今月、ブログでとり上げた本を載せておきます。昨年は20冊になったところで載せましたが、今年からは月末にとり上げることします。
東京番外地 森達也/新潮社ほとんど訪ねる機会のない東京の番外地、15ヶ所のルポ。「番外地」は高倉健が主演したヤクザ映画「網走番外地」からきている、と本文中に説明がある。この映画、全18作のうち何作かは観た記憶があるが、それがいつ頃のことかは…
内藤廣さん設計の「安曇野ちひろ美術館」を以前とり上げました。安曇野の風景に歓迎されている、と書きました。信州産の唐松材を使った架構、地元の土を混入させた珪藻土の外壁。広々とした公園も内藤さんの構想によるものだそうです。何回も訪れています。…
○ 『画像診断 病気を目で見る』舘野之男/中公新書超音波探傷、鉄骨や鉄筋の溶接箇所に欠陥がないかどうか超音波によって探傷試験をします。 鉄骨の溶接箇所での超音波の挙動をグラフ化して、その形状によって欠陥の有無、程度を知り判定基準に照らして溶接の…
昨年末に書店に注文していた本が届いた。『中野本町の家』 住まい学大系090 後藤暢子他 この家は伊東豊雄さんのお姉さんである後藤さんの依頼によって設計された。伊東さん34、5歳のときの作品で実質的なデビュー作と位置づけてもいいだろう。後藤さんの…
小川洋子さんの作品では、第一回本屋大賞を受賞し映画にもなった『博士の愛した数式』がいちばん読まれていると思う。手元の『薬指の標本』新潮文庫についている帯にはフランスで映画化決定!と記されている。小川さんの小説の特徴のひとつは海外の作品のよ…
白川郷 荻町 197908 ■ 民家 昔の記録、今年最初は合掌造りの民家の集落。http://shirakawa-go.gr.jp/yado/yosobe/yosobe.htm↑ 遠い記憶を頼りに当時泊まった民宿を探してみました。近くにお寺があったことを覚えています。たぶんここではないかと思いますが…
直木賞の候補作に三崎亜記の『失われた町』が選ばれた。この作品は友人にメールで紹介してもらった。年末年始の読書、今回はこの作家の『となり町戦争』。集英社文庫に収められたのを機に読んでみた。ある日突然となり町と戦争が始まる。戦火が上がるわけで…
正月、午後からビール。 アルコールなブログ。「雪国」を読みたい、ふとそう思った。有名な書き出しで始まるこの小説は **踏みこたえて目を上げたとたん、さあと音を立てて天の河が島村のなかへ流れ落ちるようであった。** と終る。この小説を初めて読ん…
善光寺の参道で見かけた松飾(070102)■「繰り返しの美学」という概念は対象を建築から街並み・都市へと広げても適用できる、と考えている。昨日、フィレンツェからの中継番組を見ていて「美の都」は同じデザインコードが使われた建築の繰り返しによって成立…
ここ数年善光寺へ初詣に出かけています。昨年末から読み始めた『秋の街』吉村昭/中公文庫を往復の高速バスで読み終えました。吉村さんは闘病生活の末、延命治療を拒否し、自らの意志で人生を閉じました。吉村さんの小説のテーマを一つに絞ることは出来ませ…
『ウェブ進化論』ちくま新書の梅田望夫と『文明の憂鬱』(文明批評エッセイ)新潮文庫の平野啓一郎、ふたりのウェブ社会をめぐる対談。梅田さんはウェブビジネスを展開しているIT分野の知的リーダー。一方平野さんは作家、『日蝕』で芥川賞を受賞している…
あ『アール・デコの館』写真 増田彰久 文 藤森照信/ちくま文庫け『建築のはじまりに向かって』内藤廣/王国社ま『まちづくりと景観』田村明/岩波新書し『しをんのしおり』三浦しをん/新潮文庫て『天狗争乱』吉村昭/新潮文庫お『お伽草子・新訳諸国噺』太宰治/…
火の見ヤグラー一級建築士・・・・・信州の鄙里で暮らしています。なんでも見て、かんでも考え、なんでもかんでも書いてみよう。・・・・・ブログ開始2006年4月16日(GOOブログ)2025年4月29日(はてなブログ)
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。