新潮文庫 平成11年 ほんじょさん若干22歳からの24歳までの エッセイ。 22歳と言っても、24歳で樋口一葉は逝った し、立原道造も24歳だ、とほんじょさんも書 いている通り、もっと若くして立派な文章を書く 人もいることはいる。ほんじょさんの書…
うーん、文学は終わってるだろう、確かに そうかもしれない。でも、まだ、僕は文学 を諦めていない。まだ、僕はスタート地点に さえ立っていないじゃないか。せめて、土俵 には立ちたい。それでからでないと、何も言う 権利さえないだろう。これも、修行だ!…
中公文庫 1996年先祖に憑依した姉のふくらはぎを見つめて歩き、墓を探す姉妹の物語である。先祖は大事であり、その先祖が祀ってある墓を父の幽霊がつまらないから先祖の墓を探してくれ、と言ってきた。というのも、とても怖い。ちょっとヘンな人なのかな…
中公文庫 1999年一回は挫折して、寝かせてあったが、この「婆」を読めて本当に良かった。こういうナンセンスというかシュールな感じなのが、好物の人にはたまらん一篇。傑作のなのは、穴の中に入って味の分かるようになった主人公が、茂みに隠れて足音を…
新潮社 2001年 ふらっと立ち寄った南の島の海岸に その男たちは住んでいるようだった。 そこで宴で盛り上がっていると、あ くる日、宮のおっちゃんの荷物は 男たちに全部盗まれてしまっていた。 そこに住んでいると、オッコチ君や アパやキミという24…
中央公論新社 1999年弘美氏には不思議系と日常系とエッセイと三本立てだと思うのだが、これは不思議系の短篇。幸運の屋敷トカゲが主人公でこのトカゲが妙なことになっていく。どんどん大きくなってゆき、そのトカゲの肉を食べてしまう。いや、トカゲ自体…
今日は、昨年、2023年の最後に読んだ本、アブサンの置土産ですよ。河出文庫 2000年この本の前に帰ってきたアブサンという本があるらしい(その後、購入するも、積読した)。この本は、古本屋(アカデミイ書店)にあった。それも、110円なので、こ…
中央公論新社 1999年これは果たしてSFなのだろうか。雛型という成長型アンドロイドみたいなものを拾ったというんである。それが成長して、どんどん一日で一年老いていってしまい、死んで捨てられていた状態に戻るまでを描いた表題作の短篇なのである。こ…
久しぶりに、レビューをうpしようかしらん。今日は久しぶりに読んだシーナ氏ですよん。幻冬舎文庫 1994年シーナ氏の映画第3作目「あひるのうたがきこえてくるよ」についてが第一部にあたる部分に描かれている。撮影秘話などだが、ぼくは正直あひるには…
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