■ **名前は不思議だ。「弘美」という名で育ったことが、自分の性格その他に何か影響を及ぼしているのだろうかと、ときおり考えることがある。もしわたしが「さおり」や「ゆりえ」だったら、もっと明るい性格に育ったかもしれない。**(17頁)もし、自分…
『鉄道でゆく凸凹地形の旅』 今尾恵介/朝日新書■ 世の中に地図好き、マップラバーは多い。この本の著者の略歴には地図研究家、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査とあるから、単なる地図好きではなく地図マニアの域にある人だろう。 地図マニアにもい…
■ 『銀二貫』 高田郁/幻冬舎時代小説文庫 この時代小説を先日読んだ。**思えば、自分は偶然の出会いによって、今日まで生かされてきた。仇討の場で斬り殺されるところを和助に救われた。同じ丁稚として出会った梅吉は、恐らく生涯を通じての大切な友とな…
富岡製糸場が世界遺産に決まったことを祝し、過去ログを載せます。 ■ 群馬県富岡市にある富岡製糸場の見学に行ってきました(2013年4月13日)。ここには近代日本の幕開けを象徴する建築が建ち並んでいます。 世界最大規模の繭倉庫(東西2棟)と繰糸場という…
■ カフェバロでミニミニ講座をさせていただくことになりました。アップグレード版となるように努力しています。 お問い合わせはカフェバロまでお願いします。 電話 0263 78 1986カフェバロのブログはこちらです。よろしくお願いします。 カクさん チラシを転…
(再・492欠番) 松本市島立大庭■ 3角形の櫓に円形の屋根と見張り台。屋根の頂部をどのように処理しているかは注目ポイント。この屋根では球状に処理している。これは松本市内の他の火の見櫓でも見たことがある。避雷針に矢羽形の風向計。屋根の下に中心を…
491 アルピコ交通上高地線大庭駅近くの火の見櫓 ■ 松本市内の某カフェのYさんと鉄談義。もしかしたらYさんは鉄子さんかもしれない・・・。先日、塩尻市宗賀で火の見櫓と中央西線を走る列車のツーショットを撮った。シャッターチャンスは一瞬で動く鉄を撮る…
駅舎側の柱のディテール■ 小野駅は中央本線(辰野支線)の小さな駅だ。ホームを繋ぐ跨線橋の柱に注目。今なら角型鋼管を使うだけで、味もそっ気もないが、この柱はすごい。 駅の開業が明治39年(1906年)とのことだから、この柱もその時に造られたものかもし…
■ 左は辰野町小野に、右は朝日村西洗馬に立っている火の見櫓です。どうでしょう、立ち姿の印象が似ていませんか?辰野の火の見櫓は4角形、朝日の火の見櫓は3角形と平面形は違っていても両者とてもよく似ています。 屋根のてっぺんの飾り、見張り台の手すり…
490 上田市下之郷■ 東信地方(*1)によく見られる姿・形の火の見櫓。直線的に広がる細身の櫓、上部の平鋼ブレース、カンガルーポケット、4角形の小さな屋根と4角形の見張り台、そしてがに股。 屋根と見張り台の端正な造り。このようなデザインも好み。 下…
『眺める禅』 枡野俊明/小学館■ このところ火の見櫓の記事を続けたので、「また火の見櫓、つまんない」という閲覧者の声が聞こえる・・・。で、今回は本。4月に東京した際、代官山の蔦屋で買い求めた本。積読状態が続いていたが、先日ようやく読むことがで…
■ 南牧村から佐久市に向かって国道141号線を移動中に見かけた火の見櫓のうち、3基を写真に収めた。(487、488、489) 487 小海町豊里 屋根の頂部、避雷針に付けてある飾りのデザインがユニーク。下端が屋根に固定されておらず「くるりんちょ」な処理をして…
486 南佐久郡川上村樋沢 ■ 見張り台の大きさに比して屋根が小さい。よく見ないと小さな蕨手には気付かない。屋根を支える柱材が細い!鋼板張りの床。 櫓の外側に設けられた踊り場。小屋根の下に半鐘を吊るしてある。平鋼を踊り場の床を支える方杖に使ってい…
485 南佐久郡川上村御所平 ■ 県道68号線沿いに立つ火の見櫓。 4角形の櫓と、同じく4角形の屋根(ともに平面形)に円形の見張り台という構成。櫓は直線的に下方に広がっている。東信地方では櫓の上半分のブレースに平鋼を使っているものが多いが、この櫓は全…
■ 茅野市金沢の道路をまたぐ火の見櫓は新聞にも取り上げられ、また先日はテレビでも紹介されました。 長野県内には他にも道路をまたぐ火の見櫓があります。私が知っている道路またぎ火の見は他に南牧村と飯山市にあります。下は南牧村海尻の生活道路をまたい…
■ 5月の読了本は3冊。 『集合知とは何か ネット時代の「知」のゆくえ』 西垣 通/中公新書 本書のあとがきからポイントを引用しておく。**二〇世紀は、専門家から天下ってくる知識が、「客観知」としてほぼ絶対的な権威をもった時代だった。(中略)二一世…
482 東筑摩郡筑北村東条立川 ■ 旧本城村の山あいの集落を結ぶ道路沿いに火の見櫓が3基立っていた。道路沿いに細長く集落が形成されていて、その集落を俯瞰するところにこの火の見櫓は立っている。 3角形の櫓に6角錘の屋根、見張り台は3角形だが、手すりは少…
火の見ヤグラー一級建築士・・・・・信州の鄙里で暮らしています。なんでも見て、かんでも考え、なんでもかんでも書いてみよう。・・・・・ブログ開始2006年4月16日(GOOブログ)2025年4月29日(はてなブログ)
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