今年一年、拙ブログを閲覧していただきましてありがとうございました。どうぞよい年をお迎え下さい。立科町にて
このカバーデザインを見て、青空をこのように四角く切りとる金沢21世紀美術館の中庭スペースを想起した。*****■ およそ世の中にあるもので趣味の対象になっていないものはない。だから国道マニアがいても別に不思議ではない。橋、坂道、トンネル、峠・…
■ 再読するにあたって、新たに文庫を買い求めた藤村の『夜明け前 第一部上』を読み終えた。『夜明け前』ってどんな小説ですか、とある方から問われた際、「街道を行き来する旅人たちがもたらす情報から読みとる江戸末期から明治維新までの激動を描いた小説」…
**「これが江戸か」半蔵等は八十余里の道を辿って来て、漸くその筋違の広場に、見附の門に近い高札場の前に自分等を見つけた。広場の一角に配置されてある大名屋敷、向うの町の空に高い火見櫓までがその位置から望まれる。**(第一部上156頁)今読んでい…
(過去ログ) 撮影日141205■ これだけの本数の消火ホースを乾してあるのは珍しい。大規模な消火訓練でもあったのだろうか・・・。
■ 川上弘美の作品を好んで読んできたが、お別れの時がきた。100冊に残るかもしれない作品を数冊だけ残して段ボール箱に詰めたら、ちょうどうまく収まった。 明日(土曜日)Yさんに渡す予定。
■ 自室の書棚に並ぶ本を大量に処分し、残す本を500冊、いや100冊にしたいと思っている。終活の一環と言えなくもない。100冊にどんな本が残るのか自分でも分からないが、理系本より文系本、自然科学や技術に関する本より、小説、それも長編小説の方が多く残る…
■ 藤村の『夜明け前』新潮文庫の再読を始めた。しばらく前から読みたいな、と思っていた藤村の『夜明け前』。新潮文庫が自室の書棚に見つからない。きっと机の上に積み上げた文庫本の中に紛れ込んでいるのだろう。たまたま覘いた(そうかこんな漢字か・・・…
■ 時の流れは早い。あっという間に今年もあと1ヶ月となった。今年を振り返るのはもうしばらく先にするが、11月18日に高野山参拝に出かけたことが大きな出来事だった。菩提寺は真言宗の寺、その檀信徒総代を務めることなったのを機に空海について少し勉強して…
519■ 金沢近江市場のすぐ近くにこの火の見柱が立っていた。引きこみ柱に腕木を取り付けてそこに半鐘を吊るし、小さな切妻屋根を架けている。屋根は人工竹垣。木の押さえ桟を下地の桁と母屋に留めて固定している。松ヶ枝消防団と書いた木製看板と赤色回転灯を…
■ 総本山金剛峯寺の見学を終え、高野山を後にして大阪に向かった。大阪では「夜の修行」をきっちりこなした。 写真は無し。下は20日の朝、宿泊したホテルから撮った写真。アベノミクスじゃなかった、あべのハルカスと通天閣が写っている。大阪を発って、観光…
総本山 金剛峯寺正門■ 壇上伽藍見学の後、総本山 金剛峯寺を訪ねた。豊臣秀吉が母君のために1593年に建立した寺。その後3回焼失し、現在の建物は江戸末期の1863年(文久3年)に再建されている。金剛峯寺正面屋根の上にふたつの天水桶が載っている。非常時に…
壇上伽藍■ 宿泊した恵光院を8時半過ぎにバスで出発して壇上伽藍に向かう。伽藍北側の道路から階段を上り、根本大塔の西側に出る。以下、旅行前に読んだ本やリーフレット等を参考に記した旅行記録。金堂正面に金堂の背面を見る。高野山の堂塔は火災で焼失した…
町石(ちょういし) ■ 町石は五輪塔のような高さ約3メートルの石柱で、道しるべとして根本大塔を起点として九度町の慈尊院までの約24kmの道中に1町おきに180基、大塔から弘法大師御廟まで約4キロメートルの道中に36基、計216基の町石が設置されているとの…
518■ 19日は朝6時半から恵光院の本堂で勤行に参列した後、この火の見櫓まで出かけた。徒歩で10分くらいだった。この位置からだと見張り台の様子が分かりにくい。別の方向から見て、櫓のてっぺんにサイレンを設置し、切妻の小屋根で覆っていることが分かった…
英霊殿■ 高野山の大門を通過して街中を進み、中の橋の駐車場でバスを降りて徒歩で奥之院、弘法大師御廟を目指す。杉の大木がそそり立つ参道、その両側にはおびただしい数の墓石が立ち並ぶ。五輪塔 仏教の世界観を表現する。案内していただいた方から梵字では…
九度町上古沢の休憩場所から 撮影日141118■ 急な斜面に住宅が点在している。この辺りは冨有柿の産地。斜面一面柿畑。確か和歌山は柿の生産量が全国で最も多い県。ここは戦国時代の武将、真田幸村が隠棲していた町だという。長野県にも縁があるわけだ。550午…
517 ■ 大型観光バスはすれ違いがやっとの狭い道路を上っていく。と、カーブの先に突然火の見櫓が出現! だが、無情にもバスは通り過ぎて行く・・・。 ところがしばらくすると休憩予定場所に到着。 添乗員に頼んで停めてもらったわけではない。バスから降りて…
18日、朝5時半過ぎに大型観光バスで出発。東海環状自動車道の刈谷PAを過ぎたところで車内から撮った写真。それにしても分かりにくい道路案内だ。黒い道路が何を意味しているのか全く分からない。 出発から6時間、11時半に奈良県五条市の吉野川(紀ノ川上流)…
■ 読了した『高野山』松長有慶/岩波新書に次のような件(くだり)がある。**インド密教の祖である龍猛(りゅうみょう)菩薩、龍智(りゅうち)菩薩、金剛智三蔵、不空三蔵、恵果和尚と嫡々と相承されてきた正統な系譜の密教(『広付法伝』)が、はるか東…
■ 長野県朝日村は役場前の火の見櫓。朝日村には大小合わせて17基の火の見櫓があるが、これが1、2番目に高い火の見櫓。3角櫓に円形の屋根と見張り台は松本平によくある組み合せ。役場の前という立地や櫓が東京タワーのように末広がりなっていないことから建設…
516 撮影日 141109■ 昨晩(8日)はプチいとこ会で痛飲したが「早朝露天風呂」の効果か、ヤグラセンサーが冴えて、ホテルから大垣インターに向かう途中で火の見櫓を発見した。4隅の柱はストレート、末広がりの曲げ加工は無し。屋根のてっぺんの様子は不明、蕨…
515 岐阜県不破郡垂井町岩手の火の見櫓■ 垂井町内をいとこのY君運転の車で移動中にこの火の見櫓に遭遇した。前々稿で取り上げた火の見櫓は4角形だが、これは3角形の櫓。遠隔地で下調べなしに火の見櫓に出会えたのは幸運という他ない。ふたつの櫓は4角形と3角…
514 岐阜県不破郡垂井町岩手の火の見櫓 撮影日 141108■ 天下分け目の合戦の地、関ヶ原まで出かける機会があった。その隣の垂井町まで足を延ばしたが、そこで火の見櫓に出会った。4角形の櫓はやや細身。リング式ターンバックル付きブレースは松本平の火の見櫓…
■ 電話が無い時代には、直接会うか手紙でしか相手に用件を伝えることができなかった(伝言を頼むこともできたか・・・)。直接会えば相手の様子がよく分かる。少し太ったとか痩せたとか、髪を短くしたとか、白髪が増えたとか、洋服のセンスが変わったとか・…
撮影日141103 この火の見櫓を取り上げるのは2回目。■ 安曇野市堀金(旧堀金村)、ベイシヤあづみの堀金店の前に立っている火の見櫓。屋根も櫓も錆びていないし、見張り台には半鐘の他にスピーカーなど余分なものが付いていない。健全な姿を保持している。全…
■ 10月早々に読み始めた小松左京の長編SF小説『日本アパッチ族』だが、10月中に読み終えることができずに11月2日にようやく読み終えた。10月に読み終えた本は1冊もなかった・・・。なんということだ。ブックレビューを書き始めて初めてではないかな・・・。
■ この火の見櫓を取り上げるのは2回目。JR広丘駅から西に延びる幹線道路と郷原街道(善光寺西街道)との交差点近くに立っている。火の見櫓のすぐ近くに電柱が立っていて、薬局の駐車場から写真を撮ろうとすると両者が重なってしまう。火の見櫓を撮るとき、時…
513 塩尻市広丘吉田■ 4角形の櫓に円形の屋根、8角形の見張り台。高さはおそらく18メートルを超える。高い部類の火の見櫓。後方の赤い瓦棒葺き屋根の建物は北部子育て支援センター。見張り台に5つ、その下に4つスピーカーが付いている。物々しい姿だ。背が高…
■ 先日、小学校のPTA役員の思い出会(長野は思い出会がとても好きな県民性だと聞いたことがある)で富山の氷見まで出かけた。車中では当然の如く「朝からビール」となった。それでも時々窓の外に目をやって、火の見櫓を探していた。残念ながら、富山に至る国…
火の見ヤグラー一級建築士・・・・・信州の鄙里で暮らしています。なんでも見て、かんでも考え、なんでもかんでも書いてみよう。・・・・・ブログ開始2006年4月16日(GOOブログ)2025年4月29日(はてなブログ)
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