看板建築■ 看板建築という名称は今から30年くらい前に建築史家・藤森照信さんよってつけられた。『日本の近代建築 大正・昭和篇』藤森照信/岩波新書に**震災復興期の東京の下町には、震災前の軒の出た木造の町屋に代り、正面を立て板状にし、その上に銅板…
安曇野市豊科上鳥羽の文字書き道祖神見事な筆づかい、見事な彫り。
ここ数日の新聞記事/信濃毎日新聞■ 今この国の国境について全く無関心、というわけにはいかない。新聞は連日この問題について報じている。「ニッポンの国境」 西牟田靖/光文社新書先日この本を買い求めた。内容については帯に簡潔、的確に記されている。そ…
■ 今月はあまり読書に時間が割けなかった。別にノルマを課しているわけではないが、1週間に1冊を目安にしたいと思う。 「官僚たちの夏」(←過去ログ)以来、久しぶりに城山三郎の作品を読んだ。1995年に福岡県内のある高校で行われた講演などをもとに構成し…
■ JR中央線の御茶ノ水駅で下車して神田の本屋街に向かって坂道を下る。10分ほどで靖国通りとの交差点に至る。340交差点のすぐ近くに昭和3年建設のレトロな神田消防署駿河台出張所がある。屋上後方に火の見櫓が立っている。東京にいた頃、この通りを歩くこ…
339 東京港区高輪の高輪消防署二本榎出張所 鉄筋コンクリート造3階建て 昭和8年の建設 平成22年3月に東京都選定歴史的建造物に選定された。円形講堂(現在は資料展示室)の上に望楼が造られている。階段室のスチール製突き出し窓非常用照明として設置された…
338松本市安曇支所(旧安曇村役場)の近くに立っている火の見櫓 撮影120816①地上10メートル位のところに見張り台と屋根を設け、半鐘を吊るすこと②見張り台までの昇降を可能にすること③姿・形(フォルム)が美しいこと④合理的な構造であること⑤建設コストをで…
■ 早起きして夜明けの空を観賞(前稿)。それから松本市奈川(旧奈川村)まで出かけて火の見櫓巡りをしてきた。 1 田ノ萱 まわりを山で囲まれたこの集落に朝日が射すのは遅い。細身の火の見櫓が地区の集会施設の隣に立っていた。見張り台の大きさに比べて屋…
1 柱 上部の荷重を支える垂直に立てた部材柱という言葉を定義づけることはなかなか難しい。「垂直に立てた」としたが、斜めに立てた柱だってある。単材、1本の材料としたいが複数の材料を組み合わせた組柱だってある。荷重を支えるという機能を持たない柱…
立科町宇山にて 撮影120813■ 久しぶりに茅葺きの民家を見かけた。学生時代には民家を訪ねて全国あちこち出かけたものだ。この頃は火の見櫓にすっかり心を奪われてしまっているが、それでも民家を見ると心が踊る。屋根の葺き替えが大変で傷みやすい棟廻りや全…
■ このところブログが火の見櫓一色になっているが、これは私の本意ではない。火の見櫓は趣味のひとつ、というくらいの位置付けにしておきたい。立科町では何体もの道祖神を見かけた。火の見櫓や道祖神が多いというのは歴史ある町であることの証左、と言って…
328危うく見落とすことろだった銘板完成 昭和29年4月26日 第36号 と読める。下は同じ高田鉄工所の銘板 東御市内にて 329■ 立科町の火の見櫓巡りの帰路、旧武石村(現上田市)の火の見櫓を少しだけ見て廻った。2基とも東信方面のオーソドックスなタイプで特に…
東御市田楽平■ 立科町虎御前の火の見櫓を見たあと、県道167号線(丸子北御牧東部線)で東御市へ。東御市に入って最初に出会った火の見櫓。消防庫と火の見櫓が別々に建っている! って別に驚くことでもないが。消防庫の屋外階段に半鐘が吊るされていた。この…
320 ■ 鉄筋コンクリート造の消防倉庫の屋上に建てられた火の見櫓6段のブレースは全てリング式ターンバックル付き。フラットバーの交叉ブレースより櫓は透けている印象だ。下の長和町の火の見櫓と比較すると、「スケスケ感」の違いが分かる。 ■ 屋根と見張り…
17 (前回からの通し番号) 赤沢 310■ 先日立科町の火の見櫓巡りをした(立科町の火の見櫓 その1、2、3)。特に下調べをして出かけたわけでもないので、見落としが何基かあった。それで再び立科町の火の見櫓巡りをした。今回はこの町在住のYさんと朝6…
21 藤沢 314 藤沢地区の火の見櫓と消防庫のツーショット 22 古町 315古町の火の見櫓も消防庫を跨ぐというこの町のオーソドックスな型(タイプ)だ。両足をできるだけ外側に向けてひざを曲げ、この火の見櫓のような立ち方をしてみると、外側にひざが突き…
夏のフォトアルバム 夜明けの火の見櫓 松本市笹賀 撮影120813 0528AM
■ この3日間、酒席が続いた。9日は年末まで続くある仕事が一段落したのを機に行われた関係者の慰労会、10日はあるプロジェクトの祝賀の宴、そして昨日(11日)は菩提寺のお施餓鬼会(おせがきえ)の後の慰労会。長年高野山大学の教職にも就いておられた名誉…
夏のフォトアルバム 松本市今井 撮影120812 05:22AM
またぐ1 足を開いて物の上を越える。「水たまりを―・ぐ」 2 かけ渡す。またがる。「谷を―・ぐつり橋」 goo辞書による 池田町 分団詰所をまたぐ何故 こうまでしてまたぐのか・・・ ワカラ~ン立科町 消防庫をまたぐ茅野市 道路をまたぐ辰野町 水防倉庫をま…
撮影120805■ 松本市の西隣、山形村の中大池という地区の火の見櫓は消防団の詰所と共に解体・処分されてしまいましたが、地元の人たちの希望で脚部が残され、屋根を載せて東屋に生まれ替わりました。小屋組は敷き桁を設置してアンカーボルトで固定し、隅木を…
309■ 松本市水汲、サイトウキネンフェスティバルの会場のひとつ、キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)のすぐ近くに立っている火の見櫓。3角形の櫓に丸い屋根と見張り台というオーソドックスなタイプ。先日立科町からの帰りに立ち寄った。かなりの高さ…
■ 早くも8月、先月のブックレビュー。『東京都美術館ものがたり』9月末まで開催されている同名の展覧会の展示作品やその解説文を収録した本。 『タワー』INAX出版 この表紙に魅せられて買い求めた。力学的に無理のない素直な形、やはりうそのない形は美…
308撮影 120729 ■ 先日立科町で火の見櫓巡りをしたが、その往路、長和町でこの火の見櫓を見つけた。やはりこの火の見櫓のように防災無線のスピーカーの無いすっきりした見張り台は好ましい。この火の見櫓は①細身、②ターンバックルの無い上部のブレース、③櫓…
307 夏のフォトアルバム 依田川のほとりに立つ火の見櫓 長和町にて 撮影1207229河のほとりに ふたり座れば さざ波のかすかな 歌がきこえる黙ってこのまま そばにいてください悲しい思い出 流してしまうまで谷山浩子/作詩・作曲
火の見ヤグラー一級建築士・・・・・信州の鄙里で暮らしています。なんでも見て、かんでも考え、なんでもかんでも書いてみよう。・・・・・ブログ開始2006年4月16日(GOOブログ)2025年4月29日(はてなブログ)
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