2006年2月27日・・・ここぷれしゃす開設3ヶ月(笑)記念に、日頃の感謝を込めて無謀にも勝手気儘な想像を張り巡らせて書き始めた彼らのその後のお話でした。
そして、2011年4月6日に番外編をUPしたまま、5年余りの月日が過ぎていたなんて・・・びっくり !
そして、未だにお目を通して下さる方がいる事に、もっと驚いています。
ありがとうございます。
さて・・・
もう、何年も作品を目にしていないのですが・・・
桜の季節がとうに終わり、新緑の緑が鮮やかな今日この頃・・・
その後、彼らは変わる事なく生き生きと皆様の心の中に生き続けているのでしょうか?
先日、ふと思い出されたペアルックが懐かしくもあり、いやいや、あのミンチョルが着るぅ〜 って、今更、画期的な事だったと思われて・・・
22話「結婚」の回では、恋にも病気にもまっすぐ向き合う勇気を持って、控え目ヨンスさんとしましては、とっても大胆な行動やセリフが多かったような・・・
二人で買い物。
彼氏に洋服を選ぶなんて初めての経験。
しかもペアルック !
腕を組んでペアルックでアイスクリームを食べながら歩く微笑ましい二人。
カフェでは、ハートを浮かべ「僕の気持ちです。それを飲めば、僕の気持ちまで全部飲むと言う事ですよ。」
な〜んて・・・気障なセリフ。
まぁ、ずーっと、あなたはそんな感じでしたよね(笑)。
では、ちょっと今の二人はどんな感じかしら〜
キラキラと陽光輝く緑の庭を目の前にして・・・
その眩しさに目を細めながら、あの様々な感情が渦巻いていた日々にワープする。
コトっと置かれたカプチーノ。
見上げるとあなたの優しい眼差し。
何を考えていたの ?
遠い目をしていたよ・・・
あの・・・
ん ?何 ?
あの日の事を思い出していました。
あの日 ?
はい、あの切なさと背中合わせでも、この上なく幸せだった時間を・・・
あなたとお揃いのシャツを着られるなんて、信じられない事だったの。
それから、腕を組んで、アイスクリームを食べながら、私の彼はこんなに素敵な人ですって、世界中の人に叫びたいくらいしあわせで・・・
それから、あなたがオーダーしてくれたハートのカプチーノ。
僕の気持ちだって言って下さったでしょ。
それを飲めば僕の気持ちまで全部飲むという事だって・・
ふふ・・・
なんて気障なんでしょ・・・なんて思わなかったわ !
嬉しくて、ただあなたの優しい気持ちが嬉しくて・・・
病気の私を気遣って下さって、明るい気持ちにするために、わざと戯けて見せて下さったのが、有難くて。
はぁ〜・・・
っく ! 何を言い出すのかと思ったら・・・
ヨンス・・・本当に恥ずかしいいから、よしてくれよ。
あの時は、君の笑顔が見たくて、僕は必死だったんだよ。
それに・・・
僕は、本当に不安だった・・・
君を守ると心に誓ったものの、病だけは、僕の手で何とか出来る事じゃなかったから・・・
闘病が始まる君を支える覚悟は、もちろんしたさ・・・
だけど、僕は、心底怖かったんだ。
君を失う事が・・・
君のいない世界は・・・
きっと・・・僕の前から色を奪い去り、二度と微笑む事さえ叶わないだろうって・・・
生きる屍になってしまうだろうって・・・
ヨンス・・・君は僕の希望、未来への光だったんだ。
君の側は、僕が・・・やっと僕らしく生きられる場所だったのだから。
そっと、後ろから抱きしめる・・・
暖かい・・・
君の柔らかな髪に口づけて、生かされている事に感謝する。
爽やかな昼下がり・・・
子供達は、穏やかな眠りについている。
だが、もうすぐ、賑やかな笑い声が響く庭になるだろう・・・
ほんの短い二人だけの時間。
あの日に思いを馳せていたヨンスの瞳は、少し潤んでいて、もっともっときつく抱きしめたくさせる。
離れることなんて二度と無いと信じているけれど・・・
だが、その天使のような微笑みは、ちょっとでも目を離すと神様のお気入りになりそうで・・・
僕の天使だから・・・と、晴れ渡る空を見上げながら、そっと呟いてしまう。
えっ ?
なあに?
いや、何でも無い。
さぁ、そろそろ、ちびっこギャング達のお目覚めだよ。
行こう !
僕たちの天使が待っているから・・・
To be continued.

如何でしたでしょうか?
相変わらずの拙い文章ではございますが・・・
ふと思い出されたペアルックが、結構、頭の中に残っていて・・・
こんな光に満ちて(10)になりました。
で、To be continued.とありますが・・・
ははは・・・また、いつの事になりますやらですが、また、ふと何か思い出されましたら・・・