■ 8月も今日で終わり。朝晩めっきり涼しくなってきた。夜、窓を開けると虫たちの合唱が聞こえてくる。『吾輩は猫である』 この小説をもう一度読むことってあるかなぁ・・・。これが最後かもしれないな。『機嫌のいい犬』 川上弘美の句集。この本は手元になか…
192■ 今週末のミニミニ講座@カフェ バロに向けて火の見櫓モードをキープするために、火の見櫓の記事が多くなるかもしれません。一昨日(28日 日曜日)の午後、用事があって穂高まで出かけたのですが、私の感度良好なセンサーがこの火の見櫓を見つけました…
191■ この頃、グリーンカーテンという言葉をよく耳にするようになりました。アサガオやゴーヤーのカーテンで夏の冷房負荷を軽減しようという試みですね。これは昨日(28日)安曇野市の穂高で観察した火の見櫓です。半鐘が付いてはいますが、火の見櫓として…
190■ 夏休みに茅野まで空飛ぶ泥舟を見に行って来た。その際、高速道路は利用せず、国道20号線を往復した。国道沿いに何基か火の見櫓を見かけたが、車を停める場所もなく、大半はそのまま通過してしまった。今回取り上げた火の見櫓は国道から少しだけ横道を入…
未来を担う子どもたちに、私たち大人は何ができるのか・・・。今週末ざっと再読してみよう。仕事に関係する本はたくさん読むように、仕事に関係ない本もたくさん読むように・・・。
189 ■ 火の見櫓が全国的に盛んに建てられたのは昭和30年代のことだが、その歴史は江戸時代、明暦の大火にまで遡ることができるという。この大火は1657年(明暦3年)の冬に発生し、江戸の街の大半を焼き尽くしたといわれる。この大火の翌年に定火消が設けられ…
■ 諏訪大社上社本宮のすぐ近くにこの道祖神がありました。双体道祖神の上に幣(ぬさ)が彫られています。神社の近くだから、という単純な理由からなのかどうかは分かりません。神宮寺村と右側にあります。諏訪市中洲神宮寺という地名にこの旧村名が残ってい…
■ 『気候変動とエネルギー問題 CO2温暖化論争を越えて』中公新書で著者の深井 有氏は**一〇〇年後に地球の気温がいくらか上昇することが日本にとってそれほどの重大事なのだろうか。その可能性を減らすために年間一兆円以上も費やすことが、果たして理にか…
188 松本市内は小俣の火の見櫓 3角形の櫓に6角形の屋根と見張り台■ 屋根の軒先が直線ではなく、韓国や中国の寺院のように大きく反っています。見張り台の手すりはいたってシンプル、細い丸鋼だけで構成されています。体重をかけたら手すりが曲ってしまうので…
■ 「火の見櫓に呆けていていいのか」という別の私の声が聞こえました、なんちゃって。(^^ゞ で、昨日(17日)、夏休み最後の日はこの本を読みました。本書では後にクライメートゲート事件と呼ばれることになる2009年の事件がまず紹介されます。**実は、「C…
高過庵/設計:藤森照信昨年の夏(2010年7月24日~8月29日)に茅野市美術館で開催された「藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築」で低過庵の構想が示されていました。実現するといいですね。空飛ぶ泥舟/設計:藤森照信 いいロケーションに浮かんでいます。…
■ 前稿で紹介した茅野市の火の見櫓(右)に負けず劣らずいいプロポーションです。印象が異なるのは屋根・見張り台の形が違うからだと思います。屋根や見張り台が4角形だと男性的な印象になり、円形や六角形だと女性的な印象になります。この2基、似合いのカ…
187 櫓の立ち姿 上方へ伸びていくかのようなフォルム、ちょっと細め、美しい! 踊り場の位置も好ましい。 カラスが見張り台の手すりにとまってあたりの様子をうかがっていました。緩やかな勾配の屋根に長めの避雷針、いいバランスです。軒先の飾りも控え目で…
186 ■ 細身の櫓 ブレースの方式が丸鋼とリング式ターンバックルから交叉アングルに途中で変わっています。 取り外した半鐘が見張り台に置いてあります。屋根と見張り台の離れはちょっと間延びした感じがします。 脚部 アーチ状の斜材を使っています。1 櫓の…
184 塩尻市洗馬小曽部梯子兼用櫓のてっぺんの腕木に半鐘を吊り下げた簡素なつくりの火の見です。塩尻市洗馬小曽部(せば こそぶ)の金山という集落の火の見櫓です。もうこの先には火の見櫓はないだろうな、と思いながらも車で谷あいの道路を進んでいくと・・…
高過庵の近くに移設されています。水にさえ浮かばない泥舟を空に浮かべてしまうとは・・・、藤森さんの発想に脱帽です。
苦沙弥先生の好意で居着いた猫の人間観察記、文化評論。聡明な猫がビールに酔い、水甕に落ちて諦念の溺死。このラストが暗示することは・・・。やはりこの小説は深い。
辰野町横川の火の見櫓 1 の近くの道祖神素朴な彫り体を寄せ、手を取り合う仲睦まじい道祖神 川島小学校の近くに立っている火の見櫓(辰野町横川の火の見櫓 4)の下の双体道祖神火の見櫓の脇に道祖神が祀られていることがある。立地条件に共通性がある、とい…
■ 辰野町横川からの帰路、JR中央本線 小野駅前から脇道に入ってみました(14日)。この先の集落には火の見櫓がある、と思ったからです。やはりありました。183火の見櫓周辺の環境をまず観察します。火の見櫓全体の様子 それ程大きな火の見櫓ではありませんが…
182 火の見櫓望遠 辰野町小野 国道153号線沿い 櫓はやや細め。梯子が大きく見える。久しぶりの6角形。 屋根頂部の飾りはこの位の大きさがちょうどいい。見張り台下がすっきりしていてよい。緑化脚 カーブミラーに火の見櫓の影。1 櫓のプロポーション やや甘…
179180 181 181(同上) 清澄な朝の風景に凛と立つ火の見櫓 辰野町横川にて 110814
178■ 北安曇郡松川村、安曇野ちひろ美術館がある村に立っている火の見櫓です。 この火の見櫓の特徴は短い脚です。この下にアングル単材で脚が伸びているのはよく見かけますが・・・。火の見櫓のフォルム。櫓の曲線は前稿の穂高の火の見櫓の方が美しいです。…
177■ 長野県内の火の見櫓の数はおよそ2300基と推定されるという調査があるそうです。まだまだ観察していない火の見櫓がたくさんある、ということでこのカテゴリーはこれからも続きます。隣県にもたくさんありそうですし、全国にも・・・^^v。この火の見櫓…
民家 昔の記録 山形県東田川郡朝日村大網(現 鶴岡市) 19800813撮影■ 今から31年前の夏、山形県の旧朝日村に茅葺きの民家を訪ねました。当時はまだ茅葺きの民家がかなりあったのです。茅葺きの民家の観察のポイントは屋根の棟です。ここをどのように納める…
■ カフェ マトカで行われた古本市で買い求めた『小川洋子対話集』幻冬舎(単行本)を読みはじめた。読んだことがあるような気がする・・・。最初の田辺聖子との対話「言葉は滅びない」でそう思った。いや、この本を手にとって目次を見た時、既読感があったの…
■ シャネル好きはシャネラー、マヨネーズ好きはマヨラー。で、火の見櫓好きは「火の見ヤグラー」。なるほどなネーミング。そうか・・・、思いつかなかった。さすがカフェ バロのKAKUさん。サイエンスについて一般市民と科学者がカフェで語らうという試み、「…
『ホモ・ルーデンス』ホイジンガ/中公文庫■ 先月末、松本市美術館で開催された松本安曇野住宅建築展、第5回目となる今回のテーマは「あそびごころ」だった。「あそび」という言葉からホイジンガの『ホモ・ルーデンス』が浮かんだ。このような名著は学生時代…
■ 松本の市街地を流れる女鳥羽川、その川沿いにできたブティック。こういう造形は松本のような地方都市には無縁だと思っていたのだが・・・。はじめに白い直方体があって、あちこち鋭くカットして・・・、この斬新な建築の造形プロセスを想像してみる。建築…
176 東筑摩郡麻績村にて■ 麻績村役場前にある消防団の詰所の屋根に据えられた真っ赤なオブジェ、よく見るとそこに半鐘が吊り下げられています。火の見櫓の「櫓」というのは立体的な構造だと理解しています。構造的には櫓ではなくても、半鐘を叩いて火災の発…
1751 櫓のプロポーション ★★★2 屋根・見張り台の美しさ ★★★★3 脚の美しさ ★★★ ■ 今回は少し厳しい評価をしました。長野道麻績(おみ)ICからほど近い筑北村坂井(旧坂井村)の火の見櫓です。3角形の櫓に6角形の屋根と見張り台、よくあるパターンの火の見櫓で…
火の見ヤグラー一級建築士・・・・・信州の鄙里で暮らしています。なんでも見て、かんでも考え、なんでもかんでも書いてみよう。・・・・・ブログ開始2006年4月16日(GOOブログ)2025年4月29日(はてなブログ)
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