつくりながら、生活動作の手続き記憶を再形成する訳ですから、下手に筋トレの単純動作ばかりしていると、その動作のみの配線と手続き記憶しか脳には存在しない状況になる恐れがあると思います。
 2月19日(金)、「感覚麻痺での四肢のリハビリで関節可動域優先を断続的に投稿している思い」ね。別段、他の方が不適切リハビリで痙縮や拘縮等になって、「困った、困った」でも私には関係ないことなのですが、できるだけよりよい脳卒中病後を送っていただきたいという思いですよ。「動画と静止画」カテゴリーにあるような動作ができてもいろいろ困ったことはありますが、それでもリハビリ病院では「奇跡的回復」といわれたのでした。でも、本人は「なんで私程度で奇跡的?」でした。退院後、いろいろ調べてみたりした結果「不適切リハビリ」が蔓延していると感じたのでした。それは、体についての正しい知識のなさ、力学的知識のなさ等からくるものであると感じたのでした。ボトックス療法をされている方でボツリヌス菌毒素の作用機序をはっきり理解されているのはどの程度おられるのでしょうね。しっかり理解できていたら「ボトックス後の筋トレ」などできないはずですけどね。運動神経系の興奮ニューロンに作用するボトックスが効果(量が多いと死にますよ。)を出すのは運動神経系の抑制ニューロンが働いていないからですよ。抑制ニューロンが働いていたら、ボトックスなんてリハビリでは不要ですからね。抑制ニューロンの代わりをボトックスでしているのですが、興奮ニューロンにダメージを与えてね。抑制ニューロンが働かなくなる病気に破傷風があります。症状の典型は屈曲腕や棒足とか、感覚麻痺の不適切リハビリをし続けた方とそっくりですよ。だったら、抑制ニューロンが働いていないことを前提に慎重にリハビリをすれば、屈曲腕などを回避できて楽に動作できるのですよ。では、感覚麻痺で運動神経系の抑制ニューロンがどうして働かないのかということね。四肢の筋肉を含めて筋肉の動作では筋肉からの感覚情報が必要なのですよ。皮膚感覚もね。物を掴んだとき、指にどのように接触しているかは皮膚感覚ね。このとき、指がどの程度曲がっているとかは筋紡錘と腱ゴルジ装置からの筋肉感覚ね。これらを組み合わせて、力加減を判断して興奮している運動神経系興奮ニューロンを適度に抑制するのですよ。瞬時に繰り返しながらよりよい力加減に調節しているのですよ。感覚麻痺ではこの抑制ができないのです。興奮ニューロンが興奮しっぱなしになってしまうことにもね。で、筋緊張亢進→痙縮→拘縮の順ね。興奮ニューロンをなだめてやれる範囲内での動作ですと、リハビリ効果が出やすいのですよ。生活動作は中途半端な力でおこないますよね。このときの筋力調整は筋トレより抑制ニューロンが働く必要があるかもね。生活動作のリハビリを不用意にすると、これも筋緊張亢進→痙縮→拘縮の順にいきやすいみたいです。痙縮状態になるとリハビリ効果なしと思います。拘縮はリハビリを諦めてかな。なので、完治の可能性のある脳卒中にしておくためには適切適度なリハビリ動作というのが最低条件と思っているからです。
 2月20日(土)、先週、またまた、ロボットリハビリで投稿されていた方がおられたので、また、投稿ね。HAL医療用下肢タイプですね、脳卒中リハビリ用で治験開始とか。筋萎縮性側索硬化症(ALS)や筋ジストロフィーに対して製造販売承認されているわけですが、患者数の多い脳卒中が後回しになったのかということね。脳卒中での多くの場合、HALの対象にできるような関節可動域がある方は自力で歩行ができるようになっていくためと考えるのです。筋力補助としてのHALだから、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や筋ジストロフィー等はどちらも筋力が低下していく病気ですが、関節可動域はあるのですよ。脳卒中の場合はどうも数ヶ月で尖足完成とか、棒足完成みたいな方が多いようですね。尖足や棒足等での適応の技術開発に手間取っている結果ですよ。HALを使って歩行リハビリをしている映像をよく見てね。ニュースに出るような方は関節可動域が確保されていますよ。棒足でも尖足でもないようです。佐賀大学のロボットリハビリでは筋肉が痙縮の場合はボトックスで緩めてからとサイトにありましたよ。佐賀大学のロボットリハビリで相手にされない方にはHALは使用できないのではとね。期待されている方は自分の状況を考えてみましょう。拘縮になっている方は対象外のはずですよ。拘縮の棒足をHALで力任せに膝関節を稼働させたらどうなるのでしょうね。そのうち、棒足対象も出てくるかもね。そのうち、尖足対象もね。だから、関節可動域優先のリハビリを。HALの様な筋力補助ロボットの装着は面倒でしょうね。脳卒中片麻痺では一人ではできないかもね。脳卒中では関節可動域を確保して自力で歩けるようになる方が楽ですよ。
 2月21日(日)、脳卒中で筋力がなくなる原因。セラピストさんの中にも理解できていない方がいるみたいです。当然、医師の中にも理解できていないのがね。運動中枢や運動神経関係に障害があった場合はダイレクトに脳の筋収縮命令が筋肉に伝わらないからですよ。筋トレをできるものならやってみてください。問題は感覚麻痺の場合ね。脳卒中で障害を受けなかった運動系統が感覚がないということで作業停止状態になるからですよ。「筋力=脳の命令力×筋肉量×筋肉の質」でほぼ説明できます。脳卒中は「脳の命令力」がゼロになって仕舞うのですよ。無限大の筋肉があっても「ゼロ」を掛けると、結果はゼロね。大脳からの適切な筋収縮命令が出される実用筋力が脳卒中ではゼロになることにね。筋力がなくなるのは脳の問題だよ。筋肉は運動神経と感覚神経の両方が適切に関与できるときにのみ正常に収縮弛緩ができるのですよ。感覚麻痺の場合は弛緩ができないという問題が起こります。一度収縮してしまうと二度目の収縮のためには弛緩するというのが必要なのですが、弛緩できないから収縮できないことにね。これも実質的には筋力ゼロね。収縮したままの筋肉は弛緩させるのに大きな外力を必要としますよ。筋肉は弛緩した後に収縮ができるのですよ。だから、筋肉を弛緩させましょうね。昨日投稿のロボットリハビリですが、すでに対象になっている筋萎縮性側索硬化症(ALS)や筋ジストロフィー等の病気の方は脳卒中患者と違って、感覚神経系に障害がないですよ。脳卒中感覚麻痺とは大違いね。
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