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透明タペストリー2 

本や火の見櫓、建築などさまざまなものを素材に織り上げるタペストリー

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下調べ

 ワタリウム美術館(渋谷区神宮前)でブルーノ・タウト展をみたことは既に書いた。3年の在日期間中、タウトは実に精力的に活動していたことを展示によって知った。

ブルーノ・タウトは毎日の所見や感想を克明に日記にしたためていた。その日記も展示されていたが、小さな字でぎっしり書きこんであった。日本でその日記が訳されて『日本・タウトの日記』として出版されたのは氏が亡くなってからのことだった。



タウトの『日本美の再発見』岩波新書の発行は1939年、私の手元のものは1974年、32刷。この本のことを思い出したのは数日前のこと。再読してからタウト展をみていれば展示品にもっと関心を寄せることが出来たと思う。ちょっと残念。まもなく連休、この日本建築観察記録を改めて読んでみよう、と思う。
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●『集合住宅の時間』大月敏雄/王国社



著者の大月さんは大学で集合住宅の歴史を研究している方。この本にも大月さん指導の卒論や修論からの引用がある。古い写真や図面が数多く掲載されていて興味深い。雑誌「住宅建築」などに載せた小論などをまとめた本。

渋谷の宮益坂にある宮益坂アパートの写真も大きく載っているが、このアパートは住居部分をほとんどオフィスに変えながらも生き長らえているという。

そうか、宮益坂は先日歩いたんだった。新緑の街路樹がきれいだった。昭和28年竣工のこの古い建築の外観だけでも観察しておくべきだった。


 

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火の見ヤグラー
一級建築士
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信州の鄙里で暮らしています。
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2006年4月16日(GOOブログ)
2025年4月29日(はてなブログ)

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