2月の読了本7冊 しまった!『古事記』橋本治を並べ忘れた、ということで別撮りして追加。『五重塔入門』 藤森照信、前橋重二/新潮社とんぼの本釈迦の遺骨を納める仏塔がインドから中国、朝鮮を経て日本に伝わった。インドでは「土マンジュウ」(藤森さんの…
表紙に載っている給食のメニュー1番上クリームスープスパゲッティチョコシュガートーストバナナ牛乳「先生、これも三角食べしなきゃダメ!?」(10頁)2番目にくみそソフトめんツナあえたいやき牛乳「昨日ばあちゃんが遊びに来たんだけど、おみやげがたいや…
**「何人なんてもんじゃねえ。数えられないほどだよ。海沿いのマチと、ここら内陸部で生死の境が分かれっちまってるんだ。マチは完全に死に絶えっちまって、ここら工場のあるあたりだけがポツンと残っているだけだ。今日になって旧二中の体育館が遺体安置…
26日付朝刊の1面に掲載された「巨大津波警告の報告書 電力会社の注文で修正」という見出しの記事■ 宮城から福島沖での巨大津波の危険を指摘する報告書を作成中だった政府の地震調査委員会事務局。事務局は東日本大震災の8日前に東京電力など原発を持つ3社と…
**ひっきょう(畢竟)科学パラダイムに依拠する技術は、不可避的に「物理限界」を有しており、その「物理限界」が、その技術の「制御可能」の次元と「制御不能」の次元との境界(生死の境界)を特徴づける。そしてその限界を越えると、人知を超えて列車は…
■ 福島第一原発の大事故発生直後からいろんな対策検討会議が行われたが過半の会議の議事録が無い。一方、アメリカでは詳細な議事録が残されている。先日NHKのニュース7(夜7時からのニュース番組)でこのことをトップに報じていた。木造3階建ての校舎の火…
北安曇郡池田町花見(けみ)の石塔■ 並び立つ4基の石塔。右から二十三夜塔、青面金剛像(庚申塔)、3番目は?、分からない。文字碑だから、なんとか文字を判読して調べなくては。そして左端が道祖神。道祖神だけが祠に祀られている。他の石塔より大切にされ…
『古事記(上)』全訳注 次田真幸/講談社学術文庫 ■ 「古事記」は「日本書紀」とともに教科書に紹介されているから、書名だけはもちろん知っていた。でもぼくには全く無縁の書物だと思っていた。それが実際に読むことになるとは・・・。読了したこの文庫は…
松本市内、国道19号線沿い、めいてつショーホールの隣に立っています。左側に写っているのが消防団詰所です。■ この火の見櫓を取り上げるのは2回目です。 銘板があるので建設された年が昭和5年だと分かります。もう80年以上も経っていることになります。…
■ 『生命を捉えなおす 生きている状態とは何か』 清水博/中公新書 普段は付箋紙を貼りながら読むが、この本は赤いボールペンでサイドラインを引きながら読んだ。サイドラインを引いた箇所のいくつかを挙げておく。**生命現象では高度の秩序が自発的に発現…
■ 今年は古典に親しもうと思っています。外国語で書かれた文章ではないので、大意はなんとなく理解できるでしょう。「読書百遍意自ずから通ず」。でも読みたい本がたくさんあるので、じっくり精読するというわけにはいきませんが・・・。**秋のけはひ入り…
254 冬のフォトアルバム 火の見櫓のある風景 安曇野市三郷七日市場にて 撮影日120212
塩尻市洗馬の道祖神■ 伊耶那岐神は、亡くなってしまった妻、伊耶那美神に会うために黄泉国(よみのくに)を訪ねる。そこで「国造りはまだ終わっていない、一緒に帰ろう」という。伊耶那美神は「もう黄泉国の竃で料理されたものを食べてしまったから無理だと…
■ 古事記の上巻には多くの神々が登場する。天地の始まりとともに天(高天原)に最初に登場したのが天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。名前の通りの神。その後誕生する5組の男女ペアの神のうち、伊耶那岐神(いざなきのかみ)と伊耶那美神(いざなみの…
「古事記」21世紀少年少女古典文学館 橋本治/講談社 ■ 昨日(12日)松本駅前の丸善で「古事記」に関する本を探しました。「古事記」次田 真幸/講談社学術文庫(三巻)があります。パラパラ頁を繰ってみましたが、私にはハードルが高そうでした(でもいつか…
塩尻市の下小曽部大日の双体道祖神■ 鬼は節分の豆まきに欠かせないキャラクタ―ですが、この鬼って、厄神を具体的なものとして可視化したものなんですよね。目に見えないものを可視化することで、みんなで共通なものとして認識することができるわけで、これっ…
253 池田町花見の火の見櫓この火の見櫓では前稿のように高さを押さえることはしませんでしたが、細部を観察しました。 ■ 屋根のてっぺんの飾り。なるほど、こうなっているのか・・・、上下両端をつるのように巻いた細い鋼材を3本避雷針にとめています。屋根…
252 北安曇郡池田町会染 ■ 河岸段丘があるようなところではその上の集落は一般的には古く、その下、つまり河川と同レベルのところの集落は比較的新しいという傾向にあるようです。やはり昔の人たちは河川の氾濫に対して用心深かったんでしょうね。それで河…
251 長野自動車道姨捨SAのすぐ近くにある火の見櫓 (写真提供Tさん) ■ 高さは横の物置の3倍ちょっと、6メートルくらいだろうか。傾斜地の集落の上方に立っているのでこの高さで済むのだろう。このくらいの高さだと梯子状の簡単なものもよく見かけるがこ…
■ 今年は「古事記」編纂1300年の節目の年にあたるそうですね。この頃書店で「古事記」や「神様」を特集した雑誌をよく目にします。なぜだろう・・・と思っていましたが、理由がわかりました。**神話から日本人の心の原風景を感じ、神社から信仰の歴史を知…
『コンニャク屋漂流記』 星野博美/文藝春秋 **在京漁師三世、あるいは漁師系東京人三世といった感じだろうか。**(008頁) 星野さんは自身のことをこう書いている。在京漁師三世、漁師系東京人三世。ユニークな表現が気にいった。表現力のある人だと思…
250 塩尻市宗賀(桔梗ケ原)の火の見櫓■ あれ、こんなところに火の見櫓がある! 先日ここを通りかかったとき、はじめてこの火の見櫓に気がつきました。下の地図で分かるように、井筒ワインの目の前(って県外の方には「?」でしょうが、桔梗ケ原ってワインで…
■ この時期、寒くてウォーキングをしようという気にはならない。が、昨日(2日)は、夕方丸善まで出かけた。勤務先から往復でおよそ5200歩。平日の込み具合が気になっていたが、全てのレジにお客さんが立っていた。週末読書にと2冊買い求めた。『五重塔入門…
塩尻市洗馬(上小曽部)の火の見櫓(2回目)■ この火の見櫓も下が丸鋼にリング式ターンバックル付きのブレース、上が山形鋼と平鋼のブレースだ。この火の見櫓を観察して、リングが垂直方向にとんとんとん、とリズミカルに並んでいること、それから櫓が末広が…
249 塩尻市洗馬(下小曽部)■ 子どもの絵本などに載っている「かくし絵」。この絵の中に森の動物が5ひきかくれています。さがしてみましょう。この類の絵ですよね。絵をよく見ると茂みに同化していてよく分からないウサギとか、木の枝に同化している小鳥な…
■ 鄙里は寒い。 おとといの朝7時過ぎの外気温は-14℃、昨日は-11℃だった。 今日から2月。1月のブックレビュー。北杜夫の長編小説『楡家の人びと』新潮文庫を再読した。斎藤(北杜夫)一族の三代にわたる個性的な人物をモデルにした小説。茂吉も当然主要な…
火の見ヤグラー一級建築士・・・・・信州の鄙里で暮らしています。なんでも見て、かんでも考え、なんでもかんでも書いてみよう。・・・・・ブログ開始2006年4月16日(GOOブログ)2025年4月29日(はてなブログ)
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